会期 : 2005年11月20日(日)〜22日(火)
会場 :神戸大学六甲台地区(神戸市灘区六甲台町1-1)
大会実行委員会担当機関:大阪管区気象台, 神戸大学,神戸海洋気象台, 京都大学,
大阪大学, 大阪教育大学, 大阪府立大学, 奈良女子大学,
総合地球環境学研究所, (財)日本気象協会関西支社
大会委員長 :小佐野 愼悟(大阪管区気象台)
当日の会場への連絡先 :大会実行委員会事務局 (TEL:078-803-5294)
交通の案内
・徒歩 :阪急電車「六甲」駅から約15〜20分
・バス :JR西日本「六甲道」駅,阪急電車「六甲」駅,阪神電車「御影」駅から
神戸市バス36系統(鶴甲団地行き,もしくは鶴甲2丁目止まり行き)に乗車し,「神大文理農学部前」下車
・タクシー:JR西日本「六甲道」駅から約10〜15分,阪急電車「六甲」駅から約5〜10分,
阪神電車「御影」駅から約15〜20分
会場案内図
A会場 :神戸大学百年記念館六甲ホール(2階)
B会場 :瀧川記念学術交流会館大会議室(2階)
C会場 :自然科学総合研究棟1号館大会議室 (2階)
D会場 :理学部Z棟多目的室A・B (2階)
ポスター会場:神戸大学百年記念館ロビー(1・2階)
シンポジウム・各賞授与式会場 :神戸大学百年記念館六甲ホール(2階)
受付 : 神戸大学百年記念館ロビー(1階)
大会事務室 :神戸大学百年記念館会議室B(3階)
懇親会
:神戸大学生活協同組合LANS BOX(1階)
A会場 | B会場 | C会場 | D会場 | ||
11月20日 (日) |
09:30〜 12:30 |
降水システム (15,A101〜A115) −渡邊 明− |
気候システムT (11,B101〜B111) −野原大輔− |
物質循環T (15,C101〜C115) −菅原 敏− |
大気境界層・環境気象 (15, D101〜D115) −林 泰一− |
13:30〜 17:00 |
雲物理 (18,A151〜A168) −岡本 創− |
気候システムU (17,B151〜B167) −野沢 徹− −對馬洋子− |
物質循環U (18,C151〜C168) −久慈 誠− |
気象予報 (15, D151〜D165) −三好建正− 気象教育 ( 1,D166) −三好建正− |
|
17:00〜 18:00 |
ポスター・セッション
(96,P101〜P196) |
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11月21日 (月) |
09:15〜 12:00 |
熱帯大気T (14,A201〜A214) −堀之内武− |
スペシャルセッション 「2004年暑夏の原因を探る」 ( 9,B201〜B209) −楠 昌司− −小林ちあき− |
スペシャルセッション 「高所山岳を利用した大気科学の展望:富士山頂を観測拠点に」 (10,C201〜C211) −岩坂泰信− −土器屋由紀子− |
スペシャルセッション 「力学・化学・放射過程を通した太陽活動の地球大気に及ぼす影響」 ( 8,D201〜B208) −廣岡俊彦− |
13:00〜 13:30 |
山本正野論文賞・堀内賞・奨励賞授与 |
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13:40〜 15:10 |
山本正野論文賞・堀内賞記念講演 |
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15:20〜 17:30 |
シンポジウム「大規模観測プロジェクトは気象学に何をもたらすか」 基調講演:安成哲三, 吉崎正憲, 三上正男, 深尾昌一郎, 余田成男,笹野泰弘 |
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18:00〜 20:00 |
懇親会 |
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11月22日 (火) |
09:15〜 11:30 |
熱帯大気U ( 6,A301〜A306) −吉岡真由美− 台風T ( 5,A307〜A311) −足立アホロ− |
気候システムV ( 8,B301〜B308) −高谷康太郎− |
物質循環V ( 9,C301〜C309) −菅田誠治− |
大気力学T (11,D301〜D311) −中島健介− |
11:30〜 12:30 |
ポスター・セッション
(96,P301〜P396) |
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13:30〜 17:00 |
台風U (17,A351〜A367) −坪木和久− |
気候システムW (17,B351〜B367) −谷貝 勇− −谷田貝亜紀代− |
観測手法 (16,D351〜D366) −柳野 健− |
大気力学U ( 9, D351〜D359) −伊賀啓太− 相互作用 ( 9, D360〜D368) −山崎 剛− |
当大会予稿集に掲載された研究発表の文章・図表を複製あるいは翻訳して利用する場合には,日本気象学会の文書による.利用許諾を得た上で出所明示して利用しなければなりません.ただし著作者自身による利用の場合は,利用許諾の申請は不要です.
