「第1期気候変動観測衛星(GCOM-C1)研究公募説明会」のお知らせ


宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、
2009年1月13日(火)15:15〜18:00
パンパシフィック横浜ベイホテル東急(みなとみらい駅近く)
地下2階「アンバサダーズボールルーム」に於いて、
「第1期気候変動観測衛星(GCOM-C1)研究公募説明会」を開催いた
します。どなたでも参加できますが以下のページから参加登録をお
願いしております。

http://www.prime-intl.co.jp/gcom_ws/
(会場HP) http://pphy.co.jp/e-index.htm

※同日に、同じホテル内でGCOMシンポジウムも開催されます。
詳しくは本文最後の(3)項をご覧ください。

本説明会は、JAXAが地球環境変動観測ミッション(GCOM)の
第2回研究公募(RA)として予定している「GCOM-C1に関する初回
研究公募」(2009年1月発出予定、提案書の締め切りは2009年3月末)
に関する説明会です。
本説明会において、ミッション概要・研究公募の方針・応募方法等
の説明を予定しておりますので、GCOMやGCOM-Cにご興味のある方は
是非御参加いただければ幸いです。

-----公募説明会アジェンダ----
15:15-15:20   開催主旨説明
15:20-16:50   各分野からGCOM-Cミッションに期待するもの
・やるべきこと
 全体・陸研究分野 本多嘉明先生(千葉大学)
 大気研究分野   久慈誠先生(奈良女子大学)
 海洋研究分野   虎谷充浩先生(東海大学)
 雪氷研究分野   青木輝夫先生(気象研究所)
 応用・モデル研究 鈴木力英先生(JAMSTEC)
17:00-18:00  公募研究の目的と計画・公募手順・質疑応答
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(1)GCOM-C1研究公募について
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、GCOMのRAとして、
第1期気候変動観測衛星(GCOM-C1)に関する、
 ・地球物理量導出のためのアルゴリズム開発、
 ・そのための基礎データ取得と検証準備、ならびに
 ・データの応用に直接関連する研究
についての研究公募を2009年1月(提案書の締め切りは2009年3月末)
に予定しております。
なお、昨年度に第1回RAとして第1期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)
に関する公募を行いました。

今回の研究公募では、衛星打上げ1年前までの2009年度〜4年間の
研究を募集し、特に、従来のADEOS-II/GLIに加えて新たに追加した
プロダクトや、従来からの継続でも新たなアイデアで大きな精度
改善が見込まれるプロダクトに対するアルゴリズム開発と、それに
必要な基礎データ収集、に重点を置く予定です。また、本RA期間の
後には、衛星打ち上げ直・前後の3年間において、運用性や検証を
より重視した研究を行うためのRAを実施する計画です。

(2)GCOM-C1/SGLIについて
GCOM-C1衛星は、GCOM-C(Climate)シリーズの第1世代として2013
年度後半の打上げを予定しています。
GCOM-C1に搭載される多波長光学放射計(SGLI)は、
 ・近紫外〜熱赤外の広波長域、
 ・250m空間分解能の可視近赤外と500mの熱赤外、
 ・1000km以上の観測幅、
 ・軌道方向の2方向同時観測、偏光観測等
の特徴的な機能を持ちます。
GCOM-C1ミッションは、このSGLIによって、全球の陸域植生物理
量、雲やエアロゾルの特性、沿岸〜外洋の海色や水温、気候変
動に影響される雪氷域の高精度な観測を行い、全球規模での炭
素循環と放射収支の理解・予測に貢献することを目指していま
す。

(3)同時開催「GCOMシンポジウム」
また、同日10:00~15:00、同ホテルで、
公開の「GCOMシンポジウム」を開催いたします。

http://www.prime-intl.co.jp/gcom_sympo/

GCOMシンポジウムは、GCOM計画の背景、目的、役割、並びに衛
星観測による気候変動研究の現状などについて、本計画を推進
するJAXAおよび関係協力機関の方々による報告を行い、GCOM計
画及び地球環境問題へのご来場の方々のご理解を頂きたく開催
いたします。
お時間の許す方は是非こちらも御参加ください。