2006年度春季大会の告示
1. 期日
2006年5月21日(日)〜24日(水)
2. 会場
つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)
3. 研究発表
一般発表は口頭及びポスター形式で行われます.その他に,5件の専門分科会が実施されます.専門分科会のテーマは公募され,講演企画委員会の審議によって決定されました.研究発表の詳細につきましては下記「9.研究発表の概要と方法」をご参照下さい.
4. 大会日程
大会は以下の日程で行われる予定です.
第1日(5月21日(日))午前:口頭,ポスター
午後:公開シンポジウム
第2日(5月22日(月))午前:口頭,ポスター
午後:専門分科会
第3日(5月23日(火))午前:口頭,ポスター
午後:総会,受賞記念講演,懇親会
第4日(5月24日(水))午前:口頭,ポスター
午後:専門分科会
5. シンポジウム
大会第1日(5月21日(日))の午後に,公開シンポジウムとして開催予定です.テーマは「異常気象に挑む−極端な降水現象の理解と予測を目指して−(仮題)」です.
6. 懇親会
大会第3日(5月23日(火))の夕刻に,大会会場にて開催予定です.
7. 大会参加及び講演申し込み先
大会への参加と講演申し込みは,以下の大会ウェブサイトもしくは大会準備事務局で受け付けます.
大会ウェブサイト【2006年1月20日(金)開設予定】:
大会準備事務局 :
近畿日本ツーリスト 東京事務センター内
日本気象学会2006年度春季大会準備事務局 係
〒110-8757 東京都台東区台東4-27-5 秀和御徒町ビル3階
Phone: 03-6730-3222; Fax: 03-6730-3230
e-mail: msj2006-gbm@or.knt.co.jp
8. 大会参加及び講演申し込み要領
下記の概略及び1)から5)の各項目を熟読の上で必要な申し込みを行って下さい.
各種申し込みはできる限り大会ウェブサイトにてオンラインで行って下さい.
1) 講演の申し込み
オンラインでの申し込み【推奨】(締め切り:2006年2月21日(火))
・大会ウェブサイトを参照し,指示に従って申し込みをして下さい.この際に,大会参加登録も行って頂きます.
・登録が完了すると,受付番号が表示されます.受付番号は登録したEメールアドレスにも送付されます.受付番号は予稿原稿の送付や参加費・懇親会費の振込みの際に必要となります.
・予稿原稿も同時にウェブサイトを通じて送付できます.ファイル形式はPDF(容量の上限は1MB)に限ります.
・ウェブサイトを通じて予稿原稿を送付できない場合は,ウェブサイトで申し込みを行って受付番号を取得してから,予稿原稿のみ大会準備事務局に郵送して下さい.封筒の表には受付番号を明記し,更に「講演申込」と朱書して下さい.ただし,この場合には原稿は2月14日(火)必着となりますのでご注意下さい.
郵送での申し込み(締め切り:2006年2月14日(火))
・「天気」2005年12月号に綴じ込みの「大会参加・講演申込用紙」に必要事項を記入の上,「予稿原稿」を同封の上で大会準備事務局までお送り下さい.封筒の表には「講演申込」と朱書して下さい.
・受付完了後,大会準備事務局より受付完了の連絡と受付番号が連絡先(EメールアドレスもしくはFAX.両方ともない場合は郵送となります)に送られます.受付番号は参加費・懇親会費の振込みの際に必要となります.
・オンラインでの申し込みに比べて締切日が一週間早くなっていますのでご注意下さい.
2) 大会参加のみ(聴講のみ)の申し込み
オンラインでの申し込み【推奨】(締め切り:2006年4月14日(金))
・大会ウェブサイトを参照し,指示に従って申し込みをして下さい.
・登録が完了すると,受付番号が表示されます.受付番号は登録したEメールアドレスにも送付されます.受付番号は参加費・懇親会費の振込みの際に必要となります.
郵送での申し込み(締め切り:2006年4月7日(金))
・「天気」2005年12月号に綴じ込みの「大会参加・講演申込用紙」に必要事項を記入の上,大会準備事務局までお送り下さい.封筒の表には「参加申込」と朱書して下さい.
・受付完了後,大会準備事務局より受付完了の連絡と受付番号が連絡先(EメールアドレスもしくはFAX.両方ともない場合は郵送となります)に送られます.受付番号は参加費・懇親会費の振込みの際に必要となります.
・オンラインでの申し込みに比べて締切日が一週間早くなっていますのでご注意下さい.
3) 大会参加費,懇親会費の支払い
・講演者の参加費は,大会当日の支払いは出来ません.必ず期日(4月14日)までに前納して下さい.期日までに前納されなかった場合には講演は取り消しとなります.
・懇親会費及び聴講者の大会参加費は大会当日の支払いも可能です.
