ジュニア国際学術交流のための助成制度について

 日本気象学会では,高校生以下の生徒の大気や気象に対する興味や探究心を高め,豊かな社会の招来に繋がることを期待し,研究を奨励するために,春季大会においてジュニアセッションを企画するなど,気象に関心のある生徒の学術活動を支援する取組を進めています。また,近年は,英語教育を低学年から開始するなど,国際的な場でのコミュニケーション能力を身に着けることも大切になっています。当委員会では,生徒の国際的な場での学術交流活動を支援する取組について検討を進め,理事会でも議論を進めてまいりました。このほど,2025年3月10日開催の理事会での承認を受けて,小倉義光・正子基金を活用させていただき,生徒の国際学術交流のための助成制度を設けることといたしました。「ジュニア国際学術交流小倉助成規程」として規程を制定しましたので,ご案内いたします。助成金は,小倉義光・正子基金の運用益から充当されます。本規程に基づき,近日中に助成の募集を開始いたします。募集要項をご覧のうえ、お申し込みください。なお,運用益の状況によって助成金の額は変動することがあること,また,運用状況により助成金の募集をしない年度もある点にご留意くださるようお願いします。