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2013年9月3日
「気象研究ノート」1~181号(1950~1993年刊行)掲載著作物の著作権の学会への譲渡について
(公社)日本気象学会
「気象研究ノート」は気象学諸分野の総合報告や研究上の諸問題を論じた論文等を収めた日本気象学会(以下、「学会」)の刊行物で、その刊行開始は1950年にまで遡り、気象学の発展の歴史を知る上でも大変貴重な資料となっています。しかし、年月とともに絶版となる号が増え、またたとえ保管されていてもその紙質が劣化するなど、利用上の困難が増しつつあります。このため、気象学会はこの貴重な資料を消失させないために「気象研究ノート」を電子媒体化し、広く会員の皆様に利用して頂くことを企図しています。
この企図の実現に向けては、「気象研究ノート」に収められた全ての著作物の著作権を学会が有する必要があります。しかしながら、1993年以前に刊行されたものについては著作権に関する明確な記述がなく、これらの号に収められた全ての著作物の著作権は未だその著者に帰属しています。本来ならば、全ての著者お一人ずつにこの事業の目的を説明し、著作物の電子媒体化とその会員向けの公開について許諾を頂くべきところではありますが、その実現には多大な労力と時間を要すことが予想され,現実的にはほとんど不可能です。刊行後20年以上経過した号の購読や閲覧が困難さを増す現状を考えれば、多くの会員の便益ため電子媒体による公開ができるだけ速やかに実現される必要があります。
そこで、1993年以前に刊行された「気象研究ノート」(1~181号)に収められた全ての論文等の著作権が学会に譲渡されることを、機関誌「天気」誌上や学会ホームページで一定期間にわたり広報・周知することで、各著者から著作権譲渡の了解が得られたものと解釈させて頂くこととしました。現会員に向けた通知文は既に「天気」2013年4月号に掲載されていますが、ここでは現会員であるかどうかを問わず、関係する皆様に本事業の趣旨を広くお知らせしています。
第1号(1950年刊行)~第181号(1993年刊行)各号各章の著者一覧
をご覧になり、もしご自身の著作物の電子媒体化・公開を希望されない場合、その旨2013年12月末日までに学会事務局にお申し出頂ければ、その対象から除外いたします。同日までにそうしたお申し出がない全ての著作物については、その時点でその著作権が学会に自動的に譲渡されることになります。
「気象研究ノート」の電子媒体化と公開の事業は、多くの会員の研究・教育の便益を図るのみならず、文化史的にも有意義なものです。著者と会員の皆様からのご理解とご協力を是非ともお願いいたします。本件ついて、ご意見・ご質問がある場合、学会事務局宛に遠慮なくお申し出ください。
(公社)日本気象学会事務局
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-4 気象庁内
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E-Mail:jmetsoc@blue.ocn.ne.jp