2003年度秋季大会の告示
1. 期日: 2003年10月15日(水)〜17日(金)
2. 会場: 宮城県民会館(仙台市青葉区国分町3-3-7)・勾当台会館(仙台市青葉区国分町3-9-6)
3. 研究発表
口頭またはポスターによる. 口頭発表は4会場に分かれて行う.
講演申込方法については「講演申込要領」(下記)参照.
4. シンポジウム
大会第2日(10月16日)に開催予定.テーマは「東アジア域における環境変化と気候」(予定).
5. 大会参加費,懇親会費
郵便振込による前納(会員のみ)または当日受付による.特に懇親会については,大会当日は受付の混雑が予想されることや,前もって参加者数を把握し円滑な事前準備ができるよう会員の方は極力前納するようお願いします.
金額は以下の通り.
大会参加費:
一般会員 学生会員 会員外
前納 2,000円 1,000円 ------
当日払 3,000円 2,000円 3,000円
懇親会費:
一般会員 学生会員 会員外
前納 4,500円 3,500円 ------
当日払 5,500円 4,500円 5,500円
なお懇親会は大会第2日(10月16日)夕刻に開催予定.
講演申込要領
1. 発表の種類
講演方法には,口頭発表(スペシャル・セッションを含む)とポスター発表の2種類がある.
2. 発表件数の制限
口頭発表(スペシャル・セッションを含む)・ポスター発表を合わせて,1講演者について異なるテーマのもの2件以内とする. この制限に抵触する申込があった場合には,講演企画委員会が適切に処置する.
3.ポスター発表から口頭発表への振り替えについて
会場の広さやポスターパネル数の制約により,掲示可能なポスター数には上限がある(今大会については一度に70件のポスターが掲示可能).このため,この上限を超える数の申込があった場合には,ポスターに申込まれたものの一部を口頭発表に振り替える.このために,口頭発表へ変更しても良いかどうかについての選択欄を申込用紙に設ける.「変更可」とあるものからランダムに口頭発表に振り替え,それでもあふれる場合は,それ以外のものからもランダムに振り替えを行う.
4.スペシャル・セッションの扱い
スペシャル・セッション(詳細は「スペシャル・セッションのご案内」参照)に申し込まれた発表については,世話人が予稿を審査し,スペシャル・セッションでの発表を認めるかどうかを判断する.発表方法は口頭発表に準ずるが,世話人の判断により,講演持ち時間について若干の変更があり得る.
スペシャル・セッションに申し込まれた発表が,世話人によってスペシャル・セッションに適さないと判断された場合には,一般の口頭発表に回す.
5. 申込方法
(1) 「天気」5号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に送付する.
〒305-0052 つくば市長峰1-1
気象研究所予報研究部内
講演企画委員会(永戸久喜)
スペシャル・セッションに申し込む場合は,上記に加えて,下記宛先へ申込用紙と予稿集原稿のコピーを送付する.
1. 衛星からの大気観測〜日本の貢献と将来展望〜
〒305-8506 つくば市小野川16-2
国立環境研究所 成層圏オゾン層変動研究プロジェクト
中島英彰
2. ミリ波レーダによる新しい気象観測
〒184-8795 小金井市貫井北町4-2-1
通信総合研究所 雲レーダグループ
大野裕一
(2) 申込期限: 2003年8月5日(火)必着.ただしスペシャル・セッションは2003年7月29日(火)必着.
6.その他
(1) 最近,講演申込用紙に書かれたタイトルや著者名が予稿集原稿に書かれたものと異なる申込が多く,講演予稿集編集作業に支障をきたしています.講演申込用紙記入の際には上記の点に十分にご注意下さい.
(2) 申込まれた予稿の内容が,(ア)気象学とは全く無関係である,(イ)極めて非合理的・非論理的である,(ウ)他者を誹謗中傷する部分がある,等の理由により,講演を認めることが適当でないと講演企画委員会が判断した場合には,講演を認めないことがあります.
(3)大会プログラムは「天気」9月号及び日本気象学会のホームページ(http://www.metsoc.or.jp/)に掲載されます.ホームページへの掲載は締切から約2週間後までに行われる予定ですので,講演申込者は申込が受理されているかどうかなどの確認に利用して下さい.
講演の方法
1. 口頭発表は,全て同一の講演時間とする.1件あたりの講演時間は,口頭発表に使用可能な時間の総計を申込件数で割ったものを目安として講演企画委員会が決定する.決定した講演時間は大会プログラムに記載する.
2. スペシャル・セッションにおける発表方法は口頭発表に準ずるが,世話人の判断により,講演持ち時間について若干の変更があり得る.
3. ポスター・セッションは大会第1日(10月15日)夕方に行う予定であるが,講演件数が多ければ他の日時にも行う.全体の時間は1時間半程度で,この間は口頭発表は休憩とする.
4. ポスター発表する各講演者は,指定された会場で概要紹介を行った後,ポスターの前で説明を行う.
5. ポスター発表の概要紹介の持ち時間は30秒で,OHPを用いることができる.
6. ポスターの掲示・撤去は,講演者自身が行う. 掲示にあたって大会実行委員会で用意する虫ピンのみが使用できる.
7. ポスターには講演題目・講演者名を明記しておくこと.
8. ポスターの掲示板は縦180cm×横100cm程度である. なおポスターは大きな紙1枚に書く必要はなく,小さい紙に分けて書いたものを当日並べても良い.
講演における機器の使用について
1. 口頭発表会場ではOHPとPCプロジェクターが使用できるが,会場の都合上その他の機器は使用できない.