・前納の方法
1.クレジットカードでのお支払い
−大会ウェブサイトを通じてオンラインで行います.方法については大会ウェブサイトの案内に従って下さい.
−お支払い手続きは大会参加・講演登録と同時に行うことができます.また,登録時に設定される受付番号とパスワードを用いて後日大会ウェブサイトで行うことも出来ます.
2.銀行振込でのお支払い
−下記の振込先までお願いします.必ずご本人名(フルネーム)の前に参加受付番号をお付け下さい.
銀行振込先:三井住友銀行 すずらん支店 (普)6103458 近畿日本ツーリスト潟Oローバルビジネス支店(キンキニツポンツ-リスト (カ,グロ-バルビジネスシテン )
−振り込み手数料は会員負担となります.
・前納された参加費・懇親会費は返却いたしません.
・大会参加費は以下の表の通りです.
−講演者の種別は以下のように区別します.
講演者A:研究機関・大学に所属する講演者(ただし,学部生・院生は除く)
講演者B;講演者Aに該当しない講演者
−講演件数が2件の場合も大会参加費は変わりません(講演件数による加算はありません)
−シンポジウムのみに参加する場合は,参加費は無料です.
・懇親会費は以下の表の通りです.
4) 予稿原稿作成要領
1. 原稿サイズ・枚数:1件あたりA4判1枚とします.
2. 作成方法:大会ウェブサイトから申込みをする場合のファイル形式はPDF(容量の上限は1MB)とします.郵送する場合はA4用紙に直接出力するか,別紙に作成した文書・図表を用紙に糊付けして下さい.
3. 印刷:原稿はB5サイズに縮小されて白黒でダイレクト製版されます.階調のある写真や図は,明瞭度が落ちる場合があるのでご注意下さい.
4. 配置(付図参照):記載範囲は縦250mm×横170mm以内とし,上部には20mmの余白をとって下さい.最上段に標題,その下に著者と所属を書き,本文をその下につけて下さい.著者が複数の場合には講演者の左肩に*をつけて下さい.標題から本文までの間隔は20〜25mmとして下さい.本文はなるべく2段組(左半分→右半分)にして下さい.
5. 著作権:予稿集に掲載された文章および図表の著作権は(社)日本気象学会に帰属します.
5) 発表形式および制限
1. 発表の種類
・ 一般発表(口頭及びポスター)と専門分科会における口頭発表の2種類です.
・専門分科会へ申し込まれた講演は,コンビーナーの判断で専門分科会への採否が決定されます.専門分科会に採用されなかった講演は,一般口頭発表へ振替えられます.
・一般発表の講演方法(口頭/ポスター)については講演申込時に選択できますが,申し込み件数や会場の都合等により希望通りにならない場合があることを予めご了承下さい.
・講演申込時に講演種目の希望がない場合は,講演企画委員会の裁量で振り分けを行います.
・大会1日目(5月21日(日))のポスター発表を希望する場合は,プログラム編成時に可能な限り考慮しますので,講演申込時にその旨を届け出て下さい.
2. 発表件数の制限
1講演者あたりの発表件数は2件以内とします.ただし同一テーマでの2件の発表は認められません. この制限に抵触する申込があった場合には,講演企画委員会が適切に対応します.
3. その他
・申込まれた予稿の内容が,(ア)気象学とは全く無関係である,(イ)極めて非合理的・非論理的である, (ウ)他者を誹謗中傷する部分がある,等の理由により,講演を認めることが適当でないと講演企画委員会が判断した場合には,講演を認めないことがあります.
・大会プログラムは「天気」4月号及び大会ウェブサイトに掲載されます.
9. 研究発表の概要と方法
1) 一般発表セッションの概要
・口頭発表の講演時間は全て同一とします.1件あたりの講演時間は,口頭発表に配分された時間の総計を申込件数で割ったものを目安として講演企画委員会が決定し,大会プログラムに掲載します.
・ポスター発表の時間は1時間程度とします.ポスター発表の時間には一般口頭発表や専門分科会など他の行事は行われません.
・ポスターの掲示・撤去は,講演者の責任で行って下さい. 掲示にあたって鋲/ピンが使用できますが,糊/テープ等は使用できません.鋲・ピンは各自が用意して下さい.
・ポスターには講演題目・講演者名を明記して下さい.
・掲示スペースは縦210cm×横100cm程度です. なお,ポスターは大きな紙1枚に書く必要はなく,小さい紙に分けて書いたものを当日並べて掲示しても構いません.
2) 専門分科会の概要
・専門分科会は,大会第2日(5月22日(月))の午後及び大会第4日(5月24日(水))の午後に開催予定です.
・専門分科会の各講演の講演時間はコンビーナーが決定し,大会プログラムに掲載します.