本プログラムの記載内容に関する問い合わせは,〒305-0052茨城県つくば市長峰1-1気象研究所予報研究部内
講演企画委員会(e-mail: org-msj@mri-jma.go.jp)まで
.
・講演の有無や参加日数に関わらず,大会に参加する場合は規定の大会参加費を支払う必要があります.
・郵便振替による前納(会員のみ)または当日会場でお支払い下さい.
・大会当日は混雑しますので,極力前納されるようお願いします.なお郵便振替用紙は「天気」6月号の末尾に挿入されたものを使い,11月11日(金)までに振り込んで下さい.
・金額は以下の表の通りです.
口頭発表
・1件当たりの発表時間は,講演時間8分・質疑時間3分です.
・スペシャルセッションの発表時間については世話人からの指示に従ってください.
・講演の際にはPCプロジェクターとOHPが使用できます.
・PCプロジェクターを使用する際は予め以下の点をご了承ください.
−PCプロジェクターの使用を希望する場合は,必ず当該セッション開始前の休憩時間に,当該会場で会場係へその旨を申し出て下さい.
−パソコンは各自で準備して下さい.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備します.
−セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておいて下さい.また接続が不安な場合は,開始前に会場係に申し出て下さい.
−突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えさせて頂くことがあります.このため,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておいて下さい.
ポスター発表
・ポスター発表の一人当たり使用可能面積は,幅0.9 m × 高さ1.2 m程度(A0サイズを縦に貼れる程度)となっています.
・ポスターの掲示の際,押しピン・テープ類が使用可能です.これらは発表者自身で準備してください.
・ポスターの掲示可能時間は以下の通りです.特に撤去時間については厳守願います.
−第1日の発表者は11月20日9:00〜11月21日12:30
−第3日の発表者は11月21日12:30〜11月22日14:00
・ポスター会場での機器の使用は講演申し込み時に申し出ていたもの以外は原則として認められません.
託児所のご案内
11月20日〜22日の大会期間中は,託児所を「瀧川記念学術交流会館1階小会議室」に設けておりますのでご利用下さい.
ご利用される方は,11月11日(金)までに下記の連絡先までTELまたはE-mailでお申し込みください.
連絡先:松村 哲(大会実行委員会事務局・大阪管区気象台)
TEL: 06-6949-6321
E-mail: a-matsumura@met.kishou.go.jp
日時:大会第2日(11月21日) 15:20〜17:30
会場:神戸大学百年記念館六甲ホール
司会:石川裕彦(京都大学防災研究所)
※シンポジウムの聴講は無料です
趣旨
ここ10年ほどの間に,観測を主体としたさまざまな大規模プロジェクトが実施されるようになってきました.GAME「GEWEXアジアモンスーンエネルギー・水循環観測研究」とこれに引き続くCREST等によるエネルギー水循環観測研究,科学技術振興調整費によるADEC「風送ダストの大気中への供給量評価と気候への影響に関する研究」,科学技術振興機構戦略的基礎研究による「メソ対流系の構造と発生・発達のメカニズムの解明」,科学研究費によるCPEA「赤道大気上下結合」,などが終了あるいは進行中です.また,総合科学技術会議が決定した「地球観測の推進戦略」に基づき,文部科学省の地球観測システム構築推進プランにより新たな観測計画が開始されようとしています.世界的にはWMOの研究計画としてTHORPEXが提案され,日本でもこれに向けた準備が進んでいます.このような大規模観測プロジェクトにより,何が明らかになり,どんな新しい事実が発見され,それが理論やモデル研究にどのようなインパクトを与えたか,あるいは与えると期待されるのかを,検証したいと思います.
また,これら大規模プロジェクト推進には,予算獲得からコーディネーション,最後には外部評価への対応まで,多大な労力を要するものです.昨今の「競争的資金」時代において,気象学会員が自分のやりたいことの予算を能動的に獲得しようとする場合,何がポイントで,何が学界全体を考えて重要なのか,また大規模観測が気象学会にどんな波及効果を及ぼすかなどを,皆で考える機会になればよいと考えております.
