2003年度春季大会の告示

 

1. 期日: 2003年5月21日(水)〜24日(土)

2. 会場: つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3,http://www.epochal.or.jp/)

3. 研究発表

 一般発表は口頭及びポスターによる(下記「一般発表セッションの方法」参照).その他に,7件の専門分科会を実施する.専門分科会では十分な時間をかけた口頭発表を行う.専門分科会のテーマは公募され,講演企画委員会の審議によって決定された(下記「講演申込要領」参照).

 講演申込方法については「講演申込要領」(下記)参照.

4. 大会日程

 今大会から春季大会については従来の三日間から四日間に会期を延長して行う.大会は以下のような日程で行われる予定である.

 第1日 午前:口頭,ポスター 

       午後:専門分科会

 第2日 午前:口頭,ポスター

       午後:総会,受賞記念講演,海外招待講演,懇親会

 第3日 午前:口頭,ポスター

       午後:シンポジウム

 第4日 午前:口頭,ポスター

       午後:専門分科会

5. シンポジウム

 大会第3日(5月23日)に開催予定.テーマは「ヒートアイランド -熱帯夜の熱収支-」.

6. 大会参加費,懇親会費

 郵便振込(振込用紙は「天気」2002年12月号に添付されています)による前納または当日受付による. 大会当日は受付が混雑しますので,極力前納するようお願いします.

 金額は以下の通り.

 

 大会参加費:

       一般会員 学生会員  会員外

   前納  3,000円  2,000円  ------

   当日払 4,000円  3,000円  4,000円

 ただし,自費で最終日(5月24日)にだけ参加する方については ,会員・非会員とも2,000円とします(この場合,前納はできません.当日受付にてお払い下さい).

 

 懇親会費:

      一般会員 学生会員  会員外

   前納  5,000円  4,500円  ------

   当日払 5,500円  5,000円  5,500円

 

 なお懇親会は大会第2日(5月22日)夕刻に開催予定.

 


講演申込要領

1. 発表の種類

(1) 一般発表(口頭及びポスター)と専門分科会における口頭発表の2種類となる.

(2) 専門分科会へ申し込まれた講演は,コンビーナーの判断によって,専門分科会への採否が決定される.専門分科会に採用されなかった講演は,一般発表へ変更となる.ただし,申込みの時点で申し出れば(申込用紙に選択欄あり),不採用時に講演をキャンセルすることもできる.

(3) 一般発表の講演方法(口頭/ポスター)については講演申込時に選択できるが,申し込み数や会場の都合により必ずしも希望通りになるという保証はない.

(4) 大会4日目の発表を希望する場合は,ポスター発表に限り,プログラム編成時に可能な限り対応しますので,講演申込用紙の余白にその旨を記入して下さい.

 

2. 発表件数の制限

 一般発表については,1講演者について異なるテーマのもの2件以内とする. この制限に抵触する申込があった場合や専門分科会からの種目変更によって制限に抵触することになった場合には,講演企画委員会が適切に処置する.

 

3. 申込方法

(1) 一般発表への申込

・「天気」2002年12月号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に送付する.

・申込期限: 2003年2月25日(火)必着

・ 送付先:

 〒305-0052 つくば市長峰1-1 

             気象研究所予報研究部内 

             講演企画委員会(永戸久喜)

 

(2) 専門分科会への申込

・「天気」2002年12月号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に,また両者のコピーを各分科会の受付に送付する(送付先は下記を参照).

・申込期限: 2003年2月18日(火)必着

・ 原本送付先:

 〒305-0052 つくば市長峰1-1 

             気象研究所予報研究部内 

             講演企画委員会(永戸久喜)

 

・ コピー送付先:

1. 北極振動と中高緯度大気循環

 〒305-8571 つくば市天王台1-1-1 

             筑波大学地球科学系 

             田中 博

 

2. 歴史的海上気象観測資料(神戸コレクション)のデジタル化と研究の展望

 〒100-8122 千代田区大手町1-3-4

             気象庁気候・海洋気象部海洋気象課

             加納裕二

 

