地球観測に関する25の学術団体などによる「今後の宇宙開発体制のあり方に関するタスクフォース会合・リモートセンシング分科会」(TFリモセン分科会、代表幹事 六川修一東大教授)が中心となって、これまで、現在の地球観測の国内外の動向を考慮しつつ、世界の地球観測ミッションのリスト化・分析をおこなうとともに、今後の地球観測ミッションについて2017年に「地球観測グランドデザイン」として提案をまとめ、それに基づき昨年には第一回試行公募がなされました。今年も第一回公募に引き続き第二回試行公募が実施されます。
学会員のみなさまにおかれましては、今回の第二回試行公募に関して、公募要領をご覧いただき、積極的なご応募をお願いいたします。なお、提案〆切は公募要領では12月6日となっておりますが、12月15日延期されています。
公募の目的は、昨今の地球観測衛星を取り巻く状況に鑑み、我が国として実現すべき衛星地球観測ミッションに関するアイデアを科学研究・実利用の双方の分野から幅広く吸い上げ、それらを精錬していく為の議論の場を提供することにあります。
なお、本公募によって選定された提案は、現時点ではその実現を保証するものではなく、先に取りまとめられた地球観測グランドデザインの中に、日本の地球観測コミュニティにおいてアイデアを公募し検討した「国が早期に推進すべきミッション」として追加記載される予定です。あわせて、政府、関係省庁・機関、学術コミュニティ、および広く一般に向けて公表することで、内閣府の宇宙戦略推進本部が定めている宇宙基本計画工程表の見直しの議論の基礎資料となることが想定されています。
学術委員会 委員長 塩谷 雅人
学術委員会 衛星部会 部会長 高薮 縁