日本気象学会第29期第5回理事会議事録
日時
1998年3月19日(木) 14時00分〜19時00分
場所
気象庁内観測部会議室
出席者
松野,関口,二宮,藤部,新野,田中(博),木田,城尾,竹村,塩原,永田,廣田
,山岸,笹野,田中(浩),山下,宮原 以上17名
その他の出席
事務局(舘)
議事
- 第29期第15回常任理事会議事録の確認
- 各委員会関連議事
〔庶務〕
- 転載許可依頼の承認:3件
- 気象集誌Vol. 70, 319-351, (1992), Fig. 9bをJ. Geophy. Res.へ
- 「天気」 Vol.44,No.2,p101〜113 第1,3図の一部を「赤旗」日曜版3月22日号へ
- 「天気」 Vol.40,No.7,p457〜469の論文を(財)原子力安全研究協会平成9年度報告書「大気・海洋拡散評価に関する調査」へ
- 後援名義等使用依頼:2件
- 第48回理論応用力学講演会の共催
日本学術会議メカニクス・構造研究連絡委員会主催,1999年1月25〜27日,日本学術会議講堂(東京都港区六本木)にて.
本件を承認.併せて,分担金15,000円の支出と運営委員会委員として新野理事と他1名の推薦を承認.
- 第11回国際女性技術者・科学者会議の後援
日本学術会議・日本女性科学者の会・日本女性技術者フォーラムの共同主催,日本女子薬剤師会・女性技術士の会協賛.1999年7月24〜27日,千葉市幕張メッセ・国際会議場にて.
本件については,寄付金(目標額35,000,000円)の依頼への対応を含め,さらに事情を確認の上,5月の理事会をめどに決定することにした.
- 第24回(平成9年度)日産科学振興財団学術研究助成に関する通知 2月17日
当学会からの推薦者選考に漏れた旨.
- 藤田哲也名誉会員の寄贈本配付の取り扱い 2月18日
藤田哲也名誉会員から「エルニーニョと台風の神秘」が寄贈された(第15回常任理事会議事録参照)が,部数は800部ではなく2,000部であることがわかり,郵送料も藤田会員が負担することになった.
このため,当寄贈本を希望する会員への郵送料は無償とすることになった.
- 第38回(平成9年度)東レ科学技術賞及び東レ科学技術研究助成に関する通知 2月24日
当学会からの推薦者は選考に漏れた旨.
- 著作権使用料分配の通知 出版者著作権協議会より 2月26日
「複写使用料分配規定」及び「著作者分使用料分配基準」に基づき,分配された.
- 「天気」印刷業者の決定(45巻4号から) 三報社印刷株式会社 2月27日
- 第11回「学協会共通問題に関する討論会」参加依頼 日本工学会より 3月 2日
- 定款改正に関するアンケート調査依頼 日本工学会より 3月 4日
1997年12月18日,文部省学術国際局学術情報課より「公益法人の設立許可及び指導監 督基準」及び「同基準の運用指針」が一部改正改正された旨通知があった(第14回常任理事会議事録参照)が,これに伴う総会の定足数に関する定款改正等の対応状況について,日本工学会よりアンケート依頼があり回答した.
- 第30期選挙管理委員会からの報告 3月10日
詳細は,学会ホーム・ページおよび「天気」3月号参照
- 「法人の過去10年間の事業実績」に関する調査への回答 文部省へ 3月10日
- 日本気象学会名誉会員への推薦受諾の通知 都田菊郎・笠原彰会員より
〔会計〕
〔天気〕
- Vol.45 No.3(1998年3月号)掲載記事と,Vol.45 No.4〜5号掲載予定記事の紹介.
〔気象集誌〕
- Vol.76 No.2 (1998年4月号)掲載記事の紹介
〔気象研究ノート〕
- 1997年度の編集作業進捗状況の紹介および1998年度の見通し
193号まで本年度内に入稿完了し,1998年度当初に印刷の見込み.
〔講演企画〕
- 1998年春季大会プログラムの紹介
- 大会運営上の問題
以下につき,次期役員に検討を引き継ぎたい旨,問題提起があった.
(1) ポスター発表会場確保の困難性.
(2) 不適切な内容の講演への対応.
〔教育と普及〕
- 「新教養の気象学」の印税・編集料の取り扱い
初めの3,000部について,印税を執筆者に,編集料を編集者に支払い,以後発行の分は学会の収入とすることを承認した.
- 第32回日本気象学会夏季大学のテーマ・日程(案)の紹介
テーマ:「気象を測る」,日程:1998年8月5〜7日
- 第12回学校科目「地学」関連学会連絡協議会議事の報告
〔電子情報〕
- 1997年1月の気象学会ホーム・ページのアクセス状況 (48,264件).
- 電子図書館サービスにおける著作権使用料設定
学術情報センター所長より,1998年4月から当サービス利用者に課金するに当たり,著作権使用料設定に対する気象学会の考え方の照会があったが,当委員会から,これへの回答として,気象学会の会員・非会員を問わず,印刷出力1頁当たり10円課金することにしたいとの案が示され,理事会として,今後の実施状況を見ながら適宜再検討することとして承認した.
- 会員加入状況
新入会員11名を承認,退会24名の報告.会員数4,562名(内,通常会員4,043名).
- 1998年度事業計画案・予算案
1998年度の事業として,各委員会等からの提案を検討し,機関誌等の刊行,会議等の開催,大会・研究会の開催,普及活動,国際学術交流活動等を継承すると共に,電子情報化への一層の対応,会員住所等の再登録などを加えることで,1998年度の事業計画・予算案を理事会として決議した.
なお,これまで常任理事会で検討してきた2000年の国際放射シンポジウムの日本招請への準備は,ロシアで開催されることが決定され,中止することになった.
- 1998年度の日本気象学会賞・藤原賞の候補者推薦
それぞれの推薦委員会から,学会賞候補者として3件3名,藤原賞候補者として2件2名の推薦があり,投票により理事会の可否を決定することになった.
- 1998年度総会議案
以下2件につき,理事会として決議した.
- 授与実態の変化に合わせて,「奨励金」を「奨励賞」と改めると共に,対象者の達成した成果を表彰し,あわせてメダルと副賞(賞金)を贈呈することにする. これに関係する学会細則の改定を提案する.
- 第30期役員候補者の推薦
役員選挙の当選者および学会細則6条9項による推薦者を加えて,第30期役員候補者を総会に推薦する.
- 「堀内賞」副賞のメダルのデザインの公募
学会から授与する賞の見直し(6(1)項参照)に伴い,「堀内賞」として新たにメダルを贈呈すると共に賞金を10万円とすることを決定した.
これを受けて,メダルのデザインを会員に公募することもあわせて決定した.
- 評議員選定に関する定款改定
近年,社会の変化に伴って社団法人としての気象学会の在り方に関わる問題が広がっている.理事会では,これに対応するため評議員選定に関する定款の改訂について検討してきたが,さらに検討を続けることにしたい旨,担当理事から報告があり,了承された.
- 「学会の住所等の登録」および「会員名簿発行に関する希望調査」
標記のため,「会員への回答依頼文および回答用紙」の(案)が担当理事から提案され,修正を経て,4月に実施することを理事会として承認した.なお,発行に関する予算としては,「天気」へ掲載するとして経費を仮に計上しておくことになった.
- その他
- 国際測地学地球物理学連合(IUGG)総会の招致その他に関連する対応のための国内常設組織の必要性
標記のため,国内で学会レベルの常設組織が必要との認識で,理事長として他の学会と連絡を取っているとの報告があり,今後さらに検討を続けることになった.
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