会期 :2004年5月16日(日)〜19日(水)
会場 :気象庁(千代田区大手町1-3-4)
学術総合センター(千代田区一ツ橋2-1-2)
学士会館(千代田区神田錦町3-28)
大会実行委員会担当機関:気象庁
大会委員長 :大西晴夫
当日の会場への連絡先:
16日(日)のみ TEL:03(4212)6624(学術総合センター「中会議場」直通)
17日(月)以降 TEL:03(3212)8341(気象庁代表電話から「3023会議室」と伝えてください)
全日 FAX:03(3216)4401(宛先に「大会事務局3023会議室」と明記してください)
会場案内図
A会場 |
B会場 | C会場 | D会場 | ||
5月16日 (日) |
10:00〜 12:00 |
降水システムI (10, A101〜A110) |
気候システムI ( 9, B101〜B109) |
気象予報I (10, C101〜C110) |
中層大気 ( 9, D101〜D109) |
13:00〜 16:30 |
公開講演会 「地球温暖化と異常気象」 |
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16:30〜 17:30 |
ポスター・セッション (82, P101〜P182) |
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5月17日 (月) |
09:30〜 12:00 |
降水システムII (12, A201〜A212) |
気候システムII (12,B201〜B212) |
大気力学 (12,C201〜C212) |
物質循環I (13,D201〜D213) |
12:00〜 13:00 |
ポスター・セッション (83, P201〜P283) |
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14:00〜 15:20 |
総会 |
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15:30〜 17:30 |
学会賞・藤原賞受賞記念講演 |
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18:30〜 20:00 |
懇親会 |
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5月18日 (火) |
09:30〜 12:00 |
降水システムIII ( 4,A301〜A304) 観測手法 ( 8,A305〜A312) |
気候システムIII (11,B301〜B311) |
熱帯大気I (11,C301〜C311) |
物質循環II (11,D301〜D311) |
12:00〜 13:00 |
ポスター・セッション (83, P301〜P383) |
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14:00〜 17:30 |
シンポジウム 「2003年の日本の冷夏―異常気象をどこまで理解・予測できるか」 |
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5月19日 (水) |
09:30〜 12:00 |
(未使用)
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気候システムIV (14,B401〜B414) |
熱帯大気II (12,C401〜C412) |
大気境界層 ( 7,D401〜D407) 気象予報II ( 6,D408〜D413) |
13:00〜16:30 |
(未使用)
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(未使用)
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専門分科会 (15, C451〜C465) 「ストームトラックの力学」 |
専門分科会 (12, D451〜D452) 「海洋地球研究船『みらい』における大気観測−これまでの成果と今後の展望」 |
大会参加費:郵便振替による前納の場合 一般会員 3,000円,学生会員 2,000円;
当日受付の場合は 一般会員 4,000円,学生会員 3,000円,非会員 4,000円.
ただし,自費で第一日(5月16日)にだけ参加する方については ,会員・非会員とも2,000円とします
(この場合,前納はできません.当日受付にてお払い下さい).
懇親会費 :郵便振替による前納の場合 一般会員 3,000円,学生会員 2,500円;
当日払いの場合は 一般会員 4,000円,学生会員 3,000円,非会員 4,000円.
大会当日は混雑しますので,極力前納されるようお願いします.
なお郵便振替用紙は「天気」2003年12月号の末尾に挿入されたものを使い,5月6日(木)までに振り込んで下さい.
