気象研究所では、公開シンポジウム「フェーズドアレイレーダー 第2回シンポジウム -現在の利活用状況から将来展望まで-」を開催いたします。ご興味のある方はぜひご参加ください。
プログラムは以下のPDFをご覧ください。
http://www.mri-jma.go.jp/Topics/H29/290428/PAR_sympo170428.pdf
○シンポジウムの概要
近年、急速に発生・発達する積乱雲により短時間でもたらされる竜 巻等の突風・局地的大雨など激しい大気現象による災害が報告されて います。これらの災害の軽減を目指した防災気象情報の高度化は重要 な課題です。極めて高いスキャン性能をもつフェーズドアレイレーダ ーは2012年に登場し、これまで全国で5台が運用され、これらの 現象のメカニズム解明という、気象学の基礎研究の分野でいくつかの 成果が出ており、防災への応用も盛んに研究されるようになりまし た。さらに二重偏波機能を搭載した新しいタイプの開発が進み、観測 実験を始める計画も始まろうとしています。
このシンポジウムは、フェーズドアレイレーダーに関する最新の観 測成果、さらに開発や運用について情報交換を行うことを目的に企画 され、今回が第二回となります。フェーズドアレイレーダーの研究開 発の現状、今後どのような役割が期待されるのか、気象・工学・メー カー・防災・移動体通信等の専門家が一堂に会するこのシンポジウム で議論したいと思います。