2. PCプロジェクターの使用を希望する場合は以下の点を予め了承すること.
・講演申し込み時に使用を希望する旨を届け出ること(講演申し込み用紙に記入欄を設けてある).
・パソコンは各自で持参すること.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備し,パソコンは用意しない
・突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えさせることがある.このため,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておくこと.
3.ポスター発表については,概要紹介はOHPのみの使用とする.また会場の都合により,ポスター会場では電源や机などを必要とする機器の使用は認めない.
スペシャル・セッションのご案内
スペシャル・セッションは,あるテーマに関心を持つ会員同士が,研究分野の枠を超えて交流する機会を設けるために,1988年から始まったものです.一般の大会発表と同様,会員はどなたでも講演申込できます.
ただし,プログラム編成の際に世話人の意向を取り入れるため,申込期限が一般講演よりも早くなるとともに,予稿と申込用紙のコピーをスペシャル・セッションの世話人にも送付していただくことになりますので,ご注意願います(申込締切および送付先は「講演申込要領」参照).
本大会では以下の2件のテーマでスペシャル・セッションが行われます.
1. 衛星からの大気観測〜日本の貢献と将来展望〜
趣旨: ここ数年来,世界各国からODIN,SAGE-III,Envisatなどの大気観測を目的とした人工衛星が成功裏に打上げられた.また,日本でも2002年12月にADEOS-IIが打上げられた.ADEOS-IIには環境省のオゾン層観測センサILAS-IIが搭載され,2003年4月から連続観測が開始された.また,1991年打上げのUARSのいくつかのセンサからは,いまだに長期的にデータが取得されている.本セッションでは,これら世界の衛星センサによる大気微量成分の観測によって解明された新たな解析結果や,ILAS-IIからの初期解析結果などの発表を中心として,現在運用中の多くの大気観測衛星センサから何が期待されるのか,あるいは将来目指すべき衛星からの大気観測の展望に関する議論を行う.特に,将来を担う若い研究者の参加を希望する.
世話人:中島英彰,杉田考史(国立環境研究所),笠井康子(通信総合研究所),塩谷雅人(京都大学宙空電波科学研究センター),鈴木 睦(宇宙開発事業団)
2. ミリ波レーダによる新しい気象観測
趣旨: 周波数30〜300GHzのレーダはミリ波レーダと呼ばれ,通常の気象レーダでは捉えることができない雲や霧を観測できることから,国内においても数台の気象用ミリ波レーダが開発されてきた.高い感度と分解能を有するミリ波レーダの有用性は徐々に認識されつつあり,様々なキャンペーン観測にも活用され始めている.これまで行われたミリ波レーダの観測結果を集積し,知見を共有する場として,また,衛星搭載などミリ波レーダの将来展望を議論する場として,本スペシャルセッションを提案したい.
世話人:大野裕一(通信総合研究所),真木雅之(防災科学技術研究所),橋口浩之(京都大学宙空電波科学研究センター)
講演予稿集原稿の書き方
大会発表を申し込む会員は,以下の要領で予稿集原稿を作成し,「天気」5号末の申込用紙とともに講演企画委員会へ送付して下さい.
1.原稿枚数:1件1枚
2.用紙:A4判の白紙を使用する.その他の規格の用紙を使用しないこと.
3.記入方法:A4用紙に直接出力するか,別紙に作成した文書・図表を用紙に糊付けする.原稿はダイレク ト製版される.
4.図および表:写真や図表には折り目が入らないようにする.階調のある写真や図は,階調度が落ちる場合がある.
5.インク:ワードプロセッサ,手書きの場合とも,墨または濃い黒色インクを使う.黒以外の色のインクや鉛筆を使用しないこと.
6.配置(付図参照):記載範囲は縦250mm×横170mm以内とし,上部には20mmの余白をとる.最上段に標題,その下に著者と所属を書き,本文をその下につける.著者が複数の場合には講演者の左肩に*をつける.標題から本文までの間隔は20〜25mmとする.本文はなるべく2段組(左半分→右半分)にする.
7.著作権:予稿集に掲載された文章および図表の著作権は日本気象学会に帰属する.
8.送付:予稿集原稿を細かくおりたたまないこと(2つ折りは可).送付先・送付期限は「講演申込要領」参照.
非会員の大会講演について
気象学会会員でない方は原則として大会講演を行うことは出来ません.しかしながら,短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において講演を行う場合を考慮して,講演企画委員会では以下の規定を満たすものに限って非会員が大会講演を行うことを認めています.
1. 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演を認める.
2. 上記規定を明確にするために,講演申込用紙に講演者の会員番号(非会員は会員である共著者の会員番号)の記入を義務づける.
なお,講演企画委員会としてはこれまでと同様,継続的に大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう望みます.
研究会活動への支援について
講演企画委員会では,大会期間中またはその直前・直後に会員が自主的に運営する研究会活動に対し,一般の会員が自由に参加できることを条件として,可能な支援をします. 具体的には,大会プログラムへの掲載,会場・機器の手配,時間の調整などが考えられます.
支援を希望する方は,右記の事項を明記の上,講演企画委員会へ申し込んで下さい.
申込先・申込期限: 大会講演と同じ
記入事項: 1. 会の名称とテーマ
2. 代表者の連絡先
3. 希望日時・開催場所
4. 予想参加人数
5. 希望する支援内容
大会会場の使用を希望する場合は,準備の都合上,上記申込期限を厳守して下さい.期限を過ぎての申込は一切受け付けません.