2004年度秋季大会の告示
1. 期日: 2004年10月6日(水)〜8日(金)
2. 会場: アクロス福岡(福岡市中央区天神1-1-1)
3. 研究発表
口頭またはポスターによる. 口頭発表は4会場に分かれて行う.
講演申込方法については「講演申込要領」参照.
4. シンポジウム
大会第2日(10月7日)に開催予定.テーマは「極東域の温帯低気圧」(予定).
5. 大会参加費,懇親会費
郵便振込による前納(会員のみ)または当日受付による.特に懇親会については,大会当日は受付の混雑が予想されることや,前もって参加者数を把握し円滑な事前準備ができるよう会員の方は極力前納するようお願いします.
金額は以下の通り.
大会参加費:
一般会員 学生会員 会員外
前納 2,000円 1,000円 ------
当日払 3,000円 2,000円 3,000円
懇親会費:
一般会員 学生会員 会員外
前納 4,500円 3,500円 ------
当日払 5,500円 4,500円 5,500円
なお懇親会は大会第2日(10月7日)夕刻に開催予定.
講演申込要領
1. 発表の種類
講演方法には,口頭発表(スペシャル・セッションを含む)とポスター発表の2種類がある.
2. 発表件数の制限
口頭発表(スペシャル・セッションを含む)・ポスター発表を合わせて,1講演者について異なるテーマのもの2件以内とする. この制限に抵触する申込があった場合には,講演企画委員会が適切に処置する.
3.ポスター発表から口頭発表への振り替えについて
会場の広さやポスターパネル数の制約により,掲示可能なポスター数には上限がある(今大会については一度に70件のポスターが掲示可能).このため,この上限を超える数の申込があった場合には,ポスターに申込まれたものの一部を口頭発表に振り替える.このために,口頭発表へ変更しても良いかどうかについての選択欄を申込用紙に設ける.「変更可」とあるものからランダムに口頭発表に振り替え,それでもあふれる場合は,それ以外のものからもランダムに振り替えを行う.
4.スペシャル・セッションの扱い
スペシャル・セッション(詳細は「スペシャル・セッションのご案内」参照)に申し込まれた発表については,世話人が予稿を審査し,スペシャル・セッションでの発表を認めるかどうかを判断する.発表方法は口頭発表に準ずるが,世話人の判断により,講演持ち時間について若干の変更があり得る.
スペシャル・セッションに申し込まれた発表が,世話人によってスペシャル・セッションに適さないと判断された場合には,一般の口頭発表に回す.
5. 申込方法
(1) 「天気」5月号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に送付する.予稿原稿の作成要領については「講演予稿集原稿の書き方」参照.
〒305-0052 つくば市長峰1-1
気象研究所予報研究部内
講演企画委員会(永戸久喜)
スペシャル・セッションに申し込む場合は,上記に加えて,下記宛先へ申込用紙と予稿集原稿のコピーを送付する.
1. GAMEでアジアモンスーンはどこまでわかったか?
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
名古屋大学地球水循環研究センター
安成哲三
2. アジアンダスト
〒305-0052 つくば市長峰1-1
気象研究所 環境・応用気象研究部
三上正男
3. 気象情報と防災−2003年夏の水俣市土石流災害は減災し得たか
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-52 ハイツ赤坂103
第一プラニングセンター内
気象予報士会事務センター
(2) 申込期限: 2004年8月10日(火)必着.ただしスペシャル・セッションは2004年8月3日(火)必着.
6.その他
(1) 最近,講演申込用紙に書かれたタイトルや著者名が予稿集原稿に書かれたものと異なる申込が多く,講演予稿集編集作業に支障をきたしています.講演申込用紙記入の際には上記の点に十分にご注意下さい.
(2) 申込まれた予稿の内容が,(ア)気象学とは全く無関係である,(イ)極めて非合理的・非論理的である,(ウ)他者を誹謗中傷する部分がある,等の理由により,講演を認めることが適当でないと講演企画委員会が判断した場合には,講演を認めないことがあります.
