2002年度秋季大会の告示
講演申込要領
1. 発表の種類
講演方法には,口頭発表(スペシャル・セッションを含む)とポスター発表の2種類がある.
2. 発表件数の制限
口頭発表(スペシャル・セッションを含む)・ポスター発表を合わせて,1講演者について異なるテーマのもの2件以内とする. この制限に抵触する申込があった場合には,講演企画委員会が適切に処置する.
3.ポスター発表から口頭発表への振り替えについて
会場の広さやポスターパネル数の制約により,掲示可能なポスター数には上限がある(今大会については一度に60件のポスターが掲示可能).このため,この上限を超える数の申込があった場合には,ポスターに申込まれたものの一部を口頭発表に振り替える.このために,口頭発表へ変更しても良いかどうかについての選択欄を申込用紙に設ける.「変更可」とあるものからランダムに口頭発表に振り替え,それでもあふれる場合は,それ以外のものからもランダムに振り替えを行う.
4.スペシャル・セッションの扱い
スペシャル・セッション(詳細は「スペシャル・セッションのご案内」参照)に申し込まれた発表については,世話人が予稿を審査し,スペシャル・セッションでの発表を認めるかどうかを判断する.発表方法は口頭発表に準ずるが,世話人の判断により,講演持ち時間について若干の変更があり得る.
スペシャル・セッションに申し込まれた発表が,世話人によってスペシャル・セッションに適さないと判断された場合には,一般の口頭発表に回す.
5. 申込方法
(1) 「天気」5月号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に送付する.講演申込用紙と予稿集原稿の書き方の詳細については「天気」5月号を参照すること.
〒305-0052 茨城県つくば市長峰1-1 気象研究所予報研究部内
講演企画委員会(永戸久喜)
スペシャル・セッションに申し込む場合は,上記に加えて,下記宛先へ申込用紙と予稿集原稿のコピーを送付する.
〒153-8904 東京都目黒区駒場 4-6-1 東京大学気候システム研究センター
高薮 縁
(2) 申込期限: 2002年7月23日(火)必着.ただしスペシャル・セッションは2002年7月16日(火)必着.
6 その他
(1) 今回は会場の都合によりスライドプロジェクターとVHSビデオは使用できません.申し込みの際はご注意ください.
(2) セッションを的確に編成するために,申込用紙にキーワードの記入をお願いします.
(3) 講演者索引を作成するため,申込用紙には講演者の姓名とそのローマ字表記を明記して下さい.
(4) 最近,講演申込用紙に書かれたタイトルや著者名が予稿集原稿に書かれたものと異なる申込が多く,講演予稿集編集作業に支障をきたしています.講演申込用紙記入の際には上記の点に十分にご注意下さい.
(5) 申込まれた予稿の内容が,(ア)気象学とは全く無関係である,(イ)極めて非合理的・非論理的である,(ウ)他者を誹謗中傷する部分がある,等の理由により,講演を認めることが適当でないと講演企画委員会が判断した場合には,講演を認めないことがあります.
(6)大会プログラムは「天気」8月号及び日本気象学会のホームページ(http://wwwsoc.nii.ac.jp/msj/)に掲載されます.ホームページへの掲載は締切から約2週間後までに行われる予定ですので,講演申込者は申込が受理されているかどうかなどの確認に利用して下さい.
講演の方法
(1) 口頭発表は,全て同一の講演時間とする.1件あたりの講演時間は,口頭発表に使用可能な時間の総計を申込件数で割ったものを目安として講演企画委員会が決定する.決定した講演時間は大会プログラムに記載する.
(2) スペシャル・セッションにおける発表方法は口頭発表に準ずるが,世話人の判断により,講演持ち時間について若干の変更があり得る.
(3) ポスター・セッションは大会第1日(10月9日)夕方に行う予定であるが,講演件数が多ければ他の日時にも行う.全体の時間は1時間半程度で,この間は口頭発表は休憩とする.
(4) 各講演者は,指定された会場で概要紹介を行った後,ポスターの前で説明を行う.各講演者がポスターの前にいなければならない時間(拘束時間)を30分間設定する.
(5) ポスター発表の概要紹介の持ち時間は30秒で,OHPを用いることができる.
(6) ポスターの掲示・撤去は,講演者自身が行う. 掲示にあたって画鋲,ピンそしてセロテープが使用できる.掲示に必要な用具は各自が用意すること.
(7) ポスターには講演題目・講演者名を明記しておくこと.
