2020年12月1日
目次
1. 沿革
本会は,1882年(明治15年)5月に東京気象学会として創立し,1888年(明治21年)6月に大日本気象学会と改称しました。 その後,隆盛の一途をたどり,1941年(昭和16年)7月18日に組織を変更し社団法人日本気象学会となりました。 1944年(昭和19年)には,会員数が1,800名に達しましたが,第2次大戦後著しく減少し一時は1,000名以下となりました。 この苦難の時代も過ぎて,現在は会員数3,403名です。また2013年(平成25年)4月1日からは公益社団法人の認定を受けて,学問的にも社会的にも大きな機能を果たしています。
2. 目的および事業
本会は,気象学の研究を盛んにし,その進歩をはかり,国内および国外の関係学会と協力して,学術文化の発達に寄与することを目的とし,研究会,講演会の開催,機関誌の発行,その他の図書の刊行,研究の奨励と表彰等の事業を行っています。
3. 会員の種別
本会の目的に賛同される個人または団体は,国籍の如何を問わず入会できます。 本会の会員には次の種別があります。
- (1) 個人会員
- 本会の目的に賛同する個人で,一般,学生、高年、終身の会員に分かれています。
- 一般会員 年度会費9,000円。機関誌「天気」を無償配布。
- 学生会員(学生割引適用) 年度会費4,200円。機関誌「天気」を無償配布。
- 高年会員(高年割引適用) 年度会費6,000円。65歳以上の会員に適用。機関誌「天気」を無償配布。
- 終身会員(終身割引適用) 60歳以上の方は10万円、65歳以上の方は6万円、70歳以上の方は3万円を一括して納入していただきます。 終身会員は会費全額を減額し毎年の会費を徴収しません。機関誌「天気」を無償配布。
- (2) 団体会員
- 本会の目的に賛同する団体で,A,B,Cの会員に分かれています。
- A会員 機関誌「天気」の無償配布を受ける団体 年度会費11,000円
- B会員 機関誌「天気」と英文論文誌「気象集誌(Journal of the Meteorological Society of Japan)」の無償配布を受ける団体 年度会費20,000円
- C会員 英文論文誌「気象集誌(Journal of the Meteorological Society of Japan)」の無償配布を受ける団体 年度会費12,200円
- (3) 賛助会員
- 本会の事業を後援する個人または団体で,機関誌「天気」と英文論文誌「気象集誌(Journal of the Meteorological Society of Japan)」を希望に応じて無償配布を受けます。年度会費は40,000円以上です。
- (4) 名誉会員
- 本会に特に功績のあった方で,総会で推薦された会員。会費は免除され、機関誌「天気」と英文論文誌「気象集誌(Journal of the Meteorological Society of Japan)」の無償配布を受けます。
4. 会員の特典
会員には次の特典があります。
- (1) 機関誌「天気」と英文論文誌「気象集誌(Journal of the Meteorological Society of Japan)」の無償配布
- (2) 本会で刊行する出版物(気象研究ノート,大会講演予稿集など)の購入についての便宜
- (3) 機関誌等への投稿
- (4) 研究発表会,講演会等への参加
5. 機関誌および英文論文誌
- (1) 機関誌「天気」
- 月刊で主に国内的な交流を目的とします。学術論文,総合報告,解説,学会活動の案内,学会消息,学会運営等に関する記事が掲載されます。電子ジャーナル版も公開しています。
- (2) 英文論文誌「気象集誌(Journal of the Meteorological Society of Japan)」
- 国際的な交流を目的として,最近の研究成果を報じた論文(英文)が電子ジャーナル版に掲載されます。
※機関誌は会員外にも領布します。価格は学会事務局にお尋ね下さい。
6. その他の刊行物
- (1) 英文レター誌「SOLA」(Scientific Online Letters on the Atmosphere)
- 気象学会の新規事業として2005年に創刊された無料公開の電子ジャーナル誌です。
- (2) 気象研究ノート
- 広く気象全般に関する研究および技術を教科書的に総合報告するもので,年に3巻程度発行します。
- (3) 大会講演予稿集
- 毎年2回開催される大会(春季,秋季)の予稿集です。大会参加者に電子媒体で配布します。
- (4) シンポジウム等の報告集や書籍の編集・刊行
- 本会が主催もしくは共催したシンポジウムや研究会のプロシーディング等を編集したものを随時刊行する他,「気象科学事典」や「新教養の気象学」等の書籍を編集・発行しています。
※(2)については会員には割引価格で領布していますが,予約して定期購読(更に割り引き)もできます。
※定期購読の場合の代金は当該1年度分を精算し次回前納会費請求の際に併せて請求します。会員以外の方への頒布価格は学会事務局にお尋ね下さい。なお,気象研究ノートはページ数の多少によって各号毎に価格が異なります。
7. 主な会合
- (1) 総会
- 事業報告,決算報告,事業計画,予算案,その他の学会の運営に必要な事項を審議します。年1回,春の大会時に開催します。
- (2) 大会
- 会員の研究発表,講演,シンポジウム,表彰等を行います。春季大会は東京地区,秋季大会は地方(各支部)で開催します。
- (3) 夏季大学
