「地球観測システム構築推進プラン」
平成17年度の公募について


                  平成17年4月15日 
                  文部科学省研究開発局 
                  海洋地球課 
                  地球・環境科学技術推進室 

  文部科学省では、平成17年5月9日(月)〜5月25日(水)に行われます
「地球観測システム構築推進プラン」の公募について報道発表を行いま
したのでご案内いたします。
公募要領は文部科学省ホームページのこちら 
   http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/04/05041601/001.htm
をご参照下さい。(文部科学省トップページにあります「研究者が応募
できる研究資金」のページの中の[お知らせ]からも辿れます。) 


(1) 地球観測システム構築推進プランとは 
 平成17年2月に第3回地球観測サミットで「全球地球観測システム
(GEOSS)10年実施計画」が承認されました。GEOSSの構築は、地球温
暖化対策、水循環の把握などを通じ、我が国及びアジア諸国に多大な利
益をもたらすことが期待されます。特に我が国は、地球観測に関する作
業部会(GEO)の共同議長を務めるなど国際的なリーダーシップを発揮して
おり、国際協力によって構築される地球観測システムへ積極的に貢献す
ることが強く求められる立場にあります。 
  GEOSS10年実施計画では9つの社会経済的利益分野に資することが述
べられています。その中で、地球温暖化は人類の生存基盤に大きな影響
を与えるため、緊急かつ戦略的・継続的に取り組む必要があります。ま
た、アジアモンスーン地域の気候・水循環変動による猛暑、冷夏、多雨、
少雨等は、我が国を含むアジア各国に大きな社会経済的な影響を与えて
います。そこで、地球観測システム構築推進プランでは、地球温暖化及
びアジアモンスーン地域の気候・水循環変動の分野を中心として、特に
先駆的に実施すべき以下のプロジェクトを平成17年度から開始します。 

 1.地球温暖化・炭素循環観測研究プロジェクト 
 2.アジアモンスーン地域水循環・気候変動観測研究プロジェクト 
 3.地球観測に関する調査研究 

 本事業では、競争的研究資金制度の導入により、能力の高い研究機関を
結集し、効果的に研究開発等に取り組みます。特に、地球観測システムの
構築に直接貢献するものであり、達成目標が明確な研究課題を選定するこ
ととします。 


 (2) スケジュール 
平成17年 
        5月  9日(月) 提案書類提出受付開始 
        5月25日(水) 提案書類提出受付終了(募集〆切) 
        5月〜6月(予定) 書類審査とヒアリング審査 
        6月〜7月(予定) 採択課題の決定 
        7月〜  (予定) 委託契約締結 
             新規課題の開始 


本件内容に関する照会先 
  文部科学省 研究開発局 海洋地球課 地球・環境科学技術推進室 
   補佐  大久保 政博(内線 4471) 
   補佐  溝部 隆一(内線 4472) 
   専門職 田中 恵信(内線 4476) 
   専門職 矢島 広樹(内線 4537) 
   電話:03-5253-4111(代表) 03-6734-4143(直通)