2004年度春季大会の告示

目次

   ・期日・会場など

   ・講演申込要領

   ・一般発表セッションの概要

   ・講演における機器の使用について

   ・専門分科会の概要紹介

   ・講演予稿集原稿の書き方

   ・ポスターセッション概要紹介の廃止について

   ・非会員の大会講演について

   ・研究会活動への支援について


問い合わせ先:

 


期日・会場など

1. 期日: 2004年5月16日(日)〜19日(水)

2. 会場: 学術総合センター・学士会館・気象庁(東京都千代田区)

3. 研究発表

 一般発表は口頭及びポスターによる(下記「一般発表セッションの方法」参照).その他に,2件の専門分科会を実施する.専門分科会では十分な時間をかけた口頭発表を行う.専門分科会のテーマは公募され,講演企画委員会の審議によって決定された(下記「講演申込要領」参照).

 講演申込方法については「講演申込要領」(下記)参照.

4. 大会日程

 大会は以下のような日程で行われる予定である.

 第1日 午前:口頭 

       午後:公開講演会,ポスター
 第2日 午前:口頭,ポスター
       午後:総会,受賞記念講演,懇親会
 第3日 午前:口頭,ポスター
       午後:シンポジウム
 第4日 午前:口頭
       午後:専門分科会

5. シンポジウムなど

 シンポジウムは大会第3日(5月18日)に開催予定.テーマは「2003年の日本の冷夏―異常気象をどこまで理解・予測できるか」.この他に,気象学会地球環境問題委員会主催の公開講演会「地球温暖化と異常気象」が大会第1日(5月16日)に開催される予定である.

6. 大会参加費,懇親会費

 郵便振込による前納または当日受付による. 大会当日は受付が混雑しますので,極力前納するようお願いします.

 金額は以下の通り.

 

 大会参加費:
       一般会員 学生会員  会員外
   前納  3,000円  2,000円  ------
   当日払 4,000円  3,000円  4,000円

     ただし,自費で第一日(5月16日)にだけ参加する方については ,会員・非会員とも2,000円とします(この場合,前納はできません.当日受付にてお払い下さい).

 
 懇親会費:
      一般会員 学生会員  会員外
   前納  3,000円  2,500円  ------
   当日払 4,000円  3,000円  4,000円

 なお懇親会は大会第2日(5月17日)夕刻に開催予定.

 


講演申込要領

1. 発表の種類

(1) 一般発表(口頭及びポスター)と専門分科会における口頭発表の2種類となる.

(2) 専門分科会へ申し込まれた講演は,コンビーナーの判断によって,専門分科会への採否が決定される.専門分科会に採用されなかった講演は,一般発表へ変更となる.ただし,申込みの時点で申し出れば(申込用紙に選択欄あり),不採用時に講演をキャンセルすることもできる.

(3) 一般発表の講演方法(口頭/ポスター)については講演申込時に選択できるが,申し込み数や会場の都合により必ずしも希望通りになるという保証はない.

(4) 大会1日目の発表を希望する場合は,ポスター発表に限り,プログラム編成時に可能な限り対応しますので,講演申込用紙の余白にその旨を記入して下さい.

2. 発表件数の制限

 一般発表については,1講演者について異なるテーマのもの2件以内とする. この制限に抵触する申込があった場合や専門分科会からの種目変更によって制限に抵触することになった場合には,講演企画委員会が適切に処置する.

3. 申込方法

(1) 一般発表への申込

・「天気」12月号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に送付する.

・申込期限: 2004年2月13日(金)必着

・ 送付先:

 〒305-0052 つくば市長峰1-1 

         気象研究所予報研究部内 
          講演企画委員会(永戸久喜)

(2) 専門分科会への申込

・「天気」12月号末の申込用紙に記入し,予稿集原稿を添えて講演企画委員会に,また両者のコピーを各分科会の受付に送付する(送付先は下記を参照).