・各専門分科会の詳細につきましては,「10.専門分科会のテーマと趣旨」をご参照下さい.
3) 講演における機器の使用について
・口頭発表(一般口頭発表および専門分科会)につきましては,いずれもPCプロジェクターとOHPが使用できますが,それ以外の機器は使用できません.
・PCプロジェクターとOHPのどちらを使用するかは,講演申込時に届け出て下さい.今大会ではPCプロジェクターを口頭発表における標準機器とし,講演申込時に届けがない場合はPCプロジェクターを用いた発表とみなしますので,OHPの使用を希望する場合は十分にご注意下さい.
・PCプロジェクターを使用する場合は,以下の点に留意して下さい.
−パソコンは各自でご準備下さい.会場にはプロジェクターおよび接続ケーブルのみを準備します.
−セッション開始前の休憩時間などを利用して,必ず接続の確認を行っておいて下さい.接続に不安がある場合は,その際に会場係に申し出て下さい.
−突然の故障や接続の際のトラブルが発生した場合,座長の判断で,発表順を繰り下げたりOHPによる発表に切り替えて頂くことがあります.このため,最低限の発表が出来るだけのOHPシートも用意しておいて下さい.
・ポスター会場での機器の使用を希望する場合は,機器の名称およびその使用方法を,オンラインの場合は要望欄に,郵送の場合は講演申込用紙の欄外に具体的に記入して下さい.ただし会場の都合により,その要望が受け入れられる保証はありません.
・ポスター発表への申し込みをする場合も,プログラム編成上の都合により口頭発表に振替になった場合を想定して,口頭発表時の使用機器の届出をお願いします.
10. 専門分科会のテーマと趣旨
2006年度春季大会では下記の通り,5件の専門分科会が開かれます.
1.「太平洋・インド洋域における大気海洋結合現象」
趣旨:太平洋・インド洋域では様々な時空間規模において大気と海洋の現象が結合して変動しており,それらの動向は我が国の天候予測にとっても重要である.その典型例としては ENSOが良く知られているが,最近発見されたインド洋のダイポール現象や太平洋の(数)十年規模変動なども注目を集めている.また,アジアモンスーン自体にも大規模な大気海洋結合現象として捉えられる側面がある他,黒潮とその続流域における大気海洋相互作用も注目されている.近年,人工衛星や現場観測によるデータの充実はこれら結合現象の振舞を詳細に明らかにしつつあり,また高解像度の大気・海洋(結合)モデルによる長期積分の解析は,結合現象のメカニズムの研究を今後一層加速させるものと期待される.そこで,本分科会では海洋物理の研究者にも呼び掛け,太平洋・インド洋域にて起こる様々な大気海洋結合現象に関する最新の知見を整理し,今後の研究の方向性を議論したい.
コンビーナー:中村 尚(東京大学/地球環境フロンティア), 謝 尚平(ハワイ大学IPRC)
2.「雲・エアロゾルの新しい地球環境監視システム」
趣旨:近年,雲とエアロゾルが及ぼす気候影響が,地球温暖化予測モデルの結果を左右する大きな不確定要因として注目されている.その検証のために,全球の雲・エアロゾルの動態を測定できるミリ波レーダやライダーを搭載した衛星開発が進められている.NASAが2006年打ち上げ予定のCloudSat, Calipsoもその一つで,A-Train軌道と呼ばれる同一軌道を続けて通過する二つの衛星にミリ波レーダとライダーを搭載して雲観測を行う.一方,わが国も欧州宇宙機構と共同でEarthCARE衛星を提案しており,2005年から本格的な衛星設計に移行した.この衛星は,ミリ波レーダとライダーを一緒に搭載し,雲とエアロゾルに関する微物理量の詳細観測を目指している.また,対応して,ライダー,スカイラジオメーター,雲レーダー等の全自動地上ネットワークであるLidar Net, AERONET, SKYNETなどが構築されつつある.本専門分科会では,このような衛星計画を紹介すると共に,気候モデルから地上・航空機観測まで雲・エアロゾルに関連する様々な研究者からも発表をいただき,今後の計画に対して活発な意見交換が行われることを期待している.
コンビーナー:大野裕一(情報通信研究機構),木村俊義(宇宙航空研究開発機構),中島映至(東京大学気候システム研究センター)
3.「種々の地表面上に発達する大気境界層の観測とモデリングに関する研究の現状と将来展望」
趣旨:ここ数年,大型予算を伴う研究プロジェクト等により,種々の地表面上に成立する大気境界層の観測的研究や数値モデリングを併用した研究が,国内外で活発に行われています.これらの研究は,接地境界層内の乱流変動量や地表面フラックスの空間分布に関する観測的研究や,ウィンドプロファイラーを用いた大気境界層〜対流圏中層の風の場に関する観測的研究,そして,LES(Large Eddy Simulation)に代表される大気乱流に関する数値計算など,多岐にわたります.そこで,大気境界層に関する最新の観測事例や数値計算の成果について情報交換を行うことを目的に,標題の専門分科会を企画しました.大気境界層研究に関する今後の展望についても大いに議論するために,著名な研究者に招待講演をお願いする一方,上記のような研究事例をご紹介頂ける方に,招待講演の形で口頭発表して頂きます.一般公募は行いませんが,発表を希望される方は,下記コンビ−ナ−にお問い合わせ下さい.