3. 熱帯アジアモンスーンオンセットのメカニズム理解に向けて

 〒606-8502 京都市左京区北白川追分町

             京都大学大学院理学研究科

             地球物理学教室

             里村雄彦

 

4. 力学を介しての横断的理解

 〒060-0810 札幌市北区北10条西8丁目

             北海道大学大学院理学研究科

             地球惑星科学専攻内

             気象学会力学講演会企画グループ

             林 祥介

 

5. 大気境界層研究の現状と将来展望

 〒305-8604 つくば市観音台3-1-3

             農業環境技術研究所

             地球環境部気象研究グループ

             桑形恒男

 

6. 雲微物理特性と放射収支

 〒980-8578 仙台市青葉区荒巻字青葉

             東北大学大学院理学研究科

             大気海洋変動観測研究センター

             (惑星センター棟201号)

             岡本 創

 

7. 気象予報士としての仕事と社会貢献

 シンポジウム形式で行われるために講演の募集は行いません.

 

4. その他

(1) 最近,講演申込用紙に書かれたタイトルや著者名が予稿集原稿に書かれたものと異なる申込が多く,講演予稿集編集作業に支障をきたしています.講演申込用紙記入の際には上記の点に十分にご注意下さい.

(2) 申込まれた予稿の内容が,(ア)気象学とは全く無関係である,(イ)極めて非合理的・非論理的である,(ウ)他者を誹謗中傷する部分がある,等の理由により,講演を認めることが適当でないと講演企画  委員会が判断した場合には,講演を認めないことがあります.

(3)大会プログラムは「天気」2003年4月号及び日本気象学会のホームページ(http://www.metsoc.or.jp/)に掲載されます.ホームページへの掲載は締切から約2週間後までに行われる予定ですので,講演申込者は申込が受理されているかどうかなどの確認に利用して下さい.

 


一般発表セッションの概要

 

1. 口頭発表は,全て同一の講演時間とする.1件あたりの講演時間は,口頭発表に使用可能な時間の総計を申込件数で割ったものを目安として講演企画委員会が決定する.決定した講演時間は大会プログラムに記載する.

2. ポスター発表の時間は1時間半程度とする.ポスター発表中は一般口頭発表や専門分科会は行われない.

3. ポスター発表は口頭会場で概要紹介を行った後に、ポスター会場に移動して講演を行う.概要紹介の持ち時間は30秒である.

4. ポスターの掲示・撤去は,講演者自身が行う. 掲示にあたって鋲・ピンが使用できるが,糊・テープ等は使用できない.必要な鋲・ピンは各自が用意すること.

5. ポスターには講演題目・講演者名を明記すること.

6. 掲示板は縦210cm×横100cm程度である. なおポスターは大きな紙1枚に書く必要はなく,小さい紙に分けて書いたものを当日並べても良い.

 


講演における機器の使用について

 

1.一般口頭発表および専門分科会については,いずれもOHPおよびPCプロジェクターが使用できるが,それ以外の機器は使用できない.

2.PCプロジェクターの使用を希望する場合は,以下の点を予め了承すること.

・PCプロジェクターの使用を希望する場合は,必ず当該セッション開始前の休憩時間に,当該会場で会場係へその旨を申し出ること

・パソコンは各自で準備すること.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備する.

・セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておくこと.また接続が不安な場合は,開始前に会場係に申し出ること.

・突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えさせることがある.このため,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておくこと.

3.ポスター発表については,概要紹介はOHPのみの使用とする.またポスター会場での機器の使用は,原則として認めない.やむを得ずポスター会場における機器の使用を希望する場合は,機器の物品,名称およびその使用方法を,講演申込用紙の欄外に具体的に記入すること.ただし会場の都合により,その要望が全て受け入れられる保証はない.

 

 


専門分科会の概要紹介

 

2003年度春季大会では下記の通り,7件の専門分科会が開かれます.

