日本気象学会1998年度秋季大会の告示
|
大会参加費:
|
懇親会費:
|
講演申込要領 |
ポスター・セッションの方法 |
スペシャル・セッションのご案内 |
1.テーマ:
熱帯降雨観測衛星(TRMM)とその初期結果
2.趣旨:
1997年11月28日に宇宙開発事業団種子島宇宙センターから熱帯降雨観測衛星(TRMM: Tropical Rainfall Measuring Mission)が打ち上げられた。TRMMの目的はその名前のとおり、熱帯域を中心として降雨を観測することであり、日米対等の計画として提案から10年以上にわたる多くの人々の努力の結果実現した。この衛星に可視・赤外放射計、マイクロ波放射計などとともに、そは我が国が世界に先駆けて開発した衛星用降雨レーダが搭載されており、これがTRMMの目玉となっている。今までも地球上の降雨の分布を衛星で測定することは行われているが、可視・赤外放射計では直接には降雨が見えないこと、マイクロ波放射計では陸上の精度に問題があること、などの問題点があった。降雨レーダはこのような宇宙からの降雨観測の欠点を克服するものとして搭載された。レーダは降雨に直接に感度があるばかりでなく、距離分解能があることから降雨の3次元構造を観測することができる。このような降雨の3次元構造を広域にわたり均一に観測することはこれまでできなかったことである。
本セッションではこのTRMMについてその概要を紹介するとともにTRMMによる新しいデータに基づく初期結果について報告したい。このセッションの報告により、TRMMの新しいデータがどのようなものであるかを周知するとともに、データへの関心を高め、新しいデータ利用に向け、研究者を大いに刺激したい。
3.世話人:
中澤哲夫(気象研究所台風研究部)
講演予稿集原稿の書き方 |
非会員の大会講演について |
1. 非会員による講演の実態を把握するため,講演申込用紙に会員番号の記入欄を設ける.
2. 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演を認める.
なお上記の措置は,あくまでも暫定的なものです. 講演企画委員会としては,大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう望みます.
1998年4月 講演企画委員会