日本気象学会 2001年秋季大会

 

会期  :2001年10月10日(水)〜12日(金)         

会場  :岐阜県民文化ホール未来会館(岐阜市学園町3-42)  

 

大会実行委員会担当機関:名古屋地方気象台, 岐阜地方気象台, 名古屋大学地球水循環研究センター,

                  名古屋大学大学院環境学研究科,愛知教育大学教育学部, 岐阜大学工学部,

                  (財)日本気象協会東海支社

大会実行委員長    :白木正規(名古屋地方気象台)             

 

当日の会場への連絡方法:大会実行委員会事務局(未来会館5階小会議室1, 2)    

                     電話(兼FAX) 058-231-8962       

交通:

  (1JR名古屋駅〜JR岐阜駅                                        

        ・JR快速で岐阜駅まで所要時間20分(15分毎)                                 

        ・名鉄特急で新名古屋駅(JR名古屋駅に隣接)から新岐阜駅(JR岐阜駅まで100m)まで所要時間27分(15分毎)

  (2)名古屋空港〜名鉄新岐阜駅(JR岐阜駅まで100m)                           

        ・岐阜バスで名鉄新岐阜駅まで所要時間1時間〜1時間10分(30分毎)

  (3JR岐阜駅〜会場(バス)                                            

        ・往路:13番(三田洞行き)または111(長良線循環)で「メモリアルセンター正門前」下車,徒歩1分       

        ・復路:「メモリアルセンター正門前」から101番または111番                           

        (岐阜市内のバスの問い合わせ:岐阜市交通部:電話058-234-1166

 
 

大会行事予定
 
 A会場   :長良川ホール(2)                      シンポジウム・各賞授与式会場:長良川ホール(2)
 B会場   :ハイビジョンホール(3)
 C会場   :大会議室(5)                       受付     :ホワイエ(2階ロビー)
 D会場   :レセプションホール(6)               大会事務室  :小会議室(1), (2)5階)
 ポスター会場:企画展示室(2)                      懇親会    :レセプションホール(6)
                                         

( )は講演数,− −は座長


 

    A会場

    B会場

    C会場

    D会場
1010
(水)

    



    
  


 
09:30
12:00

 
降水システムI
 (13A101A113)
    −楠 研一−
 
気候システムI
 (13B101B113)
    −冨田智彦−
 
ACE-Asia/TRACE-P I (13C101C113)
    −植松光夫−
    −河村公隆−
大気力学I
 (13D101D113)
    −松田佳久−
 
13:30
16:00

 
降水システムII
 (13A151A163)
    −橋口浩之−
 
気候システムII
 (12B151B162)
    −植田宏昭−
 
ACE-Asia/TRACE-PII (14C151C164)
    −近藤 豊−
    −日暮明子−
中層大気
 (11D151D161)
    −河本 望−
 
16:10
17:30

ポスター・セッションA,B会場で概要紹介後,ポスター会場で講演)
    A会場(32,P101P132)−住 明正−  B会場(33,P133P165)−平沢尚彦−   

1011
(木)

    
    

   





    
 



 
09:30
12:00
   


 
降水システムIII 
 (13A201A213)
     −山田広幸−


 
熱帯大気I
 
(13B201B213)
   −松山 洋−


 
物質循環
 (13C201C213)
     −川上修司−


 

放射  
 ( 6D201D206)
    −藤本敏文−

大気境界層
 ( 8D207D214)
   −大和田道雄−

13:30
15:30
山本正野論文賞・堀内賞・奨励賞授与
山本正野論文賞・堀内賞記念講演
15:40〜
15:55
「岐阜県地域気象教育プロジェクト」紹介
 
16:00
18:00
シンポジウム「東海豪雨−自然、都市、人間の関わり−」
    司会:田中 浩 基調講演:渡辺真二,金田幸恵,加藤輝之,河田恵昭,沖 大幹
18:30
20:00 
懇親会
   
1012
(金)

    
    
  

   