 

1. テーマ:北極振動と中高緯度大気循環

  趣旨:北極振動(Arctic Oscillation: AO)とは北極圏とそれを取り巻く中緯度帯の間の気圧場の南北振動のことで,近年,大気の長周期変動やテレコネクション,地球温暖化の研究において特に注目されている.北極振動(AO)は南方振動(SO)の対比で Thompson and Wallace(1998)により命名されたものであるが,古典的な東西指数の概念と重なるものがある.これまで異常気象といえば低緯度のENSOとの関係に研究の重点がおかれていたが,2001年の寒冬や2002年の暖冬(桜の早期開花)などは,北極振動との関係で説明されており,低緯度のENSOと並んで重要な高緯度の現象とされている.また,シベリアを中心とする近年の地球温暖化パターンが,北極振動のパターンと一致することから,気候変動の立場からこの研究を進める者も多い.しかし,その物理的な実態や力学的な成因解明に向けた研究は未だに混沌としており,コンセンサスが得られるには至っていない.そこで,本専門分科会では,北極振動(環状モード)を中心に南北両半球の中高緯度の大気大循環に関連する研究を一堂に集めて,先端情報を交換し合い,活発な議論を行うことで現象に対する理解を深め,今後の研究の発展すべき方向を探りたい.対流圏,成層圏を問わず,南北両半球の観測・データ解析・モデリング・理論的研究の幅広いテーマで研究発表を歓迎する.

コンビーナー:田中 博(筑波大学),山崎孝治(北海道大学),平沢尚彦(国立極地研究所),中村尚(東京大学)

 

2. テーマ:歴史的海上気象観測資料(神戸コレクション)のデジタル化と研究の展望

  趣旨:地球温暖化などの気候変動問題が重要な社会経済課題となっている現在,神戸コレクションのような歴史的海上気象観測資料は研究者だけでなく全人類の貴重な財産である.これらの資料の利用促進を図り,気候や海洋の研究を発展させるため,日本財団の支援を得て,1995年度から神戸コレクション観測記録のデジタル化を行ってきたが,2002年度で概ねデジタル化を終え,このプロジェクトを完了するはこびとなった.今後は,このデジタルデータを広く利活用し,気候や海洋の長期変動の解明など研究成果を創出していくことが重要である.このプロジェクトの推進状況と現在までに得られた成果をレヴューし,今後の研究の発展方策を考えるために,日本気象学会において専門分科会を開催し,研究者の活発な議論を期待したい.

【参考】 神戸海洋気象台は,1890年以降の日本近海や外洋を航行する商船,漁船,観測船による海上気象観測の記録,約680万通を収集・保管していた.これらは,第一次世界大戦の頃など世界的にデータの少ない時代を含む貴重な資料で,関係者の間で「神戸コレクション」と呼ばれている.

コンビーナー:山元龍三郎(京都大学名誉教授),花輪公雄(東北大学大学院理学研究科),加納裕二(気象庁海洋気象課)

 

3. テーマ:熱帯アジアモンスーンオンセットのメカニズム理解に向けて

  趣旨: 熱帯アジアモンスーン地域では,ほとんど降水がない冬の乾季と,連日のように降水がある夏の雨季という,きわめて対照的な二つの季節がみられる.近年のGAME-Tによる研究によって,インドシナ半島では,5月中旬頃に全アジアで最も早く夏の雨季及びモンスーン循環が始まっていることや,雨季に先立つ4月中・下旬には雨が降り出すことが認識されるようになり, また,雨季の開始前後で降水の同位体組成が大きく変わっていることもわかってきた.しかも,インドモンスーンに1ヶ月も先行するこのインドシナ半島の雨季が,インドモンスーンのオンセットそのものに深く関わっている可能性が指摘され始めており,熱帯アジアにおけるモンスーンオンセットの研究は新たな局面を迎えている.雨季の開始時期と雨量を精度良く予測することは気象学的に挑戦的な課題であるだけでなく,人口稠密なこの地での食糧供給や気象災害防止のためにも,社会から強く求められている.本分科会では,基調講演5〜6件と一般講演4〜5件によって,アジアの夏のモンスーンの開始機構に関する現状を整理すると共に最新の研究成果を交換し,上記の根源的課題解決への方向性を議論したい.