日時:大会第2日(5月17日)14:00〜15:20
会場:学術総合センター一橋記念講堂
議事次第:
日時:大会第1日(5月16日)13:00〜16:30
会場:学術総合センター一橋記念講堂
司会:江守正多(国立環境研究所)
※公開講演会の聴講は無料です
趣旨
プログラム
趣旨説明 地球環境問題委員会主担当理事 近藤 豊(東京大学先端科学技術研究センター)
第一部(観測事実的観点から)
基調講演「近年のアジアモンスーン地域での気候変動」 松本 淳(東京大学大学院理学系研究科)
コメント「人と自然の相互作用環 中尾正義(総合地球環境学研究所)
−ユーラシア中央部乾燥域の事例から−」
第二部(モデル予測的観点から)
基調講演「コンピュータモデルによる地球温暖化予測」 木本昌秀(東京大学気候システム研究センター)
コメント「地球温暖化によって台風や低気圧はどうなるか」 杉 正人(気象庁気候情報課)
第三部(社会影響・対策的観点から)
基調講演「地球規模水循環研究の最近の動向 寶 馨(京都大学防災研究所)
−人間社会への影響評価と対策シナリオ・技術開発を中心に−」
コメント「地球温暖化と異常気象,その影響と対応策」 原沢英夫(国立環境研究所)
質疑
日時:大会第3日(5月18日)14:00〜17:30
会場:学術総合センター一橋記念講堂
司会:杉 正人(気象庁気候情報課)
※シンポジウムの聴講は無料です
趣旨
近年,長期間の観測データの蓄積,再解析データの整備,モデルによるシミュレーションの進展などにより,気候システムの変動のメカニズムについての理解は大きく進んだと思われる.2003年の夏は,ヨーロッパでは記録的な高温となったが,日本では10年ぶりの冷夏となり米の不作など社会に大きな影響が出た.気象庁の予報では,このような冷夏について十分な予報ができなかった.シンポジウムでは,2003年の日本の冷夏に焦点を当てて,我々がこのような異常気象についてどこまで理解し,予測できるかについて討論する.
基調講演
1) 「2003年の日本の夏の実況と予報」 高野清治(気象庁気候情報課)
2) 「2003年夏の北半球ダブルジェット」 前田修平(気象庁気候情報課)
3) 「オホーツク海高気圧の成因と予測への鍵」 中村 尚(東京大学大学院理学研究科)
4) 「ダイポールモードと日本の夏」 山形俊男(東京大学大学院理学研究科)
5) 「北極振動と日本の夏」 山崎孝治(北海道大学大学院地球環境科学研究科)
6) 「欧州熱波と日本の冷夏2003」 木本昌秀(東京大学気候システム研究センター)
総合討論
日時:2004年5月15日(土) (大会前日) 13:30〜17:30
場所:気象庁講堂
テーマ:「台風とそれに伴うメソシステム」
世話人:吉崎正憲(気象研究所),坪木和久(名古屋大学地球水循環研究センター),小倉義光(東京大学海洋研究所)
コンビーナー:坪木和久(名古屋大学地球水循環研究センター)
趣旨:
台風は全体の水平スケールが1000kmを越える大規模な擾乱であるが,そのなかに形成されるメソシステムは数10kmオーダーの現象である.これらの水平スケールの異なる構造が相互に深く関係し合うことで,台風全体が発達し,一方で降水の集中などの局所的なシステムが形成される.この部分と全体の強いリンクが台風をユニークな現象としていると考えられる.この特徴に加え海上で発生・発達することが観測を困難なものにし,この特徴,すなわち大規模と雲スケールの共存共生がその数値シミュレーションを困難にしてきた.近年,衛星やレーダーだけでなく,様々な新しい測器によってさらに踏み込んだ観測が行なわれつつある.また,モデリングにおいても大規模な並列計算による大規模数値実験により,台風の部分と全体を同時に計算することが可能になりつつある.これらの近年の発展が台風について多くの新しい知見をもたらしつつあるが,あらためて台風の研究において何がこれまで明らかにされてきて,今後,観測においてもモデリングにおいても何を明らかにしていかなければならないのかを明確にしておくべきときにあるように思われる.そこでこれを目標として今回のメソ気象研究会では,台風とその部分であるメソシステムについての研究をテーマとして選んだ.