(8) 掲示板は縦180cm×横90cm程度である. なおポスターは大きな紙1枚に書く必要はなく,小さい紙に分けて書いたものを当日並べても良い.
講演における機器の使用について
(1) 口頭発表会場ではOHPとPCプロジェクターが使用できるが,会場の都合上スライドプロジェクターとVHSビデオは使用できない.
(2) PCプロジェクターの使用を希望する場合は以下の点を予め了承すること.
・パソコンは各自で持参すること.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備し,パソコンは用意しない
・突然の故障や接続ができないなどのトラブルが発生した場合も考慮して,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておくこと
(3) ポスター発表の概要紹介についてはOHPのみが使用できる.
(4) 講演申込用紙に機器使用に関する記載が無い場合はOHPのみを使用するものとみなす.
(5) 機器使用の申込は講演申込時にのみ受け付ける.それ以降の変更や追加は一切認めない.
(6) 講演申込用紙の「使用機器」欄に記載されている以外の機器を使用したい場合やその他の要望がある場合は,機器や物品の名称及びその使用方法をなるべく具体的に欄外に記入すること.ただし会場の都合などにより,要望が全て受け入れられる保証は無い.
スペシャル・セッションのご案内
スペシャル・セッションは,あるテーマに関心を持つ会員同士が,研究分野の枠を超えて交流する機会を設けるために,1988年から始まったものです.一般の大会発表と同様,会員はどなたでも講演申込できます.
ただし,プログラム編成の際に世話人の意向を取り入れるため,申込期限が一般講演よりも早くなるとともに,予稿と申込用紙のコピーをスペシャル・セッションの世話人にも送付していただくことになりますので,ご注意願います(申込締切および送付先は「講演申込要領」参照).
本大会では以下のテーマでスペシャル・セッションが行われます.
熱帯・亜熱帯の雲降水システム--雲物理から大規模擾乱まで--
趣旨: 熱帯・亜熱帯の雲降水システムの機構解明は,全球水循環の理解においても重要な位置を占める.そして過去の多くの研究が,大規模システムの理解のためにも雲物理レベルまでの理解が必要であることを指摘している.しかしながら,雲物理の観測・モデル研究や熱帯大規模擾乱の研究等の研究者間で,十分に知識の共有を行う機会が多くないのが現状である.近年,TRMM(熱帯降雨観測計画)やマイクロ波放射計等の衛星からの微物理量観測データが充実してきた.さらにTRMMの経験に基づき,降水システムを全球的かつ高密度に観測するGPM(全球降水計測)計画も進行中である.この環境を活用し,雲物理を扱う研究・TRMMデータの解析研究・大規模降水システムの研究等広範囲の研究分野から,熱帯・亜熱帯マルチスケール雲降水システムの特性の解明という目標の下に研究成果を持ち寄り知見を交換することを目的とする.
世話人: 高薮縁(東京大学気候システム研究センター), 児玉安正(弘前大学理学部), 沖理子(宇宙開発事業団), 中澤哲夫(気象研究所), 高橋劭(桜美林大学国際学部)
非会員の大会講演について
気象学会会員でない方は原則として大会講演を行うことは出来ません.しかしながら,短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において講演を行う場合を考慮して,講演企画委員会では以下の規定を満たすものに限って非会員が大会講演を行うことを認めています.
(1) 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演を認める.
(2) 上記規定を明確にするために,講演申込用紙に講演者の会員番号(非会員は会員である共著者の会員番号)の記入を義務づける.
なお,講演企画委員会としてはこれまでと同様,継続的に大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう望みます.
研究会活動への支援について
講演企画委員会では,大会期間中またはその直前・直後に会員が自主的に運営する研究会活動に対し,一般の会員が自由に参加できることを条件として,可能な支援をします. 具体的には,大会プログラムへの掲載,会場・機器の手配,時間の調整などが考えられます.
支援を希望する方は,右記の事項を明記の上,講演企画委員会へ申し込んで下さい.
申込先・申込期限: 大会講演と同じ
記入事項: (1) 会の名称とテーマ
(2) 代表者の連絡先
(3) 希望日時・開催場所
(4) 予想参加人数
(5) 希望する支援内容
大会会場の使用を希望する場合は,準備の都合上,上記申込期限を厳守して下さい.期限を過ぎての申込は一切受け付けません.なお,今大会では都合により大会会場の使用は10月8日(大会前日)の15:00-19:00に限られます.予めご了承ください.