日本気象学会第30期第1回常任理事会議事録
日時
1998年7月27日(月) 13時30分〜15時50分
場所
気象庁内気象学会事務局
出席者
廣田,二宮,木田,城尾,関口,竹村,田中(博),中村(誠),新野,藤部,村松,山岸 以上12名
その他の出席
事務局(舘)
議事
- 第29期・第30期理事・監事合同会議議事録の確認
- 第30期第1回理事会議事録の確認
- 第29期第2回評議員会議事概要(報告)の確認
- 各委員会関連議事
〔庶務〕
- 転載許可依頼への承認の報告:3件
- 気象集誌Vol.70, 354,Fig.1aとbを土木学会発行「漂砂環境の創造に向けて」へ転載,同学会より依頼.
- 「天気」Vol.44, 743, Fig.3を米国気象学会のJ. of Climateへの引用,ホノルル大学冨田智彦氏より依頼.
- 「天気」Vol.26, 609, Fig.6, Vol.27, 815, Fig.10, Fig.11, Vol.32, 420, Fig.1, Vol.32, 423, Fig.5, Fig.7, Vol.33, 264, Fig.1, Vol.40, 179, Fig.15 を千葉県史料研究財団刊行の「千葉県の自然誌」第3巻「千葉県の気候・気象」へ引用,同財団より依頼.
- 後援名義等使用依頼の承認:2件
- 名称:第12回数値流体力学シンポジウムの後援
日本数値流体力学学会主催,1998年12月21〜23日,中央大学理工学部春日キャンパス(東京都文京区)にて.日本応用数理学会,日本風工学会,日本気象学会,土木学会,電気学会,日本航空宇宙学会等の後援・協賛予定.
- 名称:第24回リモートセンシングシンポジウムの協賛
計測自動制御学会主催,1998年10月8〜9日,通信総合研究所大会議室(小金井市貫井北町)にて.応用物理学会,日本海洋学会,日本気象学会,土木学会,電気学会,日本航空宇宙学会,日本地震学会,画像電子学会,映像情報メディア学会,日本リモートセンシング学会等の協賛.
- 「堀内賞」メダル案の募集への応募結果
募集を6月末で締め切り,応募は気象業務支援センタ−椋尾尚司氏の一件.担当委員会に検討を依頼し,結果を受けて常任理事会で決定する.
- 「気象科学事典」出版案内配布に関する依頼 東京書籍より 7月23日
東京書籍から出版の標記書籍編集に対し,学会から小倉義光名誉会員他数名が委員となり協力してきた(第28期理事会決定)が,このほど出版の運びとなったため,学会会員への周知に協力して欲しい旨,東京書籍より依頼があった.
当書籍の出版は気象学知識の普及に有益であるとのこれまでの方針に従って,出版周知に協力する.ただ,学会として会員名簿は第3者に無断で提供しないことになっているため,郵送用の住所ラベルを名簿から印刷し提供するが,転用防止のため,学会の監督の下,学会事務局室での作業を条件とすることに決定した.
- 補助金等の交付 6月25日
1998年度交付金 各支部へ,
文部省夏季大学補助金 北海道・関西・名古屋の各支部へ.
- 第3種郵便物発行人変更許可の書受領(関口理事から新野理事に変更) 7月10日
- 大会予稿集の印刷業者決定 秋74号,春75号 学術図書印刷(株) 7月15日
- 科研費補助金に係わる審査員候補者の気象学会からの推薦者決定 7月15日
「地球化学」の第1段階審査員候補者 岩坂泰信(名古屋大学太陽地球環境研究所).
- 気象研究ノート印刷業者決定 193号より 学術図書印刷(株) 7月17日
- 第15回風工学シンポジウムの分担金支出 7月21日
〔会計〕
〔天気〕
- Vol.45 No.7(1998年7月号)掲載記事と,Vol.45 No.8〜9号掲載予定記事の紹介
〔気象研究ノート〕
- 1998年度の編集作業進捗状況の紹介
193号と194号の原稿の入稿・校正が完了した.入札の結果,学術図書印刷に決定.
〔講演企画〕
- 1999年春季大会
気象庁観測部と気象大学校の担当により,4月26〜28日に気象庁とKKRホテル東京にて開催の予定で,ポスター発表を基本に口頭発表も含める方針である旨,担当理事より説明があった.専門分科会のあり方をさらに検討する必要があるとの指摘があった.
〔総合計画〕
- 地球環境科学関連学会協議会会合(7月27日午前中開催)の議事
加入各学会間の情報交換のため,当委員会担当の木田理事が情報を整理しインターネット・ホームページに掲載することになった.また,専門的出版物発行のため秋に会議を開く予定である旨,担当理事から紹介があった
- 講演会の開催 (第29期第6回理事会議事録参照)
気象予報士の増加などに伴い,気象学のより専門的内容を勉強したいとの希望者に応えるため,気象業務支援センターと共催で1998年秋からの講演会開催に向けて講師数名の依頼等の準備を進めている.
〔教育と普及〕
- 夏季大学の開催 8月5日から7日まで,東京大学山上会館にて開催
- 学校科目「地学」関連学会連絡協議会の第13回会合(6月23日)議事紹介
教育課程審議会・新指導要領の報告,および,本協議会の構成学会間の情報交換システム(ホームページ),本協議会の今後の方向性等についての取組など.
〔電子情報〕
- 1997年6月の気象学会ホームページのアクセス状況 (53,483件)
総アクセス数が,学会大会終了のためかやや減少した.関連サイトへのリンクが最も多く,「集誌」,「天気」の英語目次,理事会議事録等がこれらに続く.
- 学術情報センターの「電子図書館サービス」有料化
これまで本年4月から有料化と連絡されていたが,7月24日当センターの説明会があり,覚書の交換を済ませた後,1999年1月から実施と発表があった.
〔その他〕
- 国際オゾンシンポジウム−札幌2000−の準備状況
国内組織委員会と顧問委員会の設立状況,開会までの道程とこれまでの経過等について報告があった.進捗状況等の会員への周知に一層努めることになった.
- 会員加入状況
新入会員19名を承認,退会2名の報告.会員数4,703名(内,通常会員4,170名).
- 理事の担当業務と各委員会の構成
各理事の担当業務の確認と,各委員会の構成委員の依頼状況に関し報告があった.委員への依頼者の大部分については既に本人の了解が得られたが,一部未確認の者があり,事務処理を急ぐことになった.
- 1998年度「山本・正野論文賞」受賞者決定
全理事の投票の結果,下記に決定.
堀之内 武 ワシントン大学大気科学.
- 1998年度「堀内賞」受賞者決定
全理事の投票の結果,下記に決定.
忠鉢 繁 気象研究所.
- 1998年度「奨励金」受領者決定
全理事の投票の結果,下記に決定
上田 崇裕 小樽測候所
金森 恒雄 岡山地方気象台
坪田 幸政 慶応義塾高等学校.
- 秋季大会における理事長の講演
役員改選後の大会における理事長の話は,単なる「挨拶」ではなく,気象学のあり方に関するひとつの示唆をあたえるような内容の「学術講演」であることが望ましく,今後これは期が変わる毎(2年に1回)に行なうこととしたい,との提案が理事長よりなされ,承認された.
実施の具体的方法は講演企画で検討することとなった.
- その他
- 学会会員名簿作成に関するアンケートの回答状況
これまでの回答率は,会員総数の約1/4程度.「天気」を通じて,再度,会員に回答を促すことになった.
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