プログラム:
趣旨説明 坪木和久 (名古屋大学地球水循環研究センター)
講演
「気象庁WINDASを用いた台風の立体構造に関する研究」 手柴充博 (京都大学宙空電波科学研究センター)
「台風の2重眼について」 林 泰一 (京都大学防災研究所)
「台風通過時に観測されるメソβスケール"Pressure dip"の研究」 筆保弘徳 (防災科学技術研究所)
「関東地方における台風0221号とメソ前線の変化」 北畠尚子 (気象研究所台風研究部)
「台風のスパイラルバンドの降水強化過程」 野村光春・坪木和久 (名古屋大学地球水循環研究センター)
「台風の非軸対称構造に関する数値実験」 余田成男 (京都大学大学院理学研究科)
「雲解像非静力学2way多重移動格子モデルを用いた台風の予報実験」 益子 渉 (気象研究所台風研究部)
「THORPEX計画における台風の観測と予報」 中澤哲夫 (気象研究所台風研究部)
総合討論
(各講演は質疑・討論を含めて25分)
オゾン研究連絡会
日時:2004年5月18日(火) セッション終了後から2時間以内
場所:気象庁大会議室(5F)
内容:対流圏オゾンに関連した最近の話題について, 以下のお二方に講演をお願いしております.基礎的な話から,現在手掛けられている最新の研究まで,平易にお話して頂く予定です.関心をお持ちの方は是非お集まり下さい.
1)金谷有剛(地球フロンティア):対流圏オゾンの光化学−最近の進展−
2)北和之(茨城大):実際の対流圏オゾン分布を決めるファクター
世話人:笠井康子(通信総合研究所),川上修司, 河本 望(JAXA/ EORC), 永島達也(国立環境研究所), 庭野将徳(京都大学大学院理学研究科), 村田 功(東北大学大学院環境科学研究科)
連絡先:村田功(東北大学大学院環境科学研究科)
TEL: 022-217-5776, FAX: 022-217-5775, E-mail: murata@pat.geophys.tohoku.ac.jp
極域・寒冷域研究連絡会
日時:2004年5月18日(火)17:45〜2時間程度
場所:気象庁講堂
話題:
1. 南極観測報告
「JARE45におけるクライオサンプラー回収気球実験」菅原 敏 (宮城教育大)
「44次隊越冬報告:南極の気象−カタバ風とブリザード−」佐藤 薫(極地研)
2. 極域・寒冷域の気候変化
「昭和基地の40年間の気象データに見られる特徴」平沢尚彦 (極地研)
「気象庁におけるオホーツク海の海氷解析」金子秀毅 (気象庁)
「永久凍土地帯の炭素循環」中野智子(東京都立大学)
「山岳氷河の縮小傾向」藤田耕史 (名古屋大学)
「大規模大気循環のここ数十年の変動」小林ちあき (気象庁)
今回の極域・寒冷域研究連絡会の前半は,南極観測隊報告です.先の冬の44次越冬隊及び45次夏隊にて観測に携わった方々から最新の成果を報告して頂きます.
後半は,「極域・寒冷域の気候変化」と題して,観測データに見られるここ数十年の気候の変化についての講演です.最近,極域・寒冷域の観測データの蓄積が進み,数十年規模の変動も議論できるようになってきました.地球温暖化のシグナルが高緯度に現れやすいという議論もありますが,実際の観測データに見られる極域・寒冷域のここ数十年の変動のシグナルについて,観測データの解析に携わる5名の方々から話題提供して頂きます.
代表 :山崎孝治 (北海道大学地球環境科学研究科)
世話人:平沢尚彦(国立極地研究所),中村 尚(東京大学理学部),浮田甚郎(コロンビア大学),高田久美子(地球フロンティア研究システム),阿部彩子(東京大学気候システム研究センター),佐藤 薫(国立極地研究所),本田明治(地球フロンティア研究システム), 齋藤冬樹(東京大学気候システム研究センター),高谷康太郎(地球フロンティア研究システム)
保育施設斡旋について
大会実行委員会では、会場周辺の公立、民間の託児施設やベビーシッターサービスに関する情報収集を行っています。利用を希望される方、あるいは情報提供を希望される方は、4月16日(金)までに下記の担当者までご連絡ください。
例年通り、経済的な援助についても検討していますので、併せてお知らせします
連絡先: 兼城 薫(気象庁気候・海洋気象部海洋気象情報室)
E-mail : kaneshiro@met.kishou.go.jp
TEL:03-3212-8341
秋季大会の予告