昨年日本に初めて設立された台風の専門研究機関である、横浜国立大学先端科学高等研究院 台風科学技術研究センターが中心となり、甚大な被害をもたらす台風について、最新の「台風ソリューション」−最新の予報研究や台風の理解に役立つツールを紹介します。
また、ムーンショット目標8のコア研究「安全で豊かな社会を目指す台風制御研究」を取り上げ、台風制御に関して、ELSI(倫理的・法的・社会的課題)の見地から笹岡愛実PI(筆保PMコア研究)や元気象庁長官の橋田俊彦氏を交えて議論を行います。
【日時】2022 年 8 月 28 日(日) 13:00 – 16:00 (開場 12:50)オンライン開催
【参加申込方法】 TRCホームページ<https://trc.ynu.ac.jp/kouza/>からお申し込みください
【プログラム】
13:00-オープニング
○開催にあたっての諸注意など(司会 おくむら 政佳)
○プログラム紹介(台風科学技術研究センター 筆保 弘徳センター長)
○開会の言葉 (梅原 出 横浜国立大学学長)
13:10- 第1部 台風研究最前線 〜台風シーズンを迎えるにあたり〜
○伊藤 耕介(琉球大学/TRC)「台風強度予報に関する近年のトピックス」
○山口 宗彦(世界気象機関)「台風インパクトベース予報に向けて」
○座談会 「台風予報のウラを観る」 伊藤 耕介/山口 宗彦/筆保 弘徳
14:10-休憩
14:20- 第2部 インターネットと台風情報 ~「データ」という切り口からの防災・減災~
○芳村 圭(東京大学/TRC)「陸域水循環シミュレーションシステム『Today’s Earth』でみる台風」
○北本 朝展(国立情報学研究所/TRC)「デジタル台風開発秘話」
○「ミニコーナー〜実際に台風ツールを使ってみよう〜」(おくむら政佳)【10分】
15:10〜 第3部 「ムーンショット目標8『安全で豊かな社会を目指す台風制御研究』
タイフーンショット計画~ELSI(倫理的・法的・社会的課題)の観点から~ (※1)
○笹岡 愛美(YNU)「ELSIからみた台風制御の課題」
○パネルディスカッション 笹岡 愛美/橋田 俊彦/筆保 弘徳「台風制御の未来を見据えて」【25分】
閉会の挨拶:筆保 弘徳
16:00終了 予定
— 総合司会 おくむら政佳(横浜国立大学) —
【主催】横浜国立大学先端科学高等研究院 台風科学技術研究センター
(※1)
【ムーンショット目標について】
ムーンショット型研究開発制度は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する国の大型研究プログラムです。(https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html)
その中の「目標8.2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」の中の研究開発プログラム「安全で豊かな社会を目指す台風制御研究」のPM(プロジェクト マネージャー)に、台風科学技術研究センターの筆保弘徳センター長が決定しました。(https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20220329ms.html)
【タイフーンショットについて】
タイフーンショットは「ムーンショット目標検討に向けた、台風制御と台風発電についての研究開発と社会実装に関する調査研究」に取り組んでいる産学合同チームです。
タイフーンショット ウェブサイト <https://typhoonshot.ynu.ac.jp>