日本気象学会 2005年度春季大会

 

 

会期:2005年5月15日(日)〜18日(水)                       

会場:東京大学本郷キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)                 

 

大会実行委員会担当機関:東京大学大学院理学系研究科, 東京大学先端科学技術研究センター, 

                               東京大学海洋研究所                  

大会委員長             :近藤 豊(東京大学先端科学技術研究センター)           

             

当日の会場への連絡先 :大会実行委員会事務局(東京大学山上会館2階203号室)      

                                   TEL: (03) 5841-2333 (FAX送信はできません)           

             

   ※大会参加者への伝言は,山上会館2階の受付付近の掲示板に掲示します. 取り次ぎはいたしませんのでご承知おき願います.

 

 

 

会場案内図
 
 
 
 
 
 
 

 
大会行事予定

A会場  :安田講堂大講堂(3F)

B会場  :小柴ホール(理学部1号館中央棟2F

C会場  :化学教室講堂(理学部化学館5F)

D会場  :山上会館大会議室(2F)

PA会場  :安田講堂廊下(4F)

PB会場  :理学部ラウンジ(B会場前)

 

総会・記念講演・公開講演会・シンポジウム :安田講堂大講堂(3F)

 

企業展示会場      :安田講堂大講堂前廊下(A会場前)

受付               :山上会館(第1日目:1F; 第2日目以 降:2F)

大会事務局         :山上会館203号室(2F)

懇親会              :山上会館談話ホール(1F)

                                

 

A会場

B会場

C会場

D会場

5月15日
(日)



    
  
 

10:00〜
11:15

気候システムI
( 7, A101〜A107)

物質循環I
( 7, B101〜B107)

熱帯大気I
( 7, C101〜C107)

中層大気
( 7, D101〜D107)

11:15〜
12:15

ポスター・セッション
PA会場
(31, P101〜P131), PB会場 (36, P151〜P186)

14:00〜
18:00

シンポジウム 「地球環境の進化と気候変動」

5月16日
(月)










 

09:30〜
11:30
 

気候システムII
(10, A201〜A210)
 

物質循環II
(10,B201〜B210)
 

熱帯大気II
( 8,C201〜C208)
気象教育

(1,C209)

相互作用
(10,D201〜D210)
 

11:30〜
12:30

ポスター・セッション
PA会場
(31, P201〜P231), PB会場 (36, P251〜P286)

13:30〜
17:00



 

専門分科会
(16, A251〜A266)
「日本における再解析: 〜作る立場から、利用する立場から〜」
 

専門分科会
(8, B251〜B258)
「「メソ対流系」研究の到達点とこれから」

 

専門分科会
(7, C251〜C257)
「顕著現象の予測可能性」

 

専門分科会
(6, D251〜D256)
「複雑多様な陸面諸過程の全体像の把握はどこまで可能か?その方策を模索する。」

5月17日
(火)











 

09:30〜
11:30

気候システムIII
(11,A301〜A311)

物質循環III
(10,B301〜B310)

降水システムI
(12,C301〜C312)

大気力学I
(11,D301〜D311)

11:30〜
12:30

ポスター・セッション
PA会場
(31, P301〜P331), PB会場 (36, P351〜P386)

14:00〜
15:20

総会
 

15:30〜
17:30

学会賞・藤原賞受賞記念講演
 

18:00〜
20:00

懇親会
 

5月18日
(水)










 

09:30〜
11:30

 

気候システムIV
(12,A401〜A412)

 

気象予報
(10,B401〜B410)

 

降水システムII
(12,C401〜C412)

 

大気力学II
(5,D401〜D405)
観測手法
( 6,D406〜D411)

11:30〜
12:30

ポスター・セッション
PA会場
(31, P401〜P431)                  

13:30〜
17:00


 

専門分科会
(16, A451〜A465)
「2004年の台風はなぜ異常だったか?」
 

 未使用



 

専門分科会
(15, C451〜C465)
「降水量の推定原理と降水量データの利用」
 

専門分科会
(18, D451〜D468)
「雪氷圏と気候」

 

 発表件数:474件(専門分科会86, 口頭発表156,ポスター232)

 

 大会参加費:郵便振替による前納の場合 一般会員 3,000円,学生会員 2,000円;                         

                    当日受付の場合は        一般会員 4,000円,学生会員 3,000円,非会員 4,000円.

                     ただし,自費で第一日(5月15日)にだけ参加する方については ,会員・非会員とも2,000円とします       

                      (この場合,前納はできません.当日受付にてお払い下さい).