コンビーナー:檜山哲哉(名古屋大学地球水循環研究センター),浅沼 順(筑波大学陸域環境研究センター),神田 学(東京工業大学大学院理工学研究科)
4.「アジアにおける広域大気汚染とその環境影響」
趣旨:アジアでは,近年の急速な経済発展に伴って人為起源物質の発生量が著しく増大しており,その環境への影響が懸念されている.特にエアロゾル・オゾンの環境影響は,気候(日射,気温,雲量,降水量など),農業生産・植生,人間の健康など多岐にわたる.これらの研究のための国際的な共同研究も進みつつある.地球環境問題委員会の主催で,この学際的な環境研究分野における近年の知見や今後の研究の方向性を,招待講演により紹介する.講演・議論を通じて,会員を含め多くの人々が,この問題に対する理解を深めることが趣旨である.
コンビーナー:近藤 豊(東京大学先端科学技術研究センター),中島映至(東京大学気候システム研究センター),笹野泰弘(国立環境研究所)
5.「JRA-25長期再解析が切り開く新しい気候研究」
趣旨:長期再解析は,最新のデータ同化システムを使用して過去数十年間にわたる均質で高精度の格子点データセットを作成し,気候研究の基礎資料とすることを目的に実施される.日本で最初の長期再解析JRA-25は,気象庁と電力中央研究所が共同で実施中で,2006年3 月末には完成予定である.また気象庁はこれと同一システムの準リアルタイム気候データ同化サイクルの運用を予定している.1979年〜2004年の26年間のデータが揃うのを受け,JRA-25の特性の一貫した評価,海外の再解析データとの比較を通して,JRA-25が切り開く新しい研究の可能性について議論したい.JRA-25は降水量や台風の表現等が他の再解析より優れており,様々な研究用途において強力な基礎資料になることを期待している.本分科会の発表で得られた知見を元に,JRA-25をどのような研究に適用出来るか,また,今後どのような再解析プロダクトが必要になってくるかについて,今後の研究推進のための議論の場としたい.
コンビーナー: 釜堀弘隆(気象研究所),大野木和敏(気象庁気候情報課),筒井純一(電力中央研究所)
11. 非会員の大会講演について
気象学会会員でない方は原則として大会講演を行うことは出来ません.しかしながら,短期滞在の外国人や他分野の研究者が気象学会において講演を行う場合を考慮して,講演企画委員会では以下の規定を満たすものに限り非会員が大会講演を行うことを認めています.
1. 共著者の中に会員が含まれていれば,非会員の講演 を認める.
2. 上記規定を明確にするために,講演申込用紙に講演者の会員番号(非会員は会員である共著者の会員番号)の記入を義務づける.
3. ただし専門分科会に関しては,各コンビーナーの判断にゆだねる.
なお,講演企画委員会としては,継続的に大会発表を行いたい人には会員になって頂くよう強く要請します.
12. 研究会活動への支援について
講演企画委員会では,大会期間中またはその直前・直後に会員が自主的に運営する研究会活動に対し,一般の会員が自由に参加できることを条件として,可能な支援をします. 具体的には,大会プログラムへの掲載などが考えられます. 支援を希望する方は,右記の事項を明記の上,講演企画委員会(E-mail: org-msj@mri-jma.go.jp)へ申し込んで下さい.
申込先・申込期限: 大会の一般講演と同じ
記入事項: 1. 会の名称とテーマ
2. 代表者の連絡先
3. 希望日時・開催場所
4. 予想参加人数
5. 希望する支援内容
13. その他
1) 宿泊
本大会では,近畿日本ツーリストが宿泊の斡旋も行います.ご希望の場合は,大会ウェブサイトにアクセスしてお申し込み下さい.
2) 主な日程
・大会参加・講演申込受付開始
2006年1月20日(金)
・講演申し込み(郵送)
2006年2月14日(火)まで
・講演申し込み(オンライン)
2006年2月21日(火)まで
・参加のみの申し込み(郵送)
2006年4月7日(金)まで
・参加のみの申し込み(オンライン)
2006年4月14日(金)まで
・大会参加費・懇親会費の前納(オンライン)
2006年4月14日(金)まで
・大会
2006年5月21日(日)〜5月24日(水)