日時
1996年10月24日(木) 13時30分〜17時30分場所
気象庁内気象学会事務局出席常任理事
松野,関口,二宮,山岸,村松,新野,斎藤,塩原,住,田中(博), 木田 以上11名欠席常任理事
永田,竹村 以上2名その他の出席
事務局(島津,舘)議事
1.第29期2回常任理事会議事録の確認
2.各委員会報告
〔庶務〕 ・学会刊行物転載許可依頼1件(東北大学),依頼通り許可. ・後援等名義使用依頼2件(第43回風に関するシンポジウム,第4回アジア学術会議科 学者フォーラム),依頼通り許可. ・日本学術会議から「平成8年度アジア学術交流を促進する会」への参加要請,依頼 を承認 ・「第5回水資源に関するシンポジウム」関連 (1)選任された協力委員を承認. シンポジウム委員:木村龍治(東大海洋研) 運営委員:浅井冨雄(千葉大環境リモートセンシングセンター)及び舘英男(学会事務局) 論文審査委員:松山洋(都立大理学部). (2)第1回打ち合わせ出席報告(今後の予定等) ・日本学術会議災害研究連絡会及び風工学専門委員会から今後の「風工学シンポシ ウムの運営並びに刊行物の取り扱い」について,(1)日本風工学会を常任副幹事 学協会とする,(2)シンポジウム論文集にかかる事務は日本風工学会が行うとの要 請を承認.なお,「第14回風工学シンポジウム」の気象学会委員は運営委員:内藤 玄一(防衛大)、事務担当:舘(学会事務局). ・(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)から委託され,調査している(株)オ− ジス総研から「RITE内の研究者である論文の原著者がサマリーを800字程度に」まと め直しインターネット上で公開してよいかの照会.この公開方法は原著者の自由である が,レファーが不可欠と回答する.ただし,問い合わせの中で引用した学協会著作 権協議会の見解「第三者が論文のサマリを独自に作り,これをインターネット上で公開す るには,慣例に従えば著者または著作権者の許諾を必要とはしない」件につ て,その真意を確認する. ・科学技術振興事業団が10月に発足し,日本科学技術情報センター(JICST)の業務を 引き継ぐ案内があった. ・図書の寄贈:裳華房から内嶋善兵衛著「地球温暖化とその影響」 〔会計〕9月の収支報告.平成9年度予算案の説明. 〔天気〕 (1)Vol.43 No.10 (1996年10月号)の掲載記事等と,同 No.11,12,Vol.44 No.1の 掲載予定記事の紹介 (2)気象衛星資料の提供媒体がCD-ROM化されるため従来通りの天気への提供方法 が不可能となる.このため衛星写真の天気掲載は12月号で終了. 〔気象集誌〕 (1)Vol.74 No.6 (1996年12月号)掲載論文の紹介, (2)常任理事会として英文校正料の値上げ(60$->70$)を了解. (3)Elsevier社から集誌の編集・刊行委託について委員会に再度交渉申し入れがあり,予算等 の条件について交渉中.本件は日本気象学会の重要な事がらであり,全国理事会で検討する. (4)天気の目次を集誌に掲載する.集誌の目次を天気にも掲載する. 〔気象研究ノート〕 編集状況の紹介. 〔講演企画〕 (1)97年春季大会分科会のテーマ募集への応募5件,委員会で1件加え6とする. コンビーナとテーマは (1)中島映至(東大気候システム研究センター),「ADEOS、ADEOS2ミッションとそのサイエンス] (2)宮原三郎(九大理学部),「成層圏の力学・科学と気候変動」 (3)近藤裕昭(資環研),「都市の気候と環境」 (4)新野宏(東大海洋研),「激しいメソ対流システムの構造と進化」 (5)丸山健人(学芸大),「気象予報技術」 (6)新田勍(東大気候システム研究センター),「十年/数十年スケール変動」, (2)コンビーナーを委員会に参加させる.旅費を負担する. (3)春季大会の分科会方式の試行は98年も継続. (4)会場の確保等に関連し,大会のあり方について委員会で検討する. 〔教育と普及〕 ・学校科目「地学」関連学会連絡協議会に参加の日本地学教育学会から50名程度 のアンケート依頼.対象者の選定依頼は選定のみ対応. 〔国際学術交流〕 ・後期分の候補者2名の選定を了解.候補者の選定にあたり,昨今の科研費の旅 費充当など大学関係者の海外渡航の条件変化を加味し,教育関係など国際交流 にハンディキャップのある人は若手の制限を緩和することを承認. 〔電子情報〕 気象学会BBS(電子掲示板)およびホームページの利用状況等.3.会員加入状況
新入会員12名を承認.4.「天気」掲載論文の英文要旨(アブストラクト)等の付加
・前回の常任理事会の検討を受け,編集委員会で作成した具体的掲載案を了承.5.学術情報センター電子図書館サービスにおける著作権処理について
標記センターにおける電子図書館サービスの試行関連で,担当理事から10月15 日に学術情報センターにより開催された説明会の報告がされた.常任理事会 の検討では, (1)同センターによる事業は学術情報の流通を促進することが主要な業務の一つ であり,無料なら意義があるが,集誌等の関係学会の販売部数減少が懸念され ること, (2)同センターが課金という有料制度を導入することによる影響が課題.課金は 事務の第三者委託等による経費の増額を招く恐れもある. (3)排他的な著作権の設定をされると,現在学協会著作権協議会に委託している 著作権料の徴収事務の扱いとも競合する, 等々の問題がある. この問題は全国理事会でさらに検討すべきであることを確認した.6.名誉会員候補の選定
担当理事から選定のための申し合わせ事項を提示.全国理事会での検討を了承.7.評議員の選出
総合計画担当理事から改めて,提案説明をした.特に,民間気象サービスなど 研究成果の応用分野などの関連分野からの意見に注目すべきである. どんな活動なら参加するかなどの意見提示でも良い.前回常任理事会の検討 のように,学会の裾野を広げる方向に進める.候補選定の仕方について,全 国理事会でさらに検討をすすめる8.秋季大会にかかる本部交付金の増額要求について
中部支部からあった経費の増額を認める.ただし,より早い段階で増額の意向を 本部に提示するように注意する.来年度予算案に増額を反映させる.