日本気象学会2006年度春季大会
会期:2006年5月21日(日)〜24日(水)
会場:つくば国際会議場(エポカルつくば:茨城県つくば市竹園2-20-3,http://www.epochal.or.jp)
プログラム(PDF)
索引(PDF)
大会実行委員会担当機関:気象研究所
大会委員長 :藤谷徳之助(気象研究所)
当日の会場への連絡先 :大会実行委員会事務局(つくば国際会議場小会議室301)
TEL・FAX 029-861-0611(直通)(学会開催期間のみ有効)
※大会参加者への伝言(FAXも含む)は,受付付近の掲示板に掲示します.
取り次ぎはいたしませんのでご承知おき願います.
会場案内図
交通のご案内
●つくばセンター・つくば駅まで
・つくばエクスプレス(TX):「つくば」行きに乗車し,終点「つくば駅」にて下車.
・JR常磐線:「ひたち野うしく駅」(東口),「土浦駅」(西口2番のりば)の各駅より,「筑波大学中央」または「つくばセンター」行きに乗車し,「つくばセンター」にて下車(ともに所要時間約25分).
・高速バス:東京駅八重洲南口高速バスのりばより<特急つくば号>「つくばセンター」行きに乗車し,終点「つくばセンター」にて下車(所要時間約65分).羽田空港第1及び第2の各ターミナル1階到着ロビー(13番のりば)より「つくばセンター」行きに乗車し,終点「つくばセンター」にて下車(所要時間約80分).
●つくばセンター・つくば駅からつくば国際会議場まで
ペデストリアンデッキ(歩行者専用道路)に登り,直進(徒歩約10分).
大会行事予定
A会場 :大会議室101(1F)
B会場 :大会議室102(1F)
C会場 :中会議室201(2F)
D会場 :中会議室202(2F)
ポスター会場 :多目的ホール(1F)
総会・記念講演・シンポジウム:大ホール(1F)
企業展示会場:多目的ホール(1F)
受付 :ロビー(1F)
大会事務局 :小会議室301(3F)
懇親会 :大会議室101・102(1F)
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A会場 |
B会場 |
C会場 |
D会場 |
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5月21日 |
10:00〜 |
気候システムI |
物質循環I |
降水システムI |
環境気象 |
11:30〜 |
ポスター・セッション |
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14:00〜 |
シンポジウム 「異常気象に挑む−極端な降水現象の理解と予測を目指して−」 |
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5月22日 |
09:30〜 |
気候システムII |
物質循環II |
降水システムII |
観測手法 |
11:30〜 |
ポスター・セッション |
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13:30〜 |
専門分科会 |
専門分科会 |
専門分科会 |
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5月23日 |
09:30〜 |
気候システムIII |
大気境界層 |
台風 |
気象予報 |
11:30〜 |
ポスター・セッション |
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14:00〜 |
総会 |
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15:30〜 |
学会賞・藤原賞受賞記念講演 |
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18:00〜 |
懇親会 |
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5月24日 |
09:30〜 |
気候システムIV |
相互作用 |
熱帯大気 |
大気力学II |
11:30〜 |
ポスター・セッション |
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13:30〜 |
専門分科会 |
専門分科会 |
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発表件数:453件(専門分科会56, 口頭発表161,ポスター236)
講演の方法
専門分科会
・持ち時間は各分科会毎に決められています.詳細は各分科会のプログラムをご覧下さい.
一般口頭発表
・持ち時間は9分(講演7分・質疑2分)です.
ポスター発表
・概要紹介は行われません.
・講演者はポスターに表題と著者名を明記して下さい.
・ポスター発表の一人当たり使用可能面積は,幅1.0 m× 高さ2.1 mとなっています.
・ポスターの掲示にあたって鋲,ピンが使用できますが,糊,テープ等は使用できません.必要な鋲,ピンは各自で用意して下さい.
・ポスターの掲示可能時間は発表日の09:30−16:30となっています.会場の都合上時間厳守でお願いします.