(3)大会プログラムは「天気」9月号及び日本気象学会のホームページ(http://www.metsoc.or.jp/)に掲載されます.ホームページへの掲載は締切から約2週間後までに行われる予定ですので,講演申込者は申込が受理されているかどうかなどの確認に利用して下さい.
講演の方法
1. 口頭発表は,全て同一の講演時間とする.1件あたりの講演時間は,口頭発表に使用可能な時間の総計を申込件数で割ったものを目安として講演企画委員会が決定する.決定した講演時間は大会プログラムに記載する.
2. スペシャル・セッションにおける発表方法は口頭発表に準ずるが,世話人の判断により,講演持ち時間について若干の変更があり得る.
3. ポスター・セッションは大会第1日(10月6日)夕方に行う予定であるが,講演件数が多ければ他の日時にも行う.全体の時間は1時間程度で,この間は口頭発表は休憩とする.
4. ポスターの掲示・撤去は,講演者自身が行う. 掲示にあたって押しピン・テープ類が使用できる.これらは講演者自身で準備すること
5. ポスターには講演題目・講演者名を明記しておくこと.
6. ポスターの掲示板は縦240cm×横120cm程度である. なおポスターは大きな紙1枚に書く必要はなく,小さい紙に分けて書いたものを当日並べても良い.
講演における機器の使用について
1. 口頭発表会場ではOHPとPCプロジェクターが使用できるが,会場の都合上その他の機器は使用できない.
2.PCプロジェクターの使用を希望する場合は,以下の点を予め了承すること.
・PCプロジェクターの使用を希望する場合は,必ず当該セッション開始前の休憩時間に,当該会場で会場係へその旨を申し出ること
・パソコンは各自で準備すること.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備する.
・セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておくこと.また接続が不安な場合は,開始前に会場係に申し出ること.
・突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えさせることがある.このため,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておくこと.
3.ポスター会場における機器の使用を希望する場合は,機器の名称およびその使用方法を,講演申込用紙の欄外に具体的に記入すること.ただし会場の都合により,その要望が全て受け入れられる保証はない.
スペシャル・セッションのご案内
スペシャル・セッションは,あるテーマに関心を持つ会員同士が,研究分野の枠を超えて交流する機会を設けるために,1988年から始まったものです.一般の大会発表と同様,会員はどなたでも講演申込できます.
ただし,プログラム編成の際に世話人の意向を取り入れるため,申込期限が一般講演よりも早くなるとともに,予稿と申込用紙のコピーをスペシャル・セッションの世話人にも送付していただくことになりますので,ご注意願います(申込締切および送付先は「講演申込要領」参照).
本大会では以下の3件のテーマでスペシャル・セッションが行われます.
1. GAMEでアジアモンスーンはどこまでわかったか?
趣旨: GAME(アジアモンスーンエネルギー・水循環研究観測計画)は,第1期(1996-2001年度)には,1998年の集中観測期間(IOP)をはじめとして,主に観測研究が行われ,現在は,第2期(2002-2004年度)にはいって,これまでに得られた観測データの解析とモデリングを中心に研究が進められている.第2期の最終年度にあたり,これまで,GAMEで得られた研究成果によってアジアモンスーンに関する知見はどこまで深まったのかを総括し,今後,アジアモンスーンとその変動に関する研究として,何をどう進めていくべきか,について学会の場で議論することは,重要なことであり,また時機にもかなっていると考える.大気-海洋-陸面相互作用としてのモンスーンと,その時間変化(日変化,季節内変動,季節変化および経年変動,あるいは,人間活動による変化など),あるいは地域的な問題など,さまざまな角度から,GAMEで得られた知見を整理し,今後の研究課題について議論する中で,ポストGAME研究の枠組みについても検討することを目的として,この特別セッションを提案したい.