 

  懇親会費 :郵便振替による前納の場合 一般会員 4,500円,学生会員 3,500円;                        

                   当日払いの場合は        一般会員 5,500円,学生会員 4,500円,非会員 5,500円.

 

  大会当日は混雑しますので,極力前納されるようお願いします.                          

  なお郵便振替用紙は「天気」2004年12月号の末尾に挿入されたものを使い,5月6日(金)までに振り込んで下さい.

 


 当大会予稿集に掲載された研究発表の文章・図表を複製あるいは翻訳して利用する場合には,日本気象学会の文書による利用許諾を得た上で出所明示して利用しなければなりません.ただし著作者自身による利用の場合は,利用許諾の申請は不要です.

    本プログラムの記載内容に関する問い合わせは,〒305-0052茨城県つくば市長峰1-1気象研究所予報研究部内 講演企画委員会(e-mail:org-msj@mri-jma.go.jp)まで.

 

講演の方法
 

専門分科会

 ・持ち時間は各分科会毎に決められています.詳細は各分科会のプログラムをご覧下さい.

 

一般口頭発表

 ・持ち時間は9分(講演7分・質疑2分)です.

 

ポスター発表

 ・概要紹介は行われません.

 ・講演者はポスターに表題と著者名を明記して下さい.

 ・ポスター発表の一人当たり使用可能面積は,幅0.9 m×高さ1.5 mとなっています.

 ・ポスターの掲示にあたって鋲,ピンが使用できますが,糊,テープ等は使用できません.必要な鋲,ピンは各自で用意して下さい.

 ・ポスターの掲示可能時間は発表日の09:30−16:30となっています.会場の都合上時間厳守でお願いします.

機器の使用について

 ●専門分科会・一般口頭発表

 ・PCプロジェクターと書画カメラ(A・B会場)もしくはOHP(C・D会場)が使用できます.

 ・A・B会場で使用する書画カメラは,コピー用紙等の普通紙を投影可能なプロジェクターです.OHPシートの投影も可能ですが,普通紙を利用した方がきれいに投影できます.

 ・止むを得ない事情で使用機器が講演申込時に予め届け出ていた機器(講演題目の最後に[OHP]もしくは[書画カメラ]と記載してある講演はそれぞれの機器を使用,記載がない講演はPCプロジェクター使用)と異なる場合は,セッション開始前までに座長と会場係にその旨を申し出て下さい.

 ・PCプロジェクターを使用する際は予め以下の点をご了承ください.

  −パソコンは各自で準備して下さい.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備します.

  −セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておいて下さい.また接続が不安な場合は,セッション開始前に会場係に申し出て下さい.

  −突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPもしくは書画カメラによる発表に切り替えさせて頂くことがあります.OHPシートなどを予め準備しておくなど,トラブルへの備えは講演者自身で行って頂くようにお願いします.

 ●ポスター発表

 ・ポスター会場での機器の使用は講演申し込み時に申し出ていたもの以外は原則として認められません.

 

           


シンポジウム「地球環境の進化と気候変動
 

日時:大会第1日(5月15日)14:00〜18:00

会場:東京大学 安田講堂大講堂(3F)

司会松本 淳(東京大学大学院理学系研究科)

 

※シンポジウムの聴講は無料です

 

趣旨

将来の気候や表層環境の変化を考えるための礎として,東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻で現在進行中の21世紀COEプログラムの成果も含め最新の知見を紹介しながら,地球誕生以来の大気や海洋など表層環境の変遷を学際的な広い視野で展望する.尚,本シンポジウムは,日本気象学会地球環境問題委員会との共催で行なわれる.

 

基調講演

1)「地球環境の変遷:比較惑星学の視点から」                          阿部 豊(東京大学)

2)「酸素濃度の増大とスノーボールアース・イベント」                    田近英一(東京大学)

3)「チベット高原の上昇とアジアモンスーンの変化」                     安成哲三(名古屋大学)

4)「アジア・モンスーンの変動とダンスガード-オシュガー・サイクル」  多田隆治(東京大学)

5)「サンゴが語る過去の気候変動」                                        茅根 創(東京大学)

6)「変動する地球気候」                                                        山形俊男(東京大学)

7)「オゾンホールの科学」                                                      小池 真(東京大学)

8)「地表環境の変遷と文明」                                                  福澤仁之(東京都立大学)

 

総合討論

 


総 会
 

日時:大会第3日(5月17日)14:00〜15:20

会場:東京大学 安田講堂大講堂(3F)  

議事次第

  1 .開会の辞

  2 .議長選出

  3 .理事長挨拶

  4 .学会賞授与

  5 .藤原賞授与

  6 .2004年度事業報告

  7 .2004年度会計報告

  8 .2004年度監査報告

  9 .2005年度日本気象学会総会議案

  10.2005年度事業計画案

  11.2005年度予算案の審議

  12.議長解任

 

専門分科会の概要紹介
 

2005年度春季大会では下記の通り,7件の専門分科会が開かれます.