機器の使用について
専門分科会・一般口頭発表
・PCプロジェクターとOHPが使用できます.
・止むを得ない事情で使用機器が講演申込時に予め届け出ていた機器と異なる場合は,セッション開始前までに座長と会場係にその旨を申し出て下さい.
・PCプロジェクターを使用する際は予め以下の点をご了承ください.
−パソコンは各自で準備して下さい.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備します.
−セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておいて下さい.また接続が不安な場合は,セッション開始前に会場係に申し出て下さい.
−突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えさせて頂くことがあります.OHPシートなどを予め準備しておくなど,トラブルへの備えは講演者自身で行って頂くようにお願いします.
ポスター発表
・ポスター会場での機器の使用は講演申し込み時に申し出ていたもの以外は原則として認められません.
シンポジウム「異常気象に挑む−極端な降水現象の理解と予測を目指して−」
日時:大会第1日(5月21日)14:00〜17:30
会場:つくば国際会議場 大ホール(1F)
司会:杉 正人(気象研究所)
※シンポジウムの聴講は無料、登録も不要です
趣旨
ここ数年来,我が国では,都市部を中心とした時間雨量100mmを超える短時間豪雨,台風・前線による大雨が各地で発生し,特に中小河川による洪水,土砂災害等により多大な被害がもたらされている.気象庁が平成17年10月に発表した「異常気象レポート」では,日本では最近大雨の頻度が増加していることが示されており,また,平成17年には,西日本における渇水が話題となった.従前には見られないような大雨が今後も頻発するのか,渇水の傾向はどうかなど,降水現象の動向に,社会的関心が高まっている.
今回のシンポジウムにおいては,このような降水現象に焦点を絞り,大雨の出現がどのように変わってきているのか,地球温暖化との関連はどうか,今後どのように変わるのか等の話題について最新の知見を紹介するとともに,大雨の予測技術の高度化への取り組み状況,今後の異常気象解明に向けた気象学的研究の展望と,降水に関する将来の水問題への対策の重要性について,理解の促進と議論を深める機会を提供する.
基調講演
降水現象の現状と変化傾向
1)「最近の異常気象の特徴」 栗原弘一(気象庁)
2)「世界における最近の降水現象の特徴」 松本 淳(東京大学)
3)「領域モデルによる日本周辺での降水現象の将来の変化予測」 高藪 出(気象研究所)
降水現象に関連した予報技術の現状と今後の発展
4)「降水現象の予報高度化の技術」 斉藤和雄(気象研究所)
5)「洪水・水資源管理のための技術発展の展望」 吉谷純一(土木研究所)
今後の展望
6)「今後の異常気象研究の展望」 木本昌秀(東京大学)
7)「今後の水問題への取り組み(科学技術政策面から)」 沖 大幹(東京大学)
総合討論
総 会
日時:大会第3日(5月23日)14:00〜15:20
会場:つくば国際会議場 大ホール(1F)
議事次第:
1 .開会の辞
2 .議長選出
3 .理事長挨拶
4 .学会賞授与
5 .藤原賞授与
6 .2005年度事業報告
7 .2005年度会計報告
8 .2005年度監査報告
9 .2006年度日本気象学会総会議案
10.2006年度事業計画案
11.2006年度予算案の審議
12.議長解任
専門分科会の概要紹介
2006年度春季大会では下記の通り,5件の専門分科会が開かれます.
