吉野正敏名誉会員のご逝去について

吉野正敏名誉会員のご逝去について

(公社)日本気象学会理事会

日本気象学会名誉会員の吉野正敏先生におかれましては,2017年7月4日に89歳でご逝去されました.
吉野先生は,小気候,局地気候に関するパイオニア的研究や,アジアモンスーンの水収支に関する研究,風に関する民俗気候学的研究などで多くの業績を挙げられるとともに,多くの研究者を育てられました.また,気候影響・利用研究会を主宰して,現在の温暖化問題の影響評価などの研究・調査にリーダーシップを発揮されました.
1977年には「局地気候に関する研究および気候学の発展,普及につくした貢献」により日本気象学会藤原賞を受賞され,2011年には,「気候学研究および気候学に関する多数の著作を通じた研究・教育への貢献」で日本気象学会名誉会員に推挙されました.
日本気象学会理事会は,謹んで会員の皆様にお知らせすると共に,先生のご功績を偲び心からご冥福をお祈り申し上げます.