 

日本における再解析: 〜作る立場から、利用する立場から〜

 

日時:大会第2日(5月16日) 13:30〜17:00

場所:A会場

 

趣旨:再解析は,過去の期間を対象に,最新のデータ同化システムを使用して,気候研究・季節予報用の均質・高品質の気候データを作成するために実施する.既にECMWFとNCEPが長期再解析を実施しているが,日本でも,気象庁と電力中央研究所が共同で長期再解析JRA-25(http://www.jreap.org)を実施中で,既に一部プロダクトは公開・利用可能である.他に,日本では1998年を対象としたGAME再解析が実施され,現在,RR2002共生プロジェクトの大気海洋結合同化が進行中である.このセッションでは,日本で行なわれている上記の再解析に関連して,

* プロジェクトのねらいや進行状況の紹介

* 再解析の技術的問題や再解析データの特質・注意点

* 公開されているプロダクトの比較・評価やそれを用いた研究

* 新しい観点からの再解析データの利用の構想

などについての講演を募集(一部は依頼)する.

 再解析の作成者と利用者の間の建設的な相互作用の活発化を期待したい.

 

コンビーナー:山崎信雄(気象研究所),筒井純一(電力中央研究所),小出 寛(気象庁),増田耕一,望月 崇(地球環境フロンティア研究センター)

 


「メソ対流系」研究の到達点とこれから

 

日時:大会第2日(5月16日) 13:30〜17:00

場所:B会場

 

趣旨:1998年から5年間にわたって科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業「メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明」(戦略「メソ対流系」と略記)において豪雨・豪雪に関する研究を推進し,その結果,複数の豪雨・豪雪の事例を解析することにより,メソ対流系の機構がかなりはっきりと分かってきた.また雲解像非静力学モデルを用いることでそれらが数時間〜1日のリードタイムで予測できるまでになった.

 この専門分科会では,戦略「メソ対流系」の到達点をレビューして今後の発展の方向を眺めてみるつもりである.そのために講演者の時間はなるべく多く取って十分に議論を尽くしたいと考えているので,招待講演主体となる予定である.

 

コンビーナー:吉崎正憲(気象研究所)

 


顕著現象の予測可能性

 

日時:大会第2日(5月16日) 13:30〜17:00

場所:C会場

 

趣旨:WMOが2003年5月から10年計画で実施している,観測システム研究および予測可能性実験計画THORPEXは,1日から2週間先までの社会的・経済的に影響を与える顕著現象の予報改善を目指している.台風や集中豪雨,豪雪など,我が国における顕著現象は,国民の生活と安全に大きな影響を与えている.そこで,本分科会では,「予測可能性」をキーワードとして,1日から2週間先までの顕著現象の予報に関連するさまざまな内容について議論を行う.データ同化や衛星データの利用,アンサンブル予報などの現状や問題点から,顕著現象の局地的な構造の解析や大規模場・総観場との関連に関する研究,さらには,熱帯季節内変動や中緯度のロスビー波束伝搬などの大規模場が顕著現象を引き起こすメカニズムなどまで,幅広くカバーしたい.

 

コンビーナー:大淵 済(地球シミュレータセンター),中澤哲夫(気象研究所),余田成男(京都大学理学部),榎本 剛(地球シミュレータセンター)

 


複雑多様な陸面諸過程の全体像の把握はどこまで可能か?その方策を模索する.

