【講演題目・概要】 |
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「バイオロギング:海洋生物をプラットフォームとした物理環境観測」 |
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東京大学 大気海洋研究所 教授 佐藤克文 |
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小型の装置を動物に装着してデータを取得するバイオロギング手法によって、動物の生態が
明らかになり、さらに動物の生息環境の測定にも役立つ事が分かってきました。例えば、ウ
ミガメを使った水温鉛直プロファイル取得や、海鳥につけたGPSのデータを解析することで
海上風・表層流・波浪なども推定できるようになりました。データのオープン化も進み、気象
・海洋の研究者にも使ってもらえるデータベースBiologging intelligent Platform
(https://www.bip-earth.com)ができました。 |
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「ドローンによる気象観測と社会実装に向けた試み」 |
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国立極地研究所 北極観測センター 教授 猪上淳 |
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気象センサを搭載したドローンで気象観測を実現するには、機体とセンサの性能を最大限に
引き出す工夫が必要です。その開発過程や応用例を通じた、データの精度検証や機体の運用
について紹介します。さらに気象分野のドローンの社会実装について、世界気象機関が推進
するプロジェクトの一環として実施した、2024年春の国内の観測結果をお話しします。
動画教材 |
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「ウェーブグライダーを用いた台風下における大気と海洋の直接観測」 |
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NTT宇宙環境エネルギー研究所 主任研究員 小阪尚子 |
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台風による被害を低減し、社会の経済活動を維持するために、予測精度を良くすることが重
要となっています。そのためには、観測データを増やすことや、台風という現象のメカニズ
ムを理解することが必要です。私たちは、2022年夏に沖縄本島の南海上でウェーブグライダ
ーという観測機器を用いて、台風の目の付近で直接観測を行いました。台風の下の海はどの
ような状態なのか、観測結果を交えながらお話ししたいと思います。 |
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