 
09:30
11:00
 
降水システムIV 
 ( 7A301A307)
   −久芳奈遠美−
気候システムIII
 ( 8B301B308)
   −加藤内蔵進−
環境気象
 ( 8C301C308)
    −福山 薫−
大気力学II
  ( 7, D301D307)
    −中村 尚−
11:10
12:30
ポスター・セッションA,B会場で概要紹介後,ポスター会場で講演)
    A会場(33,P301P333)−田中 博−  B会場(32,P334P365)−野沢 徹−
14:0017:30     
熱帯大気II
 (17A351A367)
      −西 憲敬−
    −立花義裕−
気候システムIV
 (18B351B368)
    −加藤央之−
    −江守正多−
観測手法
  (18C351C368)
    −真木雅之−
気象教育・気象予報
  ( 14, D351D364)
   −室井ちあし−
 発表件数:382件(口頭発表252,ポスター130)               口頭発表の講演・質疑時間:7分と3
 

 大会参加費:郵便振替による前納の場合 一般会員 2,000円,学生会員 1,000円;                         

         当日受付の場合は     一般会員 3,000円,学生会員 2,000円,非会員 3,000円.

 懇親会費 :郵便振替による前納の場合 一般会員 4,500円,学生会員 3,500円;                        

         当日払いの場合は     一般会員 5,500円,学生会員 4,500円,非会員 5,500円.

 

 大会当日は混雑しますので,極力前納されるようお願いします.                          

 なお郵便振替用紙は「天気」6月号の末尾に挿入されたものを使い,926日までに振り込んで下さい.


 当大会予稿集に掲載された研究発表の文章・図表を複製あるいは翻訳して利用する場合には,日本気象学会の文書による.利用許諾を得た上で出所明示して利用しなければなりません.ただし著作者自身による利用の場合は,利用許諾の申請は不要です.
   本プログラムの記載内容に関する問い合わせは,〒305-0052茨城県つくば市長峰1-1気象研究所予報研究部内 講演企画委員会(e-mail:org-msj@mri-jma.go.jp)まで .
 
 

講演の方法
 
口頭発表
 口頭発表の一人当たりの発表時間は,全時間を申込件数で等分したものを目安として講演企画委員会が決定することになっています.今回については,講演時間を7分・質疑時間を3といたしますのでよろしくお願いします.
 
ポスター発表
 ・AまたはB会場で概要紹介(130秒以内)の後,ポスター会場で講演を行います.講演者はポスターに表題と著者名を明記して下さい
  ・ポスター発表の一人当たり使用可能面積は,幅0.9m×高さ2.0mとなっています.ポスターの掲示の際,画鋲・ピンが使用可能です.これらは各自で用意して下さい.
  ・ポスターの掲示可能時間は以下の通りです.

    -1の発表者は10/10 09:1510/11 12:30       

    -3の発表者は10/11 12:3010/12 15:00

 
 
機器の使用について
 ・全ての口頭発表会場(ポスター概要紹介を含む)OHPが使用できます.
 ・OHP以外の機器(PCプロジェクター,スライド),講演申込時に使用する旨を届け出ていた講演者のみが使用できます.
 ・PCプロジェクターを使用する際は予め以下の点をご了承ください.
 −パソコンは各自で持参して下さい.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備し,パソコンは用意しません.
 −接続の確認は休み時間などを利用して講演者の責任で行っておいてください.なお,接続に要する時間も講演時間に含まれますの で,そのつもりで準備して置いてください
 −突然の故障や接続ができないなどのトラブルが発生した場合も考慮して,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておいてください.トラブルが生じて講演が不可能になった場合,実行委員会および講演企画委員会は一切の責任を負いません.
 
シンポジウム 「東海豪雨−自然、都市、人間の関わり−」
 

日時大会第2日(10月11日) 16:00〜18:00

会場長良川ホール(岐阜県民文化ホール未来会館2階)

司会:田中 浩(名古屋大学大学院環境学研究科)

 

趣旨

 平成12年9月11日の豪雨は「東海豪雨」と命名され,その記録的降水量のため名古屋とその周辺域で洪水による大きな被害が発生した.このシンポジウムでは,東海豪雨のメソ気象学的状況の解明,洪水被害の実態が報告され,都市における水と人間の関わりについての試論が提出される.
 