- 主に,小・中・高等学校で気象を教えている先生,高校生,大学生や社会人の方を対象に,最近の気象学に関する話題を易しく講義します。毎年8月に東京で開催。 関西支部でも開催しています。
- (4) 研究会および例会
- 特別の分野・題目を中心とした研究発表,シンポジウムとして,研究会および月例会等があります。これらの案内は「天気」に掲載されます。
8. 表彰と奨励
本会では学術研究及び学術成果に対し次の表彰を行っています。
- (1) 日本気象学会賞
- 気象学及び気象技術に関し貴重な研究をなした者に対する顕彰
- (2) 藤原賞
- 調査・研究・総合報告・著述その他の活動により,日本の気象学及び気象技術の発展・向上に寄与した者に対する顕彰
- (3) 岸保賞
- 気象学及び気象技術の発展・向上を通して社会に多大なる貢献をなした者あるいは団体に対する顕彰
- (4) 堀内賞
- 気象学の境界領域・隣接分野あるいは未開拓分野における調査・研究・著述等により,気象学あるいは気象技術の発展・向上に大きな影響を与えている者に対する顕彰
- (5) 正野賞
- 気象学及び気象技術に関し貴重な研究をなした若手研究者に対する顕彰
- (6) 山本賞
- 基礎研究・応用技術開発を問わず,優秀な論文を発表した新進の研究者・技術者に対する顕彰
- (7) 小倉奨励賞
- 研究を本務としない環境において,気象学・気象技術に関する,優秀な調査・研究を行っている者,あるいは初等・中等教育等において優れた気象教育を行っている者等に対する顕彰
- (8) 松野賞
- 大学院生自身が主体的に行い、独創性が高く顕著な成果の得られた研究に関し、優れた発表をした学生を表彰
- (9) 気象集誌論文賞
- 気象集誌に掲載された論文の中の優秀な論文に対する顕彰
- (10) SOLA論文賞
- SOLAに掲載された論文の中の優秀な論文に対する顕彰
9. 国際学術交流
本会では気象学における国際的な発展および交流を図るため,以下の学術的な国際交流事業への支援を行っています。
- (1) 国際的な研究集会の共催・後援等
- (2) 国外の研究集会に参加する新進の研究者の奨励
10.学会ホームページ
本会では本部及び支部でホームページを開設し,本会の紹介,大会や講演会の案内,刊行物紹介,入会案内などを行っています。
11.入会の申込手続き
入会を希望される方はどなたでも入会できます。入会申込書は学会ホームページからダウンロードするか,もしくは学会事務局(本部または支部)から取り寄せ,必要な事項を記入した上(学生の場合は在学証明書または有効期限内の学生証のコピーを,高年会員を希望する場合は生年月日の証明書を添え),学会事務局に提出して下さい。 入会手続き完了後,「天気」で新入会員として公表します。
12.会費の納入方法
- (1) 個人会員
- 会費は前納していただきます。新規入会時は入会手続後に学会事務局からの請求によりその際に納めていただきますが,通常は毎年12月上旬に翌年度分の年度会費請求書を会員にお送りし,1月中旬までに納めていただきます。
会費の納入方法は,以下の方法に拠ります。
(ア)ゆうちょ銀行口座からの自動引落
(イ)銀行預金口座からの自動引落
(ウ)クレジットカード決済(VISA or MasterCard)
(エ)郵便局からの振込
※入会時あるいは変更を希望される時に「入会案内ページ」などから学会事務局にお申し出下さい。 - (2) 団体会員及び賛助会員
- 毎年,適宜請求書をお送りします。
- (3) 国外在住者
- 機関誌その他の刊行物の郵送料は学会が負担します。ただし,航空便あるいは書留を希望される方にはその費用を負担していただきます。
会費および諸費用の納入方法は,以下の方法に拠ります。
- 郵便振替
- 銀行振込
- クレジットカード(VISAまたはMaster Card)
13.支部活動
北海道,東北,関東,中部,関西,九州,沖縄に支部を置き,各支部で研究会や講演会,夏季大学等を開催しています。各支部の住所,ホームページは次項の通りです。
14.事務局住所
本部 | 〒105-0001 | 東京都港区虎ノ門3-6-9 気象庁内TEL:03-6453-0611 FAX:03-6453-0612 URL:https://www.metsoc.jp/ お問い合わせ: https://www.metsoc.jp/contact/ |
北海道支部 | 〒060-0002 | 札幌市中央区北2条西18-2 札幌管区気象台内TEL:011-611-6147 URL:http://metsoc-hokkaido.jp/ |
東北支部 | 〒983-0842 | 仙台市宮城野区五輪1-3-15 仙台管区気象台内TEL:022-297-8177 URL:https://www.metsoc.jp/tohoku/ |
中部支部 | 〒464-0039 | 名古屋市千種区日和町2-18 名古屋地方気象台内TEL:052-751-5124 URL:https://www.metsoc.jp/chubu/ |
関西支部 | 〒540-0008 | 大阪市中央区大手前4-1-76 大阪管区気象台内TEL:06-6949-6595 URL:https://www.metsoc.jp/kansai/ |
九州支部 | 〒810-0052 | 福岡市中央区大濠1-2-36 福岡管区気象台内TEL:092-725-3614 URL:http://msj-kyushu.jp/ |
沖縄支部 | 〒900-8517 | 那覇市樋川1-15-15 沖縄気象台内 TEL:098-833-4283 URL:http://www.msjok.com/wiki/ |
Created: 1996.01.15
Modified: 2020.12.1