- 開会
萬納寺信崇庶務担当常任理事より総会成立の要件を満たしていることが報告され、総会の開会が宣言された。
- 議長選出
総会議長に山内恭会員(国立極地研究所)を選出した。
- 理事長挨拶
廣田勇理事長から、今大会の開催を担当した国立極地研究所の実行委員会に対する謝辞が述べられ、続けて会員に対して挨拶が行われた。概要は以下の通り。
第31期は来月に終了し、7月から第32期が活動を開始する。今期の評議員は学会で活動している中堅・若手にお願いした。抱えている問題点を率直に述べてもらい、意見は昨年の天気6月号誌上に掲載された。学会はこれらの問題を検討し、今年3月に開催された評議員会の席で回答した。この回答は天気6月号に掲載される予定である。すぐには解決できない問題も多くあるので、第32期に引き継いで解決していきたい。
学会活動を支えるのは学会員である。学会外部に対して発言するためにも、まず学会の場でその裏付けとなる優れた研究成果を示すよう期待したい。
- 学会賞授与
学会賞候補者推薦委員会担当の宮原三郎理事が選定理由を説明し、廣田勇理事長から受賞者に賞状ならびに賞金・メダルが授与された。
本年は2件、3名に与えられた。受賞者と、受賞対象となった研究は以下の通り。
塩谷 雅人(京都大学宙空電波科学研究センター)
長谷部文雄(茨城大学理学部地球科学科)
「赤道域成層圏オゾン分布の時空間変動と力学過程についての研究」
謝 尚平(国際太平洋研究センター・ハワイ大学気象学教室)
「熱帯域の気候形成とその変動に関わる大気・海洋相互作用の研究」
- 藤原賞授与
藤原賞候補者推薦委員会担当理事代理の木田秀次常任理事が選定理由を説明し、廣田勇理事長から受賞者に賞状ならびに賞金・メダルが授与された。
本年は2件、2名に与えられた。受賞者と、受賞対象となった研究は以下の通り。
山岬 正紀(地球フロンティア)
「台風および熱帯擾乱に関する数値実験的研究」
安成 哲三(筑波大学)
「GAMEを中心とするアジアモンスーンに関する研究の推進」
- 2001年度事業報告
萬納寺信崇庶務担当常任理事から、総会資料に基づき、事業報告が行われた。
- 2001年度会計報告
勝山税会計担当常任理事から、総会資料に基づき、会計報告が行われた。
国際学術交流の予算が使い切れなかったのはなぜかとの質問があった。旅費の補助を希望する会員が少なかったこと、予算の枠内であっても審査の上補助しなかった例があることによると、廣田理事長より説明があった。
- 2001年度監査報告
永田雅監事から、総会資料に基づき、監査の結果が報告された。
- 日本気象学会第32期役員選任
- 役員候補者選挙が行われ、次期役員候補者22名が選出されたことを、総会資料に基づき、萬納寺信崇庶務担当常任理事が説明した。
- 理事候補者選挙当選者から推薦のあった理事候補者5名の紹介を、総会資料に基づき、廣田勇理事長が行なった。
- 理事候補者の辞任に伴い後任として次期役員候補者から推薦のあった理事候補者3名の紹介を、総会資料に基づき、廣田勇理事長が行なった。
理事候補者が辞任した場合の理事推薦の手続きに関する説明を求められた。各地区の理事として当選した会員が転勤する場合、理事候補者として次点がいないため、各支部が理事候補者を推薦するのが最適だと判断される、と廣田理事長より説明があった。
- 2002年度事業計画
萬納寺信崇庶務担当常任理事から、総会資料に基づき、事業計画の提案が行われた。
- 2002年度収支予算
勝山税会計担当常任理事から、総会資料に基づき、予算案の提案が行われた。
- 採択
以上、6から11の議案に対し、総会参加票による意見も合わせ、賛成多数で承認された。
- 議長解任
山内恭議長により総会の議事運営に関する出席者の協力に感謝する旨挨拶があった後、議長は解任された。
- 閉会
萬納寺信崇庶務担当常任理事により総会の閉会宣言が行われた。