基調講演
   ・「東海豪雨の観測と解析」                          渡辺真二(名古屋地方気象台) 
   ・「東海豪雨のメカニズム」                          金田幸恵(名古屋大学地球水循環研究センター)
   ・「集中豪雨のモデルと予測(数値実験によるアプローチ)」       加藤輝之(気象研究所) 
   ・「東海豪雨災害と新たな防災課題」                    河田恵昭(京都大学防災研究所)    
   ・「洪水と水害 −自然と人との関わりに関する今後の学術展望−」   沖 大幹(東京大学生産技術研究所)   
総合討論
 

「岐阜県地域気象教育プロジェクト」紹介

 

日時:大会第2日(10月11日) 15:40〜15:55

会場:長良川ホール(岐阜県民文化ホール未来会館2階)

紹介者:下山紀夫(岐阜地方気象台)

 

概要:

 岐阜地方気象台では岐阜県教育委員会の協力を得て,2001年9月から地域気象教育プロジェクト「e-気象台 &“こんにちは予報官”」を開始した.このプロジェクトは,学校での理科離れが言われているなか,小中学生が気象をより身近なものとして捉え,気象の知識や防災の重要性を実践的に身につけることを目的とし,インターネットホームページと,学校現場へ出向いて授業を行うことを組み合わせたプロジェクトである.気象専門家の気象台と教育専門家の教育委員会が協力して行うことに特徴がある.プロジェクトの概要とこれまでに寄せられた児童・生徒等からの反応について紹介する.

 
※ 「e-気象台」のURLは http://www.gec.gifu.gifu.jp/kyoukaHP/kishou/

 


春季大会の予告
 
 2002年度春季大会は,2002522()24()に大宮ソニックシティで開催されます.大会告示は「天気」12月号に掲載します.この大会は,ポスター発表を中心として一部口頭による一般発表と特定のテーマに基づく専門分科会とから構成されます.発表方法は講演申込時に選択できるようにしますが,必ずしも希望通りにはならない可能性があります. 春季大会の発表申し込み締め切りは20022月上旬頃となる予定です.
 
           
長良川鵜飼のご案内
 
 「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」と芭蕉も詠んだ鵜飼.日本における鵜飼の歴史はきわめて古く,日本書紀,古事記にもその記述が見られます.長良川の鵜飼は,およそ1300年の歴史があり岐阜の夏の風物詩として受け継がれて来ました.織田信長が「鵜匠」という地位を与え,明治23年からは鵜匠に宮内省式部職という位が授けられ,その伝統が守り続けられ,今日の鵜飼は「芸術」まで高められて来ました.伝統装束に身を包んだ鵜匠が「ほうほう」と声をかけながら鵜を自在に操って鮎を狩る様は,見る人を幽玄の世界へと誘います.この長良川鵜飼は1015日まで行われています.料金は1人3,300,弁当,飲み物を各自持参して乗船します.鵜飼の申し込みは予約制になっていますが,船の出る(日没時)直前でもできます.大会会場になっている未来会館のレストランで弁当の予約は可能です.
 研究発表終了後のひととき日本の伝統文化,長良川鵜飼を楽しみませんか.大会受付にて相談受け付けます.
 
           
研究会のお知らせ
 
     大会期間中とその前後に以下の研究会が予定されています.興味のある方はご自由にご参加下さい.
 

18回メソ気象研究会

日時:2001年10月9日(火) (大会前日) 14:00-17:00

場所:名古屋大学地球水循環研究センター大講義室(本館3階)

   (会場までのアクセスは http://www.ihas.nagoya-u.ac.jp/hyarc/index-jpn.html をご覧下さい)

テーマ:「竜巻とスーパーセル」

世話人:吉崎正憲(気象研), 坪木和久(名大地球水循環研究センター), 小倉義光(日本気象協会)

コンビーナー:新野 宏(東大海洋研) TEL: 03-5351-6424, FAX: 03-3377-3395, Email: niino@ori.u-tokyo.ac.jp

 

講演者(所属), 演題:

1)Dr. Joshua Wurman ( オクラホマ大・気象学教室):Dual-Doppler analyses of two tornadoes and another multiple-vortex tornado (仮題)

2)成田 修(東京管区気象台):1999年9月24日に愛知県で発生した竜巻

3)吉野 純(京大・防災研):台風9918号のアウターレインバンド内で発生した竜巻について

4)坪木和久(名大・地球水循環研究センター):1999年9月24日の東海地方の竜巻をもたらしたメソサイクロンのドップラーレーダー観測と竜巻のシミュレーション実験

5)小林文明(防衛大):降雪雲に伴う竜巻

6)野田 暁(東大・海洋研):スーパーセルの気流構造と鉛直渦度の形成機構

 

詳細なプログラムが決定次第,  http://sea3.ori.u-tokyo.ac.jp/~niino/meso.htm に掲載します.