世話人:GAME実行計画委員会(代表:安成哲三・名古屋大学地球水循環研究センター)
2. アジアンダスト
趣旨: 大陸の乾燥域から風により舞い上がり,大気中に浮遊するダスト(鉱物質エーロゾル)の研究は,気候系の中での役割解明,大気環境への影響という新しい視点を獲得しつつ,近年活況を示している.特に,東アジアのダストに関しては,アジア各国の国際協力の下に様々な共同研究が進められ,大きな成果を挙げている.本セッションでは,アジアンダスト研究の到達点を概観すると共 に,今後の研究展開を照射するための議論が行えればと考えている.数多くの 研究者の参加をお願いいたします.
世話人:三上正男(気象研究所)
3. 気象情報と防災−2003年夏の水俣市土石流災害は減災し得たか
趣旨: 昨年7月の水俣市土石流災害については、防災上、特に気象情報の発表・伝達という観点から多くの反省点があったことが指摘されている。このセッションは、当該土砂災害をひとつの事例として捉え、防災気象情報の質的向上とその提供・利用のあり方についての議論を行う場としたい。公助・共助・自助による減災(抑災、避災)努力の各観点で、気象情報作成・提供者、防災担当者、報道関係者、一般市民など様々な立場の方からの意見を伺い、議論することによって、社会の切実な気象情報ニーズに対し、気象研究者、気象業務従事者はどう係わっていけばよいのか、その資を得ることが狙いである。従って、発災時の気象の事例解析等は勿論のこと、標題の事例にかかわりなくより一般的な立場から、例えば「防災情報としての気象情報の果たす役割」などについての発表も歓迎するので、多数の応募発表をお願いする。なお、気象学会員による講演ではまかないにくい観点を補うため、市町村防災担当者や報道関係者等による招待講演も計画したい。
世話人:金崎 厚 (鹿児島地方気象台), 弘中秀治(山口県宇部市役所), 金子法史(福岡管区気象台), 岩田 修, 白石晶二 (日本気象予報士会)
講演予稿集原稿の書き方
大会発表を申し込む会員は,以下の要領で予稿集原稿を作成し,「天気」5月号末の申込用紙とともに講演企画委員会へ送付して下さい.
1.原稿枚数:1件1枚
2.用紙:A4判の白紙を使用する.その他の規格の用紙を使用しないこと.
3.記入方法:A4用紙に直接出力するか,別紙に作成した文書・図表を用紙に糊付けする.原稿はダイレクト製版される.
4.図および表:写真や図表には折り目が入らないようにする.階調のある写真や図は,階調度が落ちる場合がある.
5.インク:ワードプロセッサ,手書きの場合とも,墨または濃い黒色インクを使う.黒以外の色のインクや鉛筆を使用しないこと.
6.配置(付図参照):記載範囲は縦250mm×横170mm以内とし,上部には20mmの余白をとる.最上段に標題,その下に著者と所属を書き,本文をその下につける.著者が複数の場合には講演者の左肩に*をつける.標題から本文までの間隔は20〜25mmとする.本文はなるべく2段組(左半分→右半分)にする.
7.著作権:予稿集に掲載された文章および図表の著作権は日本気象学会に帰属する.
8.送付:予稿集原稿を細かくおりたたまないこと(2つ折りは可).送付先・送付期限は「講演申込要領」参照.
非会員の大会講演について
気象学会会員でない方は原則として大会講演を行うことは出来ません.しかしながら,短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において講演を行う場合を考慮して,講演企画委員会では以下の規定を満たすものに限って非会員が大会講演を行うことを認めています.
1. 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演を認める.
2. 上記規定を明確にするために,講演申込用紙に講演者の会員番号(非会員は会員である共著者の会員番号)の記入を義務づける.
なお,講演企画委員会としてはこれまでと同様,継続的に大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう望みます.
研究会活動への支援について
講演企画委員会では,大会期間中またはその直前・直後に会員が自主的に運営する研究会活動に対し,一般の会員が自由に参加できることを条件として,可能な支援をします. 具体的には,大会プログラムへの掲載などが考えられます. 支援を希望する方は,右記の事項を明記の上,講演企画委員会へ申し込んで下さい.
申込先・申込期限: 大会の一般講演と同じ
記入事項: 1. 会の名称とテーマ
2. 代表者の連絡先
3. 希望日時・開催場所
4. 予想参加人数
5. 希望する支援内容