気象の予測技術は年々向上してきているが、長期予報の分野では依然として解明すべき点が多く残っている。 また、地球温暖化に伴って異常気象の増加が懸念される中、長期予報においても顕著現象の予測への社会的要望が高まっている。
こうした中で、気候システムの長期変動の解析やその予測可能性等について、学会レベルで広く交流し、関連する研究者や専門家の間で情報・意見を交換する場がさらに重要となっていることから、2008年に日本気象学会の研究連絡会の一つとして「長期予報研究連絡会」が発足した。
なお、当会は、それまで長期予報に関係する有志で運営してきた「L.F.グループ」を研究連絡会に移行したものである。
○代表
中村 尚 東京大学先端科学技術研究センター