太平洋・インド洋域における大気海洋結合現象
日時:大会第2日(5月22日) 13:30〜17:00
場所:A会場
趣旨:太平洋・インド洋域では様々な時空間規模において大気と海洋の現象が結合して変動しており,それらの動向は我が国の天候予測にとっても重要である.その典型例としては ENSOが良く知られているが,最近発見されたインド洋のダイポール現象や太平洋の(数)十年規模変動なども注目を集めている.また,アジアモンスーン自体にも大規模な大気海洋結合現象として捉えられる側面がある他,黒潮とその続流域における大気海洋相互作用も注目されている.近年,人工衛星や現場観測によるデータの充実はこれら結合現象の振舞を詳細に明らかにしつつあり,また高解像度の大気・海洋(結合)モデルによる長期積分の解析は,結合現象のメカニズムの研究を今後一層加速させるものと期待される.そこで,本分科会では海洋物理の研究者にも呼び掛け,太平洋・インド洋域にて起こる様々な大気海洋結合現象に関する最新の知見を整理し,今後の研究の方向性を議論したい.
コンビーナー:中村 尚(東京大学/地球環境フロンティア研究センター), 謝 尚平(ハワイ大学IPRC)
アジアにおける広域大気汚染とその環境影響
日時:大会第2日(5月22日) 13:30〜17:00
場所:B会場
趣旨:アジアでは,近年の急速な経済発展に伴って人為起源物質の発生量が著しく増大して おり,その環境への影響が懸念されている.エアロゾルやオゾンなどの大気汚染物質 は都市域など局所的には人間の健康に悪影響を与え,より広域に輸送されれば,気候 (放射・降水)や農作物・植生への影響など多岐にわたって影響を及ぼす.これらの 環境問題のへの取り組みは,UNEP-ABCなどの国際的な共同研究へ発展しつつある.日本気象学会の地球環境問題委員会の主催で,この学際的な環境研究分野における近年の知見や今後の研究の方向性について紹介する.招待講演および関連する議論を通じて,会員を含め多くの人々が,この問題に対する理解を深めることが趣旨である.
主催:日本気象学会 地球環境問題委員会
コンビーナー:近藤 豊(東京大学先端科学技術研究センター),中島映至(東京大学気候システム研究センター),笹野泰弘(国立環境研究所)
種々の地表面上に発達する大気境界層の観測とモデリングに関する研究の現状と将来展望
日時:大会第2日(5月22日) 13:30〜17:00
場所:C会場
趣旨:ここ数年,大型予算を伴う研究プロジェクト等により,種々の地表面上に成立する大気境界層の観測的研究や数値モデリングを併用した研究が,国内外で活発に行われています.これらの研究は,接地境界層内の乱流変動量や地表面フラックスの空間分布に関する観測的研究や,ウィンドプロファイラーを用いた大気境界層〜対流圏中層の風の場に関する観測的研究,そして,LES(Large Eddy Simulation)に代表される大気乱流に関する数値計算など,多岐にわたります.そこで,大気境界層に関する最新の観測事例や数値計算の成果について情報交換を行うことを目的に,標題の専門分科会を企画しました.
コンビーナー:檜山哲哉(名古屋大学地球水循環研究センター),浅沼 順(筑波大学陸域環境研究センター),神田 学(東京工業大学大学院理工学研究科)
雲・エアロゾルの新しい地球環境監視システム
日時:大会第4日(5月24日) 13:30〜17:00
場所:A会場
趣旨:近年,雲とエアロゾルが及ぼす気候影響が,地球温暖化予測モデルの結果を左右する大きな不確定要因として注目されている.その検証のために,全球の雲・エアロゾルの動態を測定できるミリ波レーダやライダーを搭載した衛星開発が進められている.NASAが2006年打ち上げ予定のCloudSat, Calipsoもその一つで,A-Train軌道と呼ばれる同一軌道を続けて通過する二つの衛星にミリ波レーダとライダーを搭載して雲観測を行う.一方,わが国も欧州宇宙機構と共同でEarthCARE衛星を提案しており,2005年から本格的な衛星設計に移行した.この衛星は,ミリ波レーダとライダーを一緒に搭載し,雲とエアロゾルに関する微物理量の詳細観測を目指している.また,対応して,ライダー,スカイラジオメーター,雲レーダー等の全自動地上ネットワークであるLidar Net, AERONET, SKYNETなどが構築されつつある.本専門分科会では,このような衛星計画を紹介すると共に,気候モデルから地上・航空機観測まで雲・エアロゾルに関連する様々な研究者からも発表をいただき,今後の計画に対して活発な意見交換が行われることを期待している.