 

日時:大会第2日(5月16日) 13:30〜17:00

場所:D会場

 

趣旨:地球温暖化を始めとする地球環境問題への関心の高まりに伴い,大気―陸面相互作用のメカニズムの解明とその相互作用による地球環境変動の将来予測に対する社会的要請が強まっている.陸面における諸過程は,その物理学的側面と生態学的側面の共存により,サブグリッドスケールから大陸スケールまでの時間的・空間的にさまざまな規模の現象が混在しており複雑多様である.その不均一性の高さが,陸面過程の理解の難しさの大きな原因の一つとなっている.近年,観測技術の進化とモデル技術の進化(計算機能力の向上)により,陸面における現象を多角的に捕らえ,その一般性を見出し,陸面諸過程の全体像を把握しようとする努力が盛んに行われ始めている.本専門分科会においては,6名の招待講演者を招き,間接測定(衛星観測,航空機観測),直接測定(プロットスケール観測網の展開,グランドトゥルースデータの取得),およびモデリング(パラメタリゼーションアルゴリズムの開発・改良)の各分野における現状と今後の課題を紹介していただき,観測による現象把握と観測とモデルの融合,およびそれらによるスケール間ギャップの解消を通して,陸面諸過程の真の全体像を把握するための方策について議論を深めたいと考える.なお,本分科会においては,総合討論を重視する観点から,講演は招待講演のみとする.

 

コンビーナー:馬淵和雄(気象研究所),渡辺 力(森林総合研究所),桑形恒男(農業環境技術研究所),西田顕郎(筑波大学)

 


2004年の台風はなぜ異常だったか?

 

日時:大会第4日(5月18日) 13:30〜17:00

場所:A会場

 

趣旨:2004年,6月に二つの台風が四国に上陸したのをはじめとして10月20日までに上陸数10個(台風第4,6,10,11,15,16,18,21,22,23 号)と日本列島は記録的な数の台風の襲来を受け,強風や大雨,高潮などによる大きな災害が全国各地で相次いで発生した.2004年は上陸数が多かっただけでなく,台風が強い勢力のまま日本列島に接近し上陸したというのが1つの特徴でもあった.本分科会では,そういった特異な台風シーズンを振り返り,台風の発達機構,台風が発生・移動した環境場や上陸前後の台風の構造変化,台風に伴うメソ現象や高潮,台風によって引き起こされた災害等について,その特徴や予測可能性など様々な観点から議論を行い,2004年台風シーズンの特異性について認識を深める.

 

コンビーナー:上野 充(気象研究所),萬納寺信崇(気象庁予報課太平洋台風センター)

 


降水量の推定原理と降水量データの利用

 

日時:大会第4日(5月18日) 13:30〜17:00

場所:C会場

 

趣旨:降水量の推定は,地上レーダーのみならず,TRMMやAMSR-Eなどのセンサーにより宇宙からも行われてきている.また,気象庁ではレーダーアメダス合成図も作成されている.さらに,世界的には,GPCPやCMAPなど,多くの「降水量格子点データ」が入手可能となっている.しかし,それらのデータについて,その推定原理や精度などについては,必ずしも十分に理解されているとは言えない状況にあるのではないか.そこで,これらのデータを利用・作成している人に,一同に会してもらい,データの特性,長所,問題点,今後の改善予定などについて話し合う場としたい.さらには,これらの推定データに対して,水管理,水文学,海洋学,農業,電力,地方自治体など,多くのユーザーから,降水量データ利用の現状,問題点,データへの要望などを交流できる場としたい.

 

コンビーナー:中澤哲夫(気象研究所)

 


雪氷圏と気候

 

日時:大会第4日(5月18日) 13:30〜17:00

場所:D会場

 

趣旨:気候システムの一因子として雪氷圏が重要な役割を果たしてきていることは一般的に知られている.そして,温暖化過程で雪氷がどのように変化し,それが気候システム全体にフィードバックするかについて関心が集まっているにもかかわらず,十分な精度で測定され,現象が理解されているとは言いがたい.ちょうど,国際的な枠組みでWCRP-CliC「気候と雪氷圏」計画が推進され,組織的研究が開始しようとして時期に,国内のコミュニティーとしても,このテーマを概観し,課題を抽出し問題点を明らかにすることが重要ではないかと考え,企画した.一部レビューを考えているが,以下のテーマに沿った発表を募集する.

(1) 積雪,海氷,氷床と大気との相互作用

(2) 雪氷域における陸面過程

(3) 水・エネルギー循環における雪氷の役割

(4) GCMにおける雪氷表現の現状

(5) 雪氷変動の実態

(6) 雪氷域のリモートセンシング

 

コンビーナー:大畑哲夫(地球環境観測研究センター),山崎孝治(北海道大学大学院地球環境科学研究科),共催:極域・寒冷域研究連絡会

 

 


        1回 日本・中国・韓国気象学会共催の国際シンポジウムのお知らせ

 

会期:2005年5月13日(金)・14日(土)                       

会場:東京大学山上会館,および,小柴ホール(理学部1号館中央棟2F)

    (東京都文京区本郷7-3-1:気象学会2005年度春季大会と同じ会場です.)                 

