第32期第4回理事会議事録
日 時
2003年5月21日(水)18時00分〜19時30分
会 場
出席者
廣田、古川、伊藤、岩崎、勝山、神沢、木田、近藤、佐々木、住、田中、津田、
中澤、新野、藤部、藤吉、萬納寺、山内、米谷、19人
その他の出席者
栗原(東北地区後任理事候補者)、田口(産業総合研究所)、菅田(国立
環境研究所)、木村(筑波大学;以上3人実行委員会)、舘(事務局)
議事に先立ち、廣田理事長から春季大会が順調に行われていること、総会成立
の要件を満たしていることが紹介され、実行委員会に感謝の意を表明した。
議事
-
2005年度日本気象学会春季大会の担当機関について
- 支部活動の費用について
2003年秋季大会の会場使用料増加による大会交付金の増額が東北支部から依頼
され、承認したことが報告された。
関連して次のような意見が出された。
この先10年くらいの学会の財政基盤をどうするか、計画が必要である。大会の
運営に労力をつぎ込んで安い参加費を維持するのか、金を払って参加費を高くす
るのか、という選択肢がある。
東京の夏季大学は一般から参加費を集めて開催していて、黒字である。会場費
と謝金は払っているが、ボランティアの労力提供もある。大阪では講演会などで
無料だと人がたくさん集まるが、有料だと人が来ない。
研究を標榜する機関は学会活動を支える義務がある。大学が独法化されると機
関の裁量でお金が使えるようになり、研究者の大会への参加費や登録料などを研
究費で負担できるようになるだろう。参加費や登録料を研究費から払える人は払
う、払えない人は控除というような工夫が必要。競争的資金で研究費には大きな
お金が流れている。
文科省への申請など、支部活動の経費を工面するように工夫、努力してほしい。
うまく行く事例を作れると良い。
- 2003年度総会資料について
- IUGG2003について
すでに3000人が登録したが、会計上は楽観できない。準備は順調だが、SARSの影響が
懸念される。また、アウトリーチの計画が報告された。
- その他
日本気象学会は、2004年7月にシンガポールで開催される第1回アジア・オセア
ニア地球物理学会大会を後援する。費用の負担はない。
東アジアの気象学会の交流を進めるため、韓国、中国の気象学会の研究者を招
待した。しかし、中国からの参加予定者がSARSの影響に配慮して来日をとりやめ
たため、韓国からの招待者だけとなった。
実行委員会から、経費で苦労したとの報告があった。今回は試行で4日間開催
したが、3日で5会場か、4日で4会場か、という選択肢がある。
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