コンビーナー:里村雄彦(京都大学大学院理学研究科),松本 淳(東京大学大学院理学系研究科)

 

4. テーマ:力学を介しての横断的理解

  趣旨:現在の科学においては, 対象の細分化と記述の細密化が急速に進んでおり, 全体の俯瞰が困難になりつつある. 気象学の世界においてもその例外ではない. 幸いにして気象学においてはその多くの対象のどこかしらに, 力学的記述が登場する. ここでは, 日常様々な対象に分化して攻略を進めている方々に集っていただき, 力学をキーにして全体を俯瞰する場を提供, 異なる背景をもった発表への議論を通じて力学的理解を深化させる場となることを目指す. なお,ここでは「力学」は, 流体力学的手法から認識の手順(たとえば力学系的なアプローチなど)までを含めた, 広い意味でとらえることにする.

コンビーナー:林 祥介(北海道大学大学院理学研究科), 松田佳久(東京大学大学院理学研究科),伊藤久徳(九州大学大学院理学研究府)

 

5. テーマ:大気境界層研究の現状と将来展望

  趣旨:近年,GAMEやAsia fluxなどのプロジェクトを中心として,大気境界層の観測的研究が数多く実施されるようになった.これら研究の進展は,大気境界層研究と他の関連分野との連携を強め,研究の裾野を広げることに貢献した.その一方で,それまで同一セッションで発表されていた研究が,各プロジェクトに関連したセッションで分散して発表されることが多くなった.そこで本分科会では,大気境界層の観測的研究に焦点を絞り,観測事実に基づく現象の理解や,観測手法・技術に関する問題点などについて重点的に議論したい.とりわけ,異なるプロジェクトの中で共通した興味深い現象や未解決の問題などを取り上げ,それらに関する横断的な理解を目指す.観測的な研究が議論の中心であるが,観測結果の解釈や検証のためのモデル研究の話題も取り上げる.口頭発表は招待講演とするが,関連したポスター発表を募集し,それらの内容も含めた総合討論を実施する予定である.

コンビーナー:桑形恒男(農業環境技術研究所),渡辺力(森林総合研究所),三枝信子(産業技術総合研究所),浅沼順(筑波大学陸域環境研究センター)

 

6. テーマ:雲微物理特性と放射収支

  趣旨:IPCCの第3次レポートでは,エアロゾルが雲場を変容させ放射エネルギー収支を変化させる,エアロゾルの間接効果の評価に,大きな不確定性があることが議論されている.これと関連して国内では,雲とエアロゾルの気候影響評価を主目的とするAPEXが5年目を迎え,成果を挙げつつある.能動センサと受動センサの複合観測確立を目指すACECAPが今年スタートし,またエアロゾルの科研費特定領域研究が昨年より開始され,それらの中でも雲と放射場に関する研究が進行中である.今年末のADEOS II衛星の打ち上げ,2年後の能動型センサ搭載のCloudSAT等衛星観測の充実も見込まれる一方,非静力学モデルをベースにした雲のモデル研究も大きく進展し,これらの研究を取り巻く環境は,現在新たな展開を迎えつつある.この現状を踏まえ,観測とモデルから得られた最新の成果について,地球放射収支に果たす雲システムの役割という観点から議論を深め,その有機的な融合を目指す.リモートセンシングや航空機等による雲物理研究,非静力学モデル,メソスケールモデル,エアロゾル間接効果,雲のフィードバックプロセスといったトピックを対象に考えている.

