2014年公開気象講演会『局地風の世界』
日時: 2014年5月24(土)13:30~17:00 (終了しました)
場所: 横浜市開港記念会館講堂(大会A会場)
主催: 日本気象学会 教育と普及委員会
後援: 一般社団法人 日本気象予報士会
総合司会: 小田 真祐子(気象研究所)
参加費: 無料
今回は「局地風」をテーマに取り上げます。局地風とは、地形などの影響により特定の地域に吹く風のことです。農業や漁業など、生活と密着するため、その地域特有の名前で呼ばれる風が日本各地に存在します。 なかでも、清川だし(山形県)、広戸風(岡山県)、やまじ風(愛媛県)は、日本の三大悪風と呼ばれています。 発生や強風のメカニズムは、古くからよく調べられていますが、まだまだ多くの謎が残っております。今回の講演会では、三大悪風や局地風の謎に迫る研究者に、これまでの研究成果や現在の取り組みについてご紹介して頂くことにしました。
1.局地風の世界 木村 富士男(海洋研究開発機構)
2.「広戸風」の正体 筆保 弘徳(横浜国立大学)
3.「やまじ風」の正体 斉藤 和雄(気象研究所)
4.「清川だし」の正体 佐々木 華織(農業・食品産業技術総合研究機構)
5.新局地風発見「北岩手波状雲」と「肱川あらし」 名越 利幸(岩手大学)
6.局地風研究の最前線「比良下ろし」 東 邦昭(京都大学生存圏研究所)
□ 過去の公開気象講演会
2021年 「命を守る身近な気象情報」
2019年 「新元号を迎えて~平成の30年間を振り返り、新時代の気象災害に備える~」
2018年 「台風の強度~台風災害の軽減に向けた航空機観測~」
2017年 「「大雨災害」に備える」
2016年 「台風災害 ~台風列島でどう生き延びるのか?~」
2015年 「気象情報のビッグデータ時代の幕開け」
2014年 「局地風の世界」
2013年 「将来の再生可能エネルギーと気象」
2012年 「地球温暖化問題における科学者の社会的役割」
2011年 「航空安全のための気象学」
2010年 「防災情報の活かし方を考える」
2009年 「数値予報の過去・現在・未来~数値予報現業運用開始50周年記念~」
2008年 「地球温暖化とその対策 ~ノーベル平和賞と横浜市~」
2007年 「災害をもたらす気象~大雨・竜巻・台風~」