コンビーナー:大野裕一(情報通信研究機構),木村俊義(宇宙航空研究開発機構),中島映至(東京大学気候システム研究センター)
JRA-25長期再解析が切り開く新しい気候研究
日時:大会第4日(5月24日) 13:30〜17:00
場所:B会場
趣旨:長期再解析は,最新のデータ同化システムを使用して過去数十年間にわたる均質で高精度の格子点データセットを作成し,気候研究の基礎資料とすることを目的に実施される.日本で最初の長期再解析JRA-25は,気象庁と電力中央研究所が共同で実施中で,2006年3 月末には完成予定である.また気象庁はこれと同一システムの準リアルタイム気候データ同化サイクルの運用を予定している.1979年〜2004年の26年間のデータが揃うのを受け,JRA-25の特性の一貫した評価,海外の再解析データとの比較を通して,JRA-25が切り開く新しい研究の可能性について議論したい.JRA-25は降水量や台風の表現等が他の再解析より優れており,様々な研究用途において強力な基礎資料になることを期待している.本分科会の発表で得られた知見を元に,JRA-25をどのような研究に適用出来るか,また,今後どのような再解析プロダクトが必要になってくるかについて,今後の研究推進のための議論の場としたい.
コンビーナー:釜堀弘隆(気象研究所),大野木和敏(気象庁気候情報課),筒井純一(電力中央研究所)
研究会のお知らせ
大会期間中に以下の研究会が予定されています.興味のある方はご自由にご参加下さい.
第26回メソ気象研究会
日時:2006年5月20日(土) (大会前日) 13:30〜17:00
場所:気象庁講堂(東京都千代田区大手町1-3-4)
テーマ:「21世紀の境界層研究の役割と課題−その変遷のなかで−」
コンビーナー:中西幹郎(防衛大学校)
内容:近年の気象学の研究は,主に社会の要請から,温暖化などの地球環境に関わる研究や,降雨予測などの防災に関わる研究に集中する傾向にあるようです.しかし,温暖化の原因となる温室効果ガスは地表面付近に排出源を持ち,大気境界層の交換過程を通して自由大気,地球全体に輸送されます.また,降雨のもととなる水蒸気は大気境界層を介して水平・鉛直方向に輸送され,凝結・併合を繰り返し雲・降水に変化していきます.このように,境界層内の素過程は気象学のさまざまな分野の理解に不可欠です.その境界層自身の研究はというと,水平一様な地表面上の研究はほぼ確立されたものの,非一様な複雑地形,3次元構造をした都市などの境界層の研究はまだまだ多くの未解決の問題を抱えています.この解決なくして,地球規模の物質輸送,複雑地形やヒートアイランドの豪雨への関与も解明できません.境界層は,人間活動の場であるために,工学,農学,社会科学などとも関連する学際的色彩の強い対象です.5名の先生方に,これまでの境界層研究を振り返り,最新の話題を提供していただくこの機会に,多方面でご活躍の研究者の方々とともに今後の境界層研究の役割と課題を議論したいと思います.なお,講演要旨をhttp://www.nda.ac.jp/~naka/meso.htmlに掲載してありますので是非ご覧ください.