・申込期限: 2004年2月6日(金)必着

・ 原本送付先:

 〒305-0052 つくば市長峰1-1 

         気象研究所予報研究部内 
          講演企画委員会(永戸久喜)

・ コピー送付先:

1.ストームトラックの力学

 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1

             東京大学大学院理学系研究科
             地球惑星科学専攻
             中村 尚

2.海洋地球研究船「みらい」における大気観測−これまでの成果と今後の展望

 〒237-0061 横須賀市夏島町2−15

             海洋科学技術センター海洋観測研究部
             米山邦夫

4. その他

(1) 最近,講演申込用紙に書かれたタイトルや著者名が予稿集原稿に書かれたものと異なる申込が多く,講演予稿集編集作業に支障をきたしています.講演申込用紙記入の際には上記の点に十分にご注意下さい.

(2) 申込まれた予稿の内容が,(ア)気象学とは全く無関係である,(イ)極めて非合理的・非論理的である,(ウ)他者を誹謗中傷する部分がある,等の理由により,講演を認めることが適当でないと講演企画委員会が判断した場合には,講演を認めないことがあります.

(3)大会プログラムは「天気」4月号及び日本気象学会のホームページ(http://www.metsoc.or.jp/)に掲載されます.ホームページへの掲載は締切から約2週間後までに行われる予定ですので,講演申込者は申込が受理されているかどうかなどの確認に利用して下さい.


一般発表セッションの概要

1. 口頭発表は,全て同一の講演時間とする.1件あたりの講演時間は,口頭発表に使用可能な時間の総計を申込件数で割ったものを目安として講演企画委員会が決定する.決定した講演時間は大会プログラムに記載する.

2. ポスター発表の時間は1時間程度とする.ポスター発表中は一般口頭発表や専門分科会は行われない.

3. 今大会からポスター発表の概要紹介は廃止する(下記「ポスターセッション概要紹介の廃止について」参照).

4. ポスターの掲示・撤去は,講演者自身が行う. 掲示にあたって鋲・ピンが使用できるが,糊・テープ等は使用できない.必要な鋲・ピンは各自が用意すること.

5. ポスターには講演題目・講演者名を明記すること.

6. 掲示板は縦150cm×横90cm程度である. なおポスターは大きな紙1枚に書く必要はなく,小さい紙に分けて書いたものを当日並べても良い.


講演における機器の使用について

1.一般口頭発表および専門分科会については,いずれもOHPおよびPCプロジェクターが使用できるが,それ以外の機器は使用できない.

2.PCプロジェクターの使用を希望する場合は,以下の点を予め了承すること.

・PCプロジェクターの使用を希望する場合は,必ず当該セッション開始前の休憩時間に,当該会場で会場係へその旨を申し出ること

・パソコンは各自で準備すること.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備する.

・セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておくこと.また接続が不安な場合は,開始前に会場係に申し出ること.

・突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えさせることがある.このため,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておくこと.

3.ポスター会場における機器の使用を希望する場合は,機器の名称およびその使用方法を,講演申込用紙の欄外に具体的に記入すること.ただし会場の都合により,その要望が全て受け入れられる保証はない.


専門分科会の概要紹介

2003年度春季大会では下記の通り,2件の専門分科会が開かれます.

1.ストームトラックの力学

  趣旨:気象力学の発展の歴史において,温帯低気圧の力学はその中心的なテーマの1つであった.その理論的支柱である傾圧不安定理論も,個々の低気圧の発達を理解するための枠組とされて来た感が強い.これに対して,中緯度で頻繁に現れる移動性高低気圧のアンサンブルとしての振舞に着目し,それらの波動としての平均的構造や増幅過程,伝播特性,並びにこれらの基本流への依存性や波動から基本流へのフィードバックなどを研究対象とするのが「ストームトラックの力学」である.その歴史は僅か25年程に過ぎないが,ここ10余年の間に急速に発展した分野である.そこで本分科会では,この分野の研究の発展を顧みながら,今後の方向性を模索すべく,気候系において中緯度の移動性高低気圧が「集合体」として果たす役割について,上記の観点だけでなく,ジェットや惑星規模波動の形成や変動,海洋との相互作用等様々な観点から議論を行ないたい.