 

 

 

オゾン研究連絡会

日時:20011010日(水)セッション終了次第2時間程度

場所:未来会館5F大会議室(大会C会場)

内容:7月のオーストリアでのIAMAS会議と10月のフランスでのNDSCシンポジウム参加報告を数名の院生・若手研究者に行なっていただきます.大気化学・力学研究の現状と方向性を議論できればと思っています.関心のあるかたは是非ご参加願います.

世話人:笠井康子(通総研), 川上修司,河本望(NASDA/EORC), 杉田考史(環境研), 村田功(東北大)

連絡先:村田 功(東北大)                 

     TEL: 022-217-5776 FAX: 022-217-5775 E-mail: murata@pat.geophys.tohoku.ac.jp

 

 

気象教育研究連絡会

テーマ:岐阜県地域気象教育プロジェクト

日時:20011012日(金)18:0020:00

場所:未来会館5F大会議室(大会C会場)

概要:岐阜地方気象台では岐阜県教育委員会の協力を得て,インターネットを利用した気象教育プロジェクト「e-気象台&"こんにちは予報官"」を開始しました (http://www.gec.gifu.gifu.jp/kyoukaHP/kishou/.教育の現場ではインターネットを利用した教育が多く取り込まれようとしています.岐阜地方気象台が実施しているプロジェクトを例に,今後の理科(地学),特に気象分野におけるインターネット利用の教育について討論を行います.関心のある方は奮って参加してください.

話題提供者:未定

担当:林 広樹(岐阜地方気象台)             

    TEL058-271-4108 FAX058-278-1633 E-mailh-hayashi@met.kishou.go.jp

    北畠尚子(気象研究所)

 

 

 

極域・寒冷域研究連絡会

日時:20011012日(金)17:452時間程度

場所:未来会館3Fハイビジョンホール(大会B会場)

話題:

1.南極第6期観測開始にあたって        

  「5ヶ年計画の概要と南極へのアクセス方法の新展開」 

     平沢尚彦(国立極地研究所)

2GAME/Siberiaから見るシベリアの水循環

  「GAME/Siberiaの概要」             

  「東シベリア・カラマツ林での熱・水循環の年々変動とカラマツ,アカマツ林での熱収支特性の相違」     

     太田岳史(名古屋大学生命農学研究科)

  「1次元モデルによるエネルギー・水交換の推定と考察」                 

     山崎 剛(東北大学大学院理学研究科)

  「航空機観測から得られた東シベリアの大気境界層構造の季節変動」         

     檜山哲哉(名古屋大学地球水循環研究センタ−)

  「水同位体比から見た東シベリアの水循環」      

     杉本敦子(京都大学生態学研究センター)

 

代 表:木村龍治 (東大海洋研)

世話人:平沢尚彦 (国立極地研),中村尚 (東大理学部),浮田甚郎 (NASA), 高田久美子 (地球フロンティア),

     阿部彩子 (東大気候システム),佐藤薫 (国立極地研),本田明治 (地球フロンティア)

問い合わせ先:本田明治(地球フロンティア)           

          TEL: 045-778-5514 FAX: 045-778-5707 E-mail: meiji@jamstec.go.jp

 

 

第21回IGBP/GAIM研究会

日時:2001年10月13日(土)(大会翌日)午前中

 

場所:岐阜キャッスルホテル

        〒500-8176 岐阜市県町2-8

        電話:058-266-7111

        名鉄新岐阜駅から徒歩1分

        JR岐阜駅から徒歩5分

 

内容:招待講演および一般講演

 

世話人:末田達彦(愛媛大・農学部)

    馬淵和雄(気象研・環境応用)

 

研究会のプログラムなど詳細については、気象学会会場に掲示予定