プログラム:
趣旨説明 中西幹郎(防衛大学校)
講演(各講演は質疑・討論を含め35分)
「これまでの境界層研究−私の研究を中心にして,そして温暖化問題−」近藤純正(東北大学名誉教授)
「都市境界層−都市気候の予測と解析に向けたモデリング−」 日下博幸(電力中央研究所流体科学領域)
「建物周りの境界層−気象モデルと流体力学モデルの結合−」 山田哲司(米国YSA社)
「大気境界層−雲・降水過程における重要性−」 木村富士男(筑波大学生命環境科学研究科)
「これからの境界層研究−社会的要請に基づく研究の総合化(本格研究)−」近藤裕昭(産業技術総合研究所)
総合討論
世話人:坪木和久(名古屋大学地球水循環研究センター),加藤輝之(気象研究所),小倉義光(東京大学海洋研所)
連絡先:中西幹郎(防衛大学校) E-mailはこちら
気象庁数値モデル研究会
日時: 2006年5月20日(土) (大会前日) 17:30〜19:30(「メソ気象研究会」終了後.メソ気象研究会の終了時刻によっては,開始が遅れる場合がありますので,あらかじめご了承ください.)
場所: 気象庁講堂(東京都千代田区大手町1-3-4)
話題:「高分解能メソモデルの可能性と今後の課題」
参加費:無料
趣旨: 気象庁では,気象学の分野で用いられているさまざまな数値モデルに関する情報交換の場として,平成17年度から「気象庁数値モデル研究会」を開催しています.今年度は,気象庁講堂にて,気象学会のメソ気象研究会に引き続いて行います.今回は上のとおりメソモデルを話題として取り上げる予定です.モデル開発やモデルを用いた研究に興味のある方々の参加をお待ちしています.講演内容等のプログラムについては,後日,数値予報研究開発プラットフォームのホームページ (http://pfi.kishou.go.jp) にてお知らせいたします.なお,研究会では気象庁非静力学モデルの実行環境を容易に構築できるシステムについても紹介する予定です.
問い合わせ先: 気象庁総務部企画課 横山辰夫(気象庁モデル技術開発推進本部事務局)
TEL: 03-3212-8341(内線2227), E-mailはこちら
第3回地球観測衛星研究連絡会
日時:2006年5月22日(月)(大会第2日) 17:30〜20:00
場所:つくば国際会議場 小会議室401
テーマ:「降水計測」
内容:防災,水利用など様々な分野で降水量を把握することが不可欠である.しかし,降水の計測や時空間分布の推定は,観測方法や利用目的毎に困難な問題を含む.衛星を使った降水のリモートセンシング研究はTRMMによって進展した.現在このようなデータの実利用を目指した,GPMが計画されている.本研究会は,降水計測をキーワードとして,GPM時代に向けて,実際にこのテーマを研究している様々な分野の研究者間で情報交換し,降水リモートセンシングデータの利用可能性を検討することを主な目的とする.
講演者及びタイトル(予定):
1)「CREST/GSMaPにおける降水リトリーバルとGPM計画」 高橋暢宏(情報通信研究機構)・ 沖 理子(宇宙航空研究開発機構)
2)「雨量計による陸域の降水直接観測データの解析-衛星降水データとの比較-」 谷田貝亜紀代(総合地球環境学研究所)
3)「洪水予警報への衛星降水データの実利用可能性」 深見和彦(土木研究所)
世話人:中島 孝(東海大学), 日暮明子(国立環境研究所), 高橋暢宏(情報通信研究機構), 塩谷雅人(京都大学生存圏研究所), 早坂忠裕(総合地球環境学研究所)
連絡先:高橋暢宏(情報通信研究機構)
TEL: 042-327-6179, FAX: 042-327-6666, E-mailはこちら
オゾン研究連絡会
日時:2006年5月22日(月)(大会第2日) セッション終了後から2時間以内
場所:つくば国際会議場 小会議室402
内容:今回は「雲と微量成分の相互作用」と題し,微量成分の研究を行う上でしばしば問題となる雲形成,雲と微量成分やエアロゾルとの関係などについて,基本的な理論を含め少し時間をかけてお話を伺う企画です.関心をお持ちの方は是非お集まり下さい.