基調講演
(1) 「アジアモンスーン研究の重要性−GAMEの成果と今後の展望−」
安成哲三(名古屋大学地球水循環研究センター)
(2) 「大規模気象観測プロジェクトとメソ気象」
吉崎正憲(気象研究所予報研究部)
(3) 「風送ダストの大気中への供給量評価と気候への影響に関する日中共同研究(ADEC)」
三上正男(気象研究所環境・応用気象研究部)
(4) 「赤道大気上下結合」
深尾昌一郎(京都大学生存圏研究所)
(5) 「THORPEX (観測システム研究・予測可能性実験計画)」
余田成男(京都大学大学院理学研究科)
(6) 「これからの地球観測」
笹野泰弘(国立環境研究所大気圏環境研究領域)
総合討論
スペシャルセッション 「2004年暑夏の原因を探る」
日時 :大会第2日(11月21日) 09:15〜12:00
会場 :神戸大学 瀧川記念学術交流会館大会議室(大会B会場)
世話人:楠 昌司(気象研究所)
趣旨
2004年の夏は1994年以来の暑夏となった.暑夏は,日本を含めた東アジア地域の人間社会に大きな影響を及ぼす.従って,まず2004年暑夏の現象を解析し,さらにその原因を解明することが重要である.そのような研究は,数値モデルによる夏の季節予報の精度向上にもつながるであろう.2003年夏に欧州は熱波に見舞われた.この熱波に人間活動による温暖の寄与が認められるという研究結果もある.従って,2004年暑夏に地球温暖化がどの程度寄与しているかという,一般社会の問にも答えなければならない.さらに,地球が温暖化したときに,2004年暑夏のような夏がどの程度増えるかという定量的研究も必要である.
スペシャルセッション
「高所山岳を利用した大気科学の展望:富士山頂を観測拠点に」
日時 :大会第2日(11月21日) 09:15〜12:00
会場 :神戸大学 自然科学総合研究棟1号館大会議室(大会C会場)
世話人:岩坂泰信(金沢大学),土器屋由紀子(江戸川大学)
趣旨
大気質量のおよそ70%を占める自由対流圏の観測研究は,主として,航空機を利用するものである.しかし,航空機は好気象条件下でしか利用できず,また,連続観測には適していない.その補完として高所山岳の利用が注目されている.富士山頂は,オゾン濃度の日内変動やエーロゾルの化学成分濃度などから,年間を通して自由対流圏の要件を満たすと考えられている.2004年10月に「非常駐化」された富士山測候所の跡地の有効活用の一環として,「極地高所研究」の拠点とする案が浮上している.気象観測の合間に富士山測候所の協力を得て降水,エーロゾル,微量気体など大気化学観測を続けてきた経験から,施設の利用が非常に有効であり,また,観測研究は長期間続けてこそ意味を持つものであることがわかってきた.そこで,今後の利用形態としてどのような観測が必要になるか.雪氷学,雲物理学,大気電気学,生気象学などの気象学全般にわたる研究を含め,また世界の山岳研究と連携しネットワークを構築することも視野に入れた議論を行うことが急務であると考え,このセッションを計画した.
スペシャルセッション
「力学・化学・放射過程を通した太陽活動の地球大気に及ぼす影響」
日時 :大会第2日(11月21日) 09:15〜12:00
会場 :神戸大学 理学部Z棟多目的室A・B(大会D会場)
世話人:小寺邦彦(気象研究所),廣岡俊彦(九州大学)
趣旨
多様に変化する太陽活動に対する地球大気の応答については,未だ十分明らかとはなっていない点が多い.太陽活動が地球大気に及ぼす影響の解明は,学問的興味のみならず,社会的要請が大きい気候変動予測の観点からも重要な研究テーマであり,国際的にも「太陽地球系の気候と天気(CAWSES)」国際共同研究計画が2004年から5年間の期間にわたり実施されている.これを機会に,本セッションでは,11年周期よりも短い時間スケールの太陽活動変動に伴う,力学・化学・放射過程を通した地球大気の応答に関する理論的,観測的研究の現状,並びに今後の研究計画について,幅広い議論を行う.多くの真摯な研究者の参加を期待したい.