 

※本シンポジウムへの参加は無料です

 

趣旨:日本、中国、韓国の気象学会の間では、かねてより学会間交流を促進したいと考えて議論を続けてきました。その一環として、今回、 日本気象学会春季大会に合わせて、3学会共催の国際シンポジウムが開催されることになりました。興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

 

テーマ:東アジアにおける大気科学

プログラム:こちら

 


研究会のお知らせ
 
     大会期間中に以下の研究会が予定されています.興味のある方はご自由にご参加下さい.
 

極域・寒冷域研究連絡会

日時:2005年5月18日(水)17:15〜2時間程度

場所:山上会館大会議室(大会D会場)

 

話題: 雪氷圏のモデリング

講演者及びタイトル:

 ・「気象庁全球モデル・領域モデルにおける現状の雪氷表現と今後の課題」

   平井雅之 (気象庁数値予報)

 ・「GCMによる極域水循環」

   保坂征宏 (気象研)

 ・「結合モデル CFES における雪氷圏の取り扱い」

   小守信正 (地球シミュレータ)

 ・「季節海氷域の特徴 〜オホーツク海の海氷観測から〜」

   豊田威信 (北大低温研)

 

今回の極域・寒冷域研究連絡会は,「雪氷圏のモデリング」と題しての特集を行います.大気海洋現象の予測や研究には,大循環モデルや領域モデルは,もはや不可欠のものとなっています.モデリングに際しては,積雲対流スキームなどに代表されるように,どうしても関心が熱帯に向かいがちですが,気象現象や気候の予測及び研究のためには,モデル内での雪氷圏の取り扱いも重要であることは論を待ちません.そこで,気象庁現業モデルでの雪氷圏の取り扱い,GCM での極域水循環,結合モデルでの雪氷圏の取り扱い,及び季節海氷域のモデリングを行うにあたって重要となる観測事実などのテーマについて,様々なお立場から雪氷圏のモデリングに関わる研究をなさっている

4人の方々に講演していただきます.

 

代表 :山崎孝治 (北大院地球環境)

世話人:平沢尚彦(極地研), 中村 尚(東大理), 浮田甚郎(コロンビア大),高田久美子(FRCGC), 阿部彩子(東大気候システム),佐藤 薫(極地研), 本田明治(FRCGC), 齋藤冬樹(東大気候システム), 高谷康太郎(FRCGC)

 

問い合わせ先:高谷康太郎 (FRCGC)           

                   TEL: 045-778-5526, FAX: 045-778-5707, E-mail: takaya@jamstec.go.jp

 

第1回気象庁数値モデル研究会
日時:2005年5月15日(日)18:15〜20:15(シンポジウム終了後)
場所:山上会館大会議室(大会D会場)

 

話題:「全球モデル開発」

講演題目:
はじめに : 濱崎 雅憲 参事官
1.「地球環境フロンティア研究センターにおける全球雲解像モデルの開発について」
   富田 浩文 研究員 (地球環境フロンティア研究センター)
2.「気象庁における全球モデルの最近の開発成果と将来計画」
   中川 雅之 予報官 (気象庁 予報部 数値予報課)

 

昨年度まで開催してきました「気象庁モデルフォーラム」に替えて、今年度から新たに標記研究会を開催することとなりました。第1回目となる今年度は、「全球モデル開発」をテーマといたします。開催日時やプログラムは下記URLからもごらんになれます。

 

http://pfi.kishou.go.jp/

 

多くの方のご聴講をお願いいたします。

 

問い合わせ先:山田芳則(気象庁数値予報課) 

         E-mail:yyamada@naps.kishou.go.jp

           
保育施設斡旋について
 
 大会実行委員会では例年通り保育施設の斡旋を行います.ただし,キャンパス近くにある保育施設は日曜休業で,2日目以降の利用に限られます.また,余りに多くの人数は施設に収容できませんので,斡旋は先着順とさせて頂きます.予めご了解下さい.
 
 連絡先:小澤裕紀子(東京大学理学部) E-mail: yukiko@eps.s.u-tokyo.ac.jp
                               TEL: (03) 5841-8333; FAX: (03) 5841-8316
 
           
秋季大会の予告
 
 2005年度秋季大会は,2005年11月20日(日)〜22日(火)に神戸大学(神戸市)で開催される予定です.