Xバンド気象レーダネットワークに関する国際 シンポジウム
− 豪雨・突風への挑戦 −
(同時通訳あり)
日時:2007年1 0月5日(金)09:30−17:30
場所:防災科学技術 研究所研究交流棟和達記念ホール
茨城県つくば市天王 台3−1
<開催主旨>
Xバンド(3センチ 波)のレーダは、小型化できるために設置が容易で低価格であるという利点を持ち、 規模の小さい大気現象を観測するのに適しています。また高速度の通信網や安価な計 算機システムが利用できるようになったことから複数台のレーダをネットワークで結 び、リアルタイムで観測データを処理することも可能になってきました。これまで降 雨減衰の影響が大きいために、短い波長のレーダは豪雨の観測には向かないとも言わ れてきましたが、マルチパラメータレーダの開発によりその評価も変わってきていま す。本シンポジウムでは、豪雨・突風への挑戦と題して、第一線で活躍されている国 内外の研究者に気象レーダによる豪雨・突風の研究の最前線について講演していただ きます。
<プログラム>
0900- 受付
0930-0945 開会挨拶
セッション1(新し いレーダ技術)
0950-1020 赤枝健治(気象庁観測部観測課):気象庁の運用するレーダ観測 網
1020-1050 J. Testud(ノビメット):HYDRIX Radar in FRAMEA -Evaluation of an X band polarimetric radar using a quasi-co located S band radar and a raingauge network-
(休憩)
1100-1130 牛尾知雄(大阪大学大学院工学研究科):広帯 域レーダによる高精度高分解能降雨観測
1130-1200 V. Chandrasekar( コロラド州立大学):Distributed Collaborative Adaptive System ( DCAS ) for storm monitoring:The first results from the CASA IP-1 testbed
1200-1300 (昼食)
セッション2(気象 分野での利用)
1300-1330 真木雅 之(防災科学技術研究所水土砂防災研究):首都圏Xバンドレーダネット ワーク −X-NET−
1330-1400 小林文 明(防衛大学校):ドップラーレーダで観測された竜巻と突風前線の構造
1400-1430 M. Biggerstaff(オクラホマ大学):Overview of the Mobile Doppler Weather Radar Program at the National Weather Center, USA
1430-1500 上田 博(名古屋大学地球水循環研究センター):マルチパラメータレーダ観測が拓く東ア ジアにおける豪雨・突風の新しい研究
(休憩)
セッション3(水文 分野での利用)
1520-1550 E. N. Anagnostou(コネチカット州立大学):Experimental results on rainfall and DSD estimation with a mobile X-band Polarimetric Radar
1550-1620 中北英一(京都大学防災研究所):レーダを用いた降雨予測
1620-1650 高崎忠勝(東京都土木技術研究センター):東京の都市中小河川 と洪水被害 − 神田川の事例 -
1650-1710 山田 正(中央大学理工学部):タイトル未定
1710-1730
総合討論
1730-
閉会挨拶
1900- 懇親会(山水亭レセプションホール、つくば)
会
費: 3000円/1人
特別講演
B. Philips (CASA): Users, Impacts, and Radar Networks: The CASA Experience in Designing an End-to-End System
<参加申し込み >
からお願いします。
<問い合せ先>
〒305-0006 茨城県つくば市天王台3−1
防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部
三隅 良平
TEL:029-863-7766
FAX:029-863-7760
Email:misumi@bosai.go.jp