大会期間中とその前後に以下の研究会が予定されています.興味のある方はご自由にご参加下さい.
第25回メソ気象研究会
日時:2005年11月19日(土) (大会前日) 13:30〜17:30
場所:神戸大学百年記念館六甲ホール(大会A会場)
テーマ:「雷」
コンビーナー:小林文明(防衛大学校)
内容:
雷現象は250年前のダリバールの放電実験,フランクリンの凧の実験に遡り,その後の電荷分離研究の歴史も長い.雷雲(サンダーストーム)に関しても例えば,“冬季雷”や“夏季関東の雷雲”などはわが国固有の現象として盛んに研究されてきた.また,最近では雷雲雲頂から電離層への放電現象が確認され,メソ対流システムの全体像が電気的な立場からも次第に明らかにされつつある.このように大気電気学は電荷分離機構から雷雲の全体構造の理解,さらに地圏から大気圏まで含んだ大気電気構造へと学際的な広がりを示している.一方,落雷は防災面からも重要であり,人的被害,構造物への雷撃,森林火災,コンピュータなど家電製品の被害などさまざまな種類の雷災害が頻発している.そのため雷予測の社会的なニーズも高く,落雷位置情報がより身近なものとして活用されるようになっている.25回目を迎えた当研究会で今回初めて「雷」をメインテーマに取り上げることもあり,本研究会ではわが国における大気電気研究の歴史を振り返りながら,雷雲の構造を理解するとともに,最新のトピックスまで含んだ話題を提供したい.また,これから雷を研究しようとする人の一助になれば幸いである.
プログラム:
趣旨説明 小林文明(防衛大学校)
講演
「1969年日本大気電気学会発足当時の日本の雷研究」
菊地勝弘(秋田県立大学)
「雷雲の内部構造」
上田 博(名古屋大学地球水循環研究センター)
「雷雲をVHF放射で観る」
河崎善一郎(大阪大学大学院)
「雲解像モデル(JMANHM)をもちいた発雷予測」
林 修吾(気象研究所)
「宇宙線・雲・雷のリンクの可能性と超高層雷放電が地球大気へ与える化学的インパクト」
佐藤光輝(理化学研究所)
総合討論
世話人:坪木和久(名古屋大学地球水循環研究センター),加藤輝之(気象研究所),
小倉義光(東京大学海洋研究所)
連絡先:小林文明(防衛大学校)
E-mail: kobayasi@nda.ac.jp
THORPEX研究連絡会 第2回研究集会
日時: 2005年11月19日(土)(大会前日) 13:00〜17:30
場所: 神戸大学 瀧川記念学術交流会館大会議室(大会B会場)
テーマ: アンサンブル予報とその高度利用
趣旨:
THORPEXでは,アンサンブル予報の活用が重要なテーマの一つとして位置づけられている.まず,アンサンブル予報から得られる誤差情報は,次の予報を行なうためのデータ同化と初期擾乱の作成に用いることができる.また,付加価値の高い予報プロダクトとして,防災や経済活動などにも応用が試みられつつある.そこで,本研究集会では,様々な分野でアンサンブル予報がどのように活用されているか,今後どのような活用が考えられるか,各分野での事例を講演者に紹介していただき,参加者とともに議論したい.
司会: 余田成男(京大理)
プログラム:
座長: 榎本剛(海洋機構地球シミュレータセンター)
・三好建正(気象庁数値予報課)「アンサンブル・カルマンフィルタ(仮題)」
・山口宗彦(気象庁数値予報課)「気象庁が運用するアンサンブル予報とその利用」
・中北英一(京大防災研)「流域降雨予測ならびに洪水予測と気象予測の不確定性情報」
座長: 中澤哲夫(気象研究所)
・山本毅(みずほ第一フィナンシャルテクノロジー)「アンサンブル予報の活用法:企業の気温リスク分析法とリスクヘッジ法」
・津坂秩也(中部電力本店中央給電指令所)「電力会社における気象予測の影響」
・総合討論(司会: 余田成男)
日本気象学会THORPEX研究連絡会世話人
余田成男,中澤哲夫,木本昌秀,向川均,榎本剛
連絡先:
榎本剛 (電子メール eno@jamstec.go.jp, 電話 045-778-5867, FAX
045-778-5492)
オゾン研究連絡会
日時:2005年11月20日(日)(大会第一日) セッション終了後から2時間程度
場所:神戸大学 自然科学総合研究棟1号館大会議室 (大会C会場)
内容:
今回の前半は, 気塊の年代 (Age of air) に関する話題です. 気塊の年代の研究に関わるお二人の方に, これまで得られてきた理論・観測に関する知見から, 現在手掛けていらっしゃる最新の結果まで紹介して頂きます. 後半は, WCRP (世界気候研究計画) の主要プロジェクトのひとつ SPARC(成層圏過程とその気候への役割) の最近の動向について, SPARC/SSG メンバーの一人である奈良女子大学の林田先生にお話して頂きます. 関心をお持ちの方は是非お集まり下さい.