コンビーナー:中村 尚(東京大学大学院理学系研究科),謝 尚平(ハワイ大学国際太平洋研究センター),高薮 出(気象研究所)

2.海洋地球研究船「みらい」における大気観測−これまでの成果と今後の展望

  趣旨: 海洋地球研究船「みらい」は、所属する海洋科学技術センターによる利用だけでなく、共同利用型運用として1998年の研究航海開始以降、利用されてきている。海洋観測機器だけでなく、初めて船舶に常設されたドップラーレーダーなど大気観測装置も搭載され、またプラットフォームとして各研究者が独自の機材を持ち込み、観測を行うことも実施されている。そこでこれまでの観測結果の発表の他、今後どのような利用・発展が期待されるのかについても議論する場として本分科会を開催したい。発表は乗船観測経験者ならびに今後実際に乗船を検討している方を優先したい。

コンビーナー:米山邦夫(海洋科学技術センター),杉本伸夫(国立環境研究所),藤吉康志(北海道大学低温科学研究所),塚本 修(岡山大学理学部)


講演予稿集原稿の書き方

 大会発表を申し込む会員は,以下の要領で予稿集原稿を作成し,本号末の申込用紙とともに講演企画委員会へ送付して下さい.

1.原稿枚数:1件1枚

2.用紙:A4判の白紙を使用する.その他の規格の用紙を使用しないこと.

3.記入方法:A4用紙に直接出力するか,別紙に作成した文書・図表を用紙に糊付けする.原稿はダイレクト製版される.

4.図および表:写真や図表には折り目が入らないようにする.階調のある写真や図は,階調度が落ちる場合がある.

5.インク:ワードプロセッサ,手書きの場合とも,墨または濃い黒色インクを使う.黒以外の色のインクや鉛筆を使用しないこと.

6.配置(付図参照):記載範囲は縦250mm×横170mm以内とし,上部には20mmの余白をとる.最上段に標題,その下に著者と所属を書き,本文をその下につける.著者が複数の場合には講演者の左肩に*をつける.標題から本文までの間隔は20〜25mmとする.本文はなるべく2段組(左半分→右半分)にする.

7.著作権:予稿集に掲載された文章および図表の著作権は日本気象学会に帰属する.

8.送付:予稿集原稿を細かくおりたたまないこと(2つ折りは可).送付先・送付期限は「講演申込要領」参照.


ポスターセッション概要紹介の廃止について

これまでの大会では,ポスター発表の直前に口頭会場での概要紹介を行ってきました.しかしながら,近年の講演数増加の影響で1件あたりの概要紹介の時間が30秒と短くなり十分な説明が困難になってきていることや,複数の会場に分かれて行わざるを得ない状況が続いていることから,その機能が十分に果たされていないのではないかとの指摘が多く寄せられていました.その影響からか,最近では概要紹介会場の聴衆が少ない傾向が続いており,更には概要紹介の権利を放棄する講演者も出てきています.このような事情を考慮し,今大会から概要紹介を廃止することになりましたのでお知らせいたします.


非会員の大会講演について

気象学会会員でない方は原則として大会講演を行うことは出来ません.しかしながら,短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において講演を行う場合を考慮して,講演企画委員会では以下の規定を満たすものに限って非会員が大会講演を行うことを認めています.

1. 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演を認める.

2. 上記規定を明確にするために,講演申込用紙に講演者の会員番号(非会員は会員である共著者の会員番号)の記入を義務づける.
3. ただし専門分科会に関しては,各コンビーナーの判断にゆだねる.

 なお,講演企画委員会としてはこれまでと同様,継続的に大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう望みます.


研究会活動への支援について

 講演企画委員会では,大会期間中またはその直前・直後に会員が自主的に運営する研究会活動に対し,一般の会員が自由に参加できることを条件として,可能な支援をします. 具体的には,大会プログラムへの掲載などが考えられます. 支援を希望する方は,右記の事項を明記の上,講演企画委員会へ申し込んで下さい.

 申込先・申込期限: 大会の一般講演と同じ

 記入事項: 1. 会の名称とテーマ 
      2. 代表者の連絡先 
      3. 希望日時・開催場所 
      4. 予想参加人数 
      5. 希望する支援内容