大槌シンポジウム

日時:
2016-08-30 – 2016-09-01 終日
2016-08-30T00:00:00+09:00
2016-09-02T00:00:00+09:00
場所:
岩手県上閉伊郡大槌町城山・中央公民館
参加費:
無料

東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター(岩手県上閉伊郡大槌町赤浜)では、例年、通称「大槌シンポジウム」と呼ばれる共同利用研究集会が開催されております。2011年3月に津波で被災しながらも、「大槌シンポジウム」は場所を大槌町城山・中央公民館に移して開催されてきました。今年度も、次の日程で開催いたします。

  8月30日 (火) 10時 ~ 31日 (水) 11時
    海洋パート「海洋循環に果たすスケール間相互作用の理解」
    コンビーナ:東北大学学際科学フロンティア研究所 杉本周作、
          東京大学大気海洋研究所 田中潔

  8月31日 (水) 13時 ~ 9月1日 (木) 16時
    大気パート「東西・南北・上下から見た日本の気象と気候」
    コンビーナ:三重大学生物資源学研究科 西井和晃、
          東京大学大気海洋研究所 田中潔

  場所:岩手県上閉伊郡大槌町城山・中央公民館
  主催:東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター
  共催:大槌町

  提供宿泊先:(最長で8/29(月)チェックイン~9/2(金)チェックアウトが可能です)
    男性:浪板交流促進センター(予定)
    女性:浪板交流促進センター or タカマス民宿(予定)

海洋パートの概要:
1992年に打ち上げられた海面高度計観測衛星により、海洋には数百kmスケールの中規模変動が多く存在することが明らかになった。そして、現在、船舶による集中観測および超高解像度海洋数値モデル出力値を用いた解析により、中規模よりも小さなスケール、すなわちサブメソスケール(数km~数十km)現象の存在が抽出され、このサブメソスケール現象が物質循環や化学・生物過程に大きな影響をおよぼすことがわかりつつある。さらに、近年、サブメソスケール現象が、エネルギー逆遷移過程を経て中規模現象に影響しうることが報告された。すなわち、海洋循環の理解を得るためには、海洋現象のスケール間相互作用の実態に迫ることが必要不可欠である。
本研究集会では、大学、官庁、国立研究開発法人、民間企業など多様な研究環境・海域・手法を用いる研究者等が一同に会し、それぞれが専門とする時空間スケールの海洋現象に関する最新の研究成果を発表し、様々な観点から議論・情報交換を行うことで、それぞれの研究の進展を促し、海洋循環に果たすスケール間相互作用解明に資する知見を得ることを目的とする。とくに、大学院生の発表を歓迎する。

大気パートの概要:
天気は西から変わると言われるように,中緯度帯にある日本の気象と気候は移動性高低気圧や亜熱帯ジェット・亜寒帯ジェット上を伝搬するロスビー波の影響を強く受ける.またエルニーニョに代表される熱帯の気候変動からの影響も重要であり,その発生要因や中緯度への影響メカニズムに関して盛んに研究が行われてきた.北極海の海氷減少は2000年代から急速化しており,これが中緯度における近年の異常気象発生の一要因である可能性が近年指摘され,大きな注目を浴びている.中高緯度対流圏の循環変動に対する成層圏の役割も次第に明らかになりつつあり,数値予報モデルや気候モデルで成層圏循環が充分表現できることがより一層求められている.大気の下方境界条件である(雪氷・植生も含む)陸面と海洋の,熱・運動量・物質交換を通じた気象や気候に対する影響の重要性も論を俟たない.
本研究集会では,大学、官公庁、独立行政法人等に所属する研究者等が一同に参加し、上記で示したような日本の気象・気候への東西・南北・上下からのさまざまな時空間スケールでの影響に関する最新の知見を参加者で共有し,今後の展望について議論することを目的とする.論文としてまとめられるような完成した研究成果はもちろんのこと,発展途上の研究の紹介も歓迎する.

過去の研究集会などにつきましては
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/member/ktanaka/contents_j/sympo/index.html
  http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/engan_2.html
  http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/engan_1.html
をご参照下さい。
限られた予算内ですが、学生及び招待者を優先に、旅費の援助ができます。援助をご希望の方は、コンビーナにご相談ください

参加されます方は、参加日程・発表・宿泊につきまして下記フォームに記入して、
主に海洋パートに参加する方は杉本(sugimoto@pol.gp.tohoku.ac.jp)まで,
主に大気パートに参加する方は西井(nishii@bio.mie-u.ac.jp)まで返信をお願いいたします。
現時点のご予定で結構です。
締切は、6月22日(水)とさせていただきます。

宿泊施設として、波板交流促進センター(男女共)とタカマス民宿(女性のみ)を手配予定です. どちらも男女別の複数人部屋です。
個人で宿泊される方は、大槌町内、釜石市内には利用可能なホテルや民宿が増えておりますが、混み合いますのでお早めにご検討ください。
「大槌町宿泊施設のご案内について」もご参照ください:
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/docs/2014030500018/

その他、ご不明な点がございましたら、杉本,西井までお問い合わせください。
多数の方のご参加をお待ちしております。

(参加登録フォーム)
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名前      :
ふりがな    :
性別      :女性 / 男性
所属先     :(※無所属の方は「個人」と記載)
 職位     :(※無所属の方以外は記載、学生の方は「学生」と記載)
住所      :(※所属先を記載の場合は、「所属先」と付記して下さい)
電話番号    :(※所属先を記載の場合は、「所属先」と付記して下さい)
Eメール    :
海洋パート懇親会:参加 / 不参加
大気パート懇親会:参加 / 不参加
宿泊所斡旋   :希望 / 不要
 斡旋希望日  :8/29, 8/30, 8/31, 9/1 (※希望者のみ選択記載)
昼食弁当    :希望 / 不要
 希望日    :8/30, 8/31, 9/1 (※希望者のみ選択記載、1食800円前後)
講演発表(口頭):希望 / 不要
 講演タイトル :(※希望者のみ記載)
旅費援助    :希望 / 不要
 指導教員名  :(※希望者が学生の場合、指導教員と相談の上で記載して下さい)
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