コンビーナー:岡本 創(東北大学大気海洋変動観測研究センター),中島 孝(宇宙開発事業団地球観測利用研究センター),浅野正二(東北大学大気海洋変動観測研究センター),早坂忠裕(総合地球環境学研究所)

 

7. テーマ:気象予報士としての仕事と社会貢献

  趣旨:1994年に気象予報士制度ができて8年になる.この間に,4000名の気象予報士(2002年11月現在)が誕生し,社会的な認知は確保されている.この制度は,防災情報と密接な関係を持つ気象情報が,不適切に流されることにより,社会に 混乱を引き起こすことのないよう,数値予報資料等高度な予測データを,適切に利用できる技術者を確保することを目的として,創設されたものである.気象予報技術は年々高度化する一方,気象予報士が資格取得後の技術研鑽が個人の努力に任されているのが実情である.そこで,現状の局地予報の技術を整理し,気象予報士の技術レベルを維持するためには,どうすれば良いかについて議論する.制度ができた際に,官民の役割分担によって,国(気象庁)は防災と一般的な気象情報の提供にとどめ,付加価値を付けた個々のユーザーニーズにマッチした情報提供は民間に委ねる方針が打ち出された.情報提供手段の多様化によって,情報サービス面の進歩する一方,利用者側もより高度な情報を求める時代になっている.企業や社会が要求する気象ニーズに応えるためには,どういった技術開発が望まれるか,ついて議論する.ここ数年の不景気の影響で,気象業界そのものの発展が停滞し,多くの気象予報士が資格を生かした職場に付けないもの実情である.気象予報士が活躍する場をどのように開拓していくかについても考えていきたい.この専門部会では気象学会と気象予報士会が共同で,様々な分野の気象予報士をパネラーにまねき,シンポジウム形式で開催する.

コンビーナー:平松信昭(日本気象協会)

 


講演予稿集原稿の書き方

 大会発表を申し込む会員は,以下の要領で予稿集原稿を作成し,「天気」2002年12月号末の申込用紙とともに講演企画委員会へ送付して下さい.

1.原稿枚数:1件1枚

2.用紙:A4判の白紙を使用する.その他の規格の用紙  を使用しないこと.

3.記入方法:A4用紙に直接出力するか,別紙に作成した文書・図表を用紙に糊付けする.原稿はダイレクト製版される.

4.図および表:写真や図表には折り目が入らないようにする.階調のある写真や図は,階調度が落ちる場合がある.

5.インク:ワードプロセッサ,手書きの場合とも,墨または濃い黒色インクを使う.黒以外の色のインクや鉛筆を使用しないこと.

6.配置(付図参照):記載範囲は縦250mm×横170mm以内とし,上部には20mmの余白をとる.最上段に標題,その下に著者と所属を書き,本文をその下につける.著者が複数の場合には講演者の左肩に*をつける.標題から本文までの間隔は20〜25mmとする.本文は  なるべく2段組(左半分→右半分)にする.

7.著作権:予稿集に掲載された文章および図表の著作権は日本気象学会に帰属する.

8.送付:予稿集原稿を細かくおりたたまないこと(2つ折りは可).送付先・送付期限は「講演申込要領」参照.

 


非会員の大会講演について

気象学会会員でない方は原則として大会講演を行うことは出来ません.しかしながら,短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において講演を行う場合を考慮して,講演企画委員会では以下の規定を満たすものに限って非会員が大会講演を行うことを認めています.

 

1. 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演を認める.

2. 上記規定を明確にするために,講演申込用紙に講演者の会員番号(非会員は会員である共著者の会員番号)の記入を義務づける.

3. ただし専門分科会に関しては,各コンビーナーの判断にゆだねる.

 

 なお,講演企画委員会としてはこれまでと同様,継続的に大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう望みます.

 


研究会活動への支援について

 講演企画委員会では,大会期間中またはその直前・直後に会員が自主的に運営する研究会活動に対し,一般の会員が自由に参加できることを条件として,可能な支援をします. 具体的には,大会プログラムへの掲載,会場の斡旋などが考えられます. 支援を希望する方は,右記の事項を明記の上,講演企画委員会へ申し込んで下さい.

 

 申込先・申込期限: 大会の一般講演と同じ

 記入事項: 1. 会の名称とテーマ 

      2. 代表者の連絡先 

      3. 希望日時・開催場所 

      4. 予想参加人数 

      5. 希望する支援内容 

 

 なお,今大会では都合により実行委員会から会場・機器の提供は行われません.実行委員会を通じて会場の斡旋はいたしますが,実際の予約手続き等は各研究会で行って頂く予定です.