日本気象学会第31期・32期新旧理事・監事合同会議議事録
日 時
2002年6月18日(火)14時00分〜16時30分
会 場
気象庁予報部会議室
出席者
廣田、二宮、岩嶋、岩崎、勝山、神沢、木田、近藤、斎藤、澤井、住、田中(博)、田中(浩)、津田、坪田、中澤、永田、新野、平木、藤部、藤吉、古川、萬納寺、宮原、山岸、山内、以上26名
事務局
舘、島村
議題に先立ち、第31期の関口常任理事への追悼の言葉が理事長から述べられ、哀悼の意を示すため黙とうを捧げた。
議題
- 地球物理学関連学会会長等懇談会報告
IUGG2003について、近く3rd Circularを発行すること、寄付金を募集していることが報告された。日本学術会議について、会員の数を大幅に増やす全く新しい会員制度、研連の改編を検討していることが報告された。
- 各委員会引継事項
第32期理事会への引継ぎ事項として、第31期各担当理事から担当業務の内容と懸案事項についての説明が行われた。主な内容は以下の通り。
- 庶務…事務局の体制変更の際の規則の明文化を行なう。
- 会計…繰越金の有意義な利用、ペイオフ解禁対策、会計処理の合理化、支部交付金と大会運営に関する経費の扱いの検討、電子ジャーナル化の影響で会員が減った場合の会費の検討、などを行なう。
- 天気…安定した編集体制の確立が必要である。電子ジャーナル版「天気」の公開方法について、会員制度の見直しも視野に入れて検討する。
- 気象集誌…電子ジャーナル版集誌の影響を考慮にいれた将来展望、査読の遅れの改善、編集委員の研究分野の偏りの改善が必要である。
- 気象研究ノート…学会員の要望に応えたい。書店での販売を継続的に試行する。編集事務体制の検討も必要ではないかとの意見があった。
- 講演企画委員会…春季の土曜を含む4日開催にむけて大会のあり方、大会参加費の改訂を検討する。
- 総合計画…会員制度・役員制度の見直し、事務局体制の強化、支部活動の強化を検討する。気象技術講習会開催、地球環境科学関連学会協議会は別の委員会で対応することが適当である。
- 教育と普及…夏季大学のありかたの検討、初等中等教育を中心とする学校教育において気象学会の役割を果たすこと、社会教育の場での気象知識の普及が課題である。
- 学会賞候補者推薦委員会…推薦される人が少ないことが問題である。前年度見送りになった候補者の翌年度の取り扱いを検討する。
- 藤原賞候補者推薦委員会…推薦される人が少ないことが問題である。
- 山本・正野論文賞候補者推薦委員会…新進の研究者が共著で質の高い論文を発表する場合もあり、1論文の質・完成度の高さ、筆頭著者の位置づけなどが今後議論すべき課題である。
- 堀内賞候補者推薦委員会…堀内賞は境界領域、隣接分野、未開拓分野における研究を対象とするため、あいまいな部分がある。これに対して、歴代受賞者の業績を見れば堀内賞がどのような研究を対象とするかがわかるのではないか、とのコメントがあった。
- 奨励賞受賞候補者推薦委員会…教育部門の推薦が少ないため、委員会の教育部門の強化が必要である。
- 学会外各賞候補者推薦委員会…同じ人を続けて同じ賞に推薦する場合の推薦のしかたに留意する。
- 国際学術交流委員会…日中韓の学会交流は総合計画で担当して具体化に踏み出すことが望ましい。
- 電子情報委員会…気象学会を運営するため、事務局が学会ホームページにもっと関ること、会員及び会員外からの事務局への連絡用に電子メイルを利用することを検討する。
- 用語検討委員会…英語用語の選定、適切な日本語訳、用語のランク分けを行なったので、学会ホームページで公開して会員の意見を募る。
- 名誉会員…基本的な考え方に従い、6人の名誉会員を選んだ。必要ならば32期でも選定する。
- 地球環境…専門分科会を開催した。温暖化などについては社会に対して正しく伝えることが大事である。32期では新しい方針でやっていただきたい。
- 第31期理事長挨拶
第31期をもって役員のお仕事を終えられることになった
二宮理事長代理をはじめとする理事・監事の方々に対し、
学会運営における各位のご尽力に感謝する。
様々な問題があるが、気象学会が発展するため、
課題を克服して順調に進むことを期待する。
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