1. 気塊の年代
〜理論・力学と微量成分観測から〜
滝川雅之(地球フロンティア)
「気塊年代スペクトルを用いたCCSR/NIES大気大循環モデルにおける物質輸送検証実験」
菅原 敏(宮城教育大)
「クライオサンプラーを用いて観測された成層圏のCO2およびSF6の濃度とその年代について」
2. SPARC に関する報告
林田 佐智子(奈良女子大)
「WCRPとSPARCの最近の動向について〜COPESへの取り組み〜」
要旨:WCRPの全体会合ではWCRPとIGBPの相互乗り入れを促進するプランとしてCOPES(Coordinated Observation and Prediction of EarthSystem)を, 強力に推進すること を今年3月に決定しました. 今後国内の研究コミュニティ,特にSPARCとIGACに関係している方たちには大いに関わりがあります. また, 9月末にはSPARC/SSG会合が予定されていますので,オゾン研究会においてこれらの情報を集約してお伝えし, 今後の対応について意見を伺いたいと思います.
世話人:笠井康子(情報通信研究機構),
川上修司, 河本望(宇宙航空研究開発機構),
永島達也(国立環境研究所),
庭野将徳(京都大学大学院理学研究科),
村田 功(東北大学大学院環境科学研究科)
連絡先:村田功(東北大学大学院環境科学研究科) TEL:022-217-5776, FAX:022-217-5775, E-mail:murata@pat.geophys.tohoku.ac.jp
第2回地球観測衛星研究連絡会
日時:2005年11月20日(日)(大会第一日) 18:00〜20:00
場所:神戸大学 理学部Z棟多目的室A・B(大会D会場)
テーマ:「エアロゾル」
内容:
今回は,最近の気候変動予測において重要な鍵を握るエアロゾルをテーマに,海域および陸域におけるエアロゾルの衛星リモートセンシングのレビューと最新情報に関する話題を提供していただきます.また,エアロゾルの気候への影響という観点から,GCMを用いたシミュレーションとエアロゾル衛星観測データの有効活用について議論したいと考えています.関心をお持ちの方は是非ご参加ください.
話題提供者:
日暮明子(国立環境研究所):海域のエアロゾル衛星観測
久慈 誠(奈良女子大学):陸域のエアロゾル衛星観測
竹村俊彦(九州大学応用力学研究所):GCMを用いた エアロゾル研究と衛星観測
世話人:中島 孝(宇宙航空研究開発機構), 日暮明子(国立環境研究所), 高橋暢宏(情報通信研究機構),
塩谷雅人(京都大学), 早坂忠裕(総合地球環境学研究所)
連絡先:早坂忠裕(総合地球環境学研究所)TEL: 075-229-6161, FAX: 075-229-6150, E-mail: hayasaka@chikyu.ac.jp
極域・寒冷域研究連絡会
日時:2005年11月22日(火)(大会第三日) 17:15〜2時間程度
場所:神戸大学 瀧川記念学術交流会館大会議室(大会B会場)
話題:オホーツク海から気候変動を探る
「オホーツク海表層水温変動に影響を与える淡水インパクト--海底堆積物に残された過去12万年の記録--」
原田尚美 (地球環境観測研究センター)
「オホーツク海氷の数百〜数千年周期の急激な拡大・縮小イベント--海底堆積物コアに残された過去12万年の記録--」
坂本竜彦 (地球内部変動研究センター)
「気候モデルによる過去・現在・将来のモンスーンシミュレーション」
鬼頭昭雄 (気象研究所)
今回の極域・寒冷域研究連絡会は,「オホーツク海から気候変動を探る」と題しての講演会を行います.まず,2名の方に,オホーツク海の古海洋・古気候について講演して頂きます.北半球海氷域の南限であり,気候変動に敏感な領域であるオホーツク海の海底コアの研究を通じ,過去1万から数万年程度の気候変動を理解し,さらに現在や未来の気候変動の理解へつなげようというものです.古海洋・古気候を理解する上での基本的な説明も交えながらお話して頂く予定です.さらに,気候モデルを用いた過去及び将来のモンスーン活動の研究についての包括的な講演も予定しています.今回の講演会により異分野の研究者との交流の場を設ける事で,アジア域を中心とする気候変動研究の裾野をより広げていきたいと思います.
