2021年10月5日の日本気象学会第41期第12回理事会において、以下のとおり「国際協力研究連絡会」の発足が認められました。今後、本研究連絡会を通じてわが国の気象・気候分野の国際協力に貢献する活動を進めます。
1 設置経緯
日本気象学会2021年度春季大会において、専門分科会「気象分野における途上国支援・協力の現状と将来展望」が開催された。同分科会では、技術協力プロジェクト・無償資金協力などを実施している国際協力機構(JICA)、世界気象機関(WMO)やJICAとの連携で観測・予報・熱帯低気圧・気候情報の研修などの技術支援を実施している気象庁、科学技術振興機構(JST)・日本学術振興会(JSPS)による国際研究協力プロジェクト、海外からの留学生を受入れている大学や研究機関など、各方面の関係者から国際協力の現状や課題について発表が行われ、総合討論では今後の国際協力のあり方が議論された。その結果、この分野の関係者の間で経験・情報・課題・計画を共有するための情報・意見交換の場として連絡会を設けることが提案され、日本気象学会内に「国際協力研究連絡会」を設置することとなった。
2 設置目的
途上国・新興国を含めて、研究・教育から業務に至るまで共通する気象学的諸課題の国際協力に関する情報の交換を促進し、もってそれぞれの発展に寄与することを目的とする。
3 運営
- 日本気象学会Webページ内において本研究連絡会Webページを設け、各分野での現状や将来計画の紹介、国際協力に関する意見などを掲載する。
- 本研究連絡会に賛同する学会員のメーリングリスト等を運営し、それを通じて情報共有や意見交換を行う。
- 研究連絡会を開催する。
4 世話人(五十音順)
石原正仁(国際協力機構)、岡垣 晶(気象庁)、日下博幸(筑波大学)、斉藤和雄(気象業務支援センター)、服部充宏(日本気象協会)、林 泰一(京都大学)、山中大学(総合地球環境学研究所)、余田成男(京都大学)
事務局連絡先
服部充宏(日本気象協会)hattori.mitsuhiro@jwa.or.jp