1. 雲物理の基礎理論・モデルにおける雲物理過程の取り扱い
発表者:中村 晃三(地球環境フロンティア研究センター)
2. 雲とエアロゾルの観測
発表予定者:岡本 創(東北大学大学院理学研究科)
世話人:笠井康子(情報通信研究機構), 川上修司, 河本 望(宇宙航空研究開発機構), 永島達也(国立環境研究所), 庭野将徳(地球環境フロンティア研究センター), 村田 功(東北大学大学院環境科学研究科)
連絡先:村田 功(東北大学大学院環境科学研究科)
TEL:022-795-5776, FAX:022-795-5775, E-mailはこちら
極域・寒冷域研究連絡会
日時:2006年5月22日(月)(大会第2日) 17:15〜2時間程度
場所:つくば国際会議場 小会議室303
話題:2005/2006年冬の寒さと大雪を考える
内容:
1. 2005/2006年冬の寒さについての気候学的側面
「今冬の大雪: 降雪の特徴と積雪地域からの報告」 中井専人 (防災科学技術研究所)
「05/06年冬の大気異常と史上最少の海氷量」 立花義裕 (地球環境観測研究センター/東海大学)
2. 2005/2006年冬の寒さについての自由討論会
今回の極域・寒冷域研究連絡会は,「2005/2006年冬の寒さと大雪を考える」と題しての講演会及び自由討論会を行います.2005/2006年の冬は,12月を中心に非常に寒く,日本海側を中心に大雪にも見舞われました.この顕著な寒冷現象に関わる話題を,様々な研究者の方々に提供して頂き,議論を深めたいと思います.まず,前半では2名の方に,大雪について現場の研究者からの報告,及び,オホーツクの海氷やユーラシアの積雪の状況等について話題提供をして頂きます.後半は自由討論の形式をとり,様々な分野の研究者に5分程度で大気循環やSSTなど関連する話題を幅広く紹介して頂きながら,議論及び討論を行います.自由討論は1時間程度を予定しています.当日,飛び入りでの話題提供も歓迎いたしますので,たくさんの方のご参加をお待ちしています.様々な分野の研究者による活発な議論を通じて,今冬の顕著な寒冷現象の特徴を理解し,さらに大気循環や気候変動の全般的な理解を深める機会にしたいと考えています.
代表 :山崎孝治 (北海道大学地球環境科学研究院)
世話人:平沢尚彦(国立極地研究所), 中村 尚(東京大学理学系研究科), 浮田甚郎(コロンビア大), 高田久美子(地球環境フロンティア研究センター), 阿部彩子(東京大学気候システム研究センター), 佐藤 薫(東京大学理学系研究科), 本田明治(地球環境フロンティア研究センター), 齋藤冬樹(地球環境フロンティア研究センター), 猪上 淳 (地球環境観測研究センター), 高谷康太郎(地球環境フロンティア研究センター)
問い合わせ先:高谷康太郎(地球環境フロンティア研究センター)
TEL: 045-778-5526, FAX: 045-778-5707, E-mailはこちら
極域・寒冷域研究連絡会ホームページ
保育施設斡旋について
大会に参加される会員のため,大会実行委員会では保育施設の斡旋を行います.保育施設利用料の一部補助についても検討中です.利用を希望される方,あるいは情報提供を希望される方は,4月21日(金)までに下記の担当者までご連絡下さい.
連絡先:高橋清利(気象研究所気候研究部) E-mailはこちら; TEL: 029-853-8670; FAX: 029-855-2683
大会参加・講演申込方法についてのご意見をお寄せ下さい
今大会よりオンラインでの講演申込み受付が開始されるなど,大会参加・講演申込方法が大幅に変更となりました.これについて皆様からのご意見を, 講演企画委員会(E-mailはこちら)までお寄せ下さい.なお, 頂いたご意見につきましては,講演企画委員会において今後の大会運営の参考とさせて頂きたいと考えていますが, 個別にご返事を差し上げることはいたしませんのでどうかご了承下さい.
秋季大会の予告
2006年度秋季大会は,2006年10月25日(水)〜27日(金)にウィルあいち(名古屋市)で開催される予定です.