代表:山崎孝治(北海道大学大学院地球環境科学研究科)
世話人:平沢尚彦(国立極地研究所),中村 尚(東京大学理学部),浮田甚郎(コロンビア大学),
高田久美子(地球環境フロンティア研究センター),阿部彩子(東京大学気候システム研究センター),
佐藤 薫(国立極地研究所),本田明治(地球環境フロンティア研究センター),
齋藤冬樹(東京大学気候システム研究センター),猪上 淳(地球環境観測研究センター),
高谷康太郎(地球環境フロンティア研究センタ−)
連絡先:高谷康太郎(地球環境フロンティア研究センター) TEL:045-778-5526,FAX:045-778-5707,E-mail:takaya@jamstec.go.jp
惑星大気研究会
PACK2 (Planetary Atmosphere Colloquium at Kobe)
日時:2005年11月22(火)−24日(木)
タイムテーブル(仮)
11/22 (火) 19:00 頃までに集合
11/23 (祝) 朝から晩まで
11/24 (木) 朝解散
内容:惑星大気に関するいくつかの講演を予定しています.各講演の後にはちょっと長めに時間をとって,少ししつこく議論する場を持ちたいと考えています.
予定されている講演者(50音順,敬称略)
今村剛 (宇宙研)
倉本圭 (北大)
中島健介 (九大)
松田佳久 (東京学芸大)
渡邊誠一郎 (名大)
場所:太山寺 なでしこの湯
〒651-2108 神戸市西区伊川谷町前開270-1
http://www.nadeshikonoyu.com/
神戸市営地下鉄「学園都市」駅よりシャトルバス5分 (学会会場(神戸大)から学園都市駅までは約60分)
費用:全日参加 18,000 円くらい(含む2泊, 朝昼夕食付き)部分参加や日帰り参加も可
申込み〆切(予定):11月4日(金)
問い合わせ先:研究会の詳細は後日,ymnet
などで回覧する予定です.案内の送付を希望される方は,以下までご連絡ください.
はしもとじょーじ (神戸大) E-mail:george@kobe-u.ac.jp
世話人:山中大学(神戸大),岩山隆寛(神戸大),はしもとじょーじ(神戸大)
大会参加費の未払いについて
2005年度春季大会において,一部の講演者が大会参加費を支払っていなかったことが判明いたしました.大会運営は大会参加費と多くの会員による献身的な努力の上に成り立っており,今後はこのようなことがないよう十分ご注意願います。今後参加費の未払いが明らかになった場合には,講演の停止を含めた処置も検討致しますのでご承知おきください.
なお,大会参加費未払いの講演者の約半数は,共著者に会員がいれば講演できるという特例によって認められた非会員による講演者でした.共著者となっている会員の方は,参加費の納入について講演者へ周知・徹底して頂くようよろしくお願いします.
非会員による大会での継続的な講演について
最近,非会員のままで継続して大会での講演を行うケースが少なからず見受けられます.特に教官との共著で講演を行う学生や院生の方が多いようですが,一般の方もおられるようです.大会での講演は気象学会会員としての貴重な権利であり,「共著者に会員がいる場合は非会員の大会での講演を認める」という規定は,あくまでも短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において一時的に講演を行う場合の特例です.これまでもお願いしてきましたが,気象学会において継続的に講演を行いたい場合には会員になって頂くように強く望みます.
2006年度春季大会は,2006年5月21日(日)〜24日(水)につくば国際会議場で開催される予定です.2006年度春季大会からは,講演申込の電子化や大会参加費の改定などの大幅な変更が予定されています.これらの概要は「天気」5月号でお知らせ致しましたが,詳細については12月号掲載の大会告示に記載される予定です.なお,春季大会の講演申し込み締め切りは2006年2月頃となる予定です.