第55回夏季大学の概要を公開 受講受付開始

今年の夏季大学の概要を公開し、受講の申し込みを開始しました。
夏季大学の詳細や申し込みは、こちらのページをご覧ください。

>> 第55回夏季大学 海洋と日本の気象・気候~観測から予測まで~

夏季大学は毎年夏休みの時期に、気象を学ぶ大学生や大学院生、気象予報士などを対象に開催しています。今回の夏季大学のテーマは「海洋」です。海洋は、地球の表面積の7割を占め、隣接する大気を介して、気候だけでなく、豪雨豪雪や猛暑などの極端な気象の発生にも様々な影響を与えています。さらに、海洋も大気からの影響を受けており(相互作用)、海洋も大気もそれぞれ循環していることで、時々刻々と水温や海流を変化させています。また、近年の地球温暖化の進行に伴う海洋の変化は、気象や気候への影響を変えつつあり、気候危機の一因です。気象や将来の気候を予測するには大気と海洋の両方を知る必要があるのです。海洋循環と大気海洋相互作用は複雑かつ多様で、長年にわたる研究にもかかわらず未解明な点が多く残されています。これまでに分かってきた海洋と気象・気候との関係についての研究を学び、さらに最新のトピックについて知ることは、これからの海と大気のことを知るきっかけになるでしょう。このような背景から、今回の夏季大学では「海洋」と「気象・気候」をキーワードにして、最先端の科学的知見を観測やモデルなどの幅広い観点から、専門家の皆様に講義を行っていただく企画としました。是非ご参加ください。