日 時
2007年3月5日(月)13時00分〜15時10分
会 場
気象庁予報部会議室(気象庁4階)
出席者
新野,岩崎,宇平,隈,近藤(裕),里村,高野,多田,田中,津田,中澤,中 村,林田,板東,藤谷,藤部,古川,松村,宮原,山崎,余田,以上21名
欠席者
伊藤,近藤(豊),中島,久木,湯田,以上5名
その他の出席者
萩原,渡辺(事務局)
議 事
- 理事長の選任について
複数理事から理事長候補(複数)の推薦があった.書面による事前の意思表示は なく,出席理事全員による投票の結果,過半数の得票を得た新野宏理事が第34期 理事長に選任された.
- 理事会の体制について
新理事長の選任を受けて今後の理事会体制について議論し,理事長代理は理 事長が指名の上で報告すること,また常任理事の補充については,ご本人 の了解が得られれば近藤(豊)理事にお願いすることを了承した.
註:
理事会席上での理事長の提案どおり,藤谷徳之助理事に理事長代理を, 近藤(豊)理事に常任理事をお引き受けいただいたことが,3月12日(月) に理事長から全理事に報告された.
役員の補充については,木田前理事長が所属する全国区に次点者がいないため, 現理事が理事長に推薦し,理事長提案として理事会の承認を経た上で総会に諮る という手順を確認した.
藤谷理事から,次々回の総会における名誉会員の推薦に向けて検討を深めるた め,同推薦委員会の委員数を増やすなど体制を強化したいとの提案があり,強化 を検討することとなった.
- 天気掲載記事のアーカイブに関わる著作権移譲について
天気編集委員会から,4月のアーカイブ公開に向け,著作権移譲に関する最終の お知らせの案として,これまで移譲や事業そのものに対する異論がなかったこと, またこのような簡便な方法では法的に移譲が完了したとは言えないが,事業の実 現を望む声が大きいことを受けて公開を実施したいこと,但し希望しない場合は 公開後でも削除する,という内容を理事会名で学会ホームページに掲載する案文 が示され,これを了承した.
- 気象研究コンソーシアムについて
標記検討委員会から,気象庁との包括的共同研究計画の概要,運営委員会規定及 び気象庁と締結予定の共同研究契約書の案が示された.今後,次回の理事会まで に内容を詰め,引き続く総会で気象庁との包括的共同研究契約の締結について諮 る予定が示された.
席上,個別会員が申し込んだ場合の対応や,現在行われている或いは今後の個 別共同研究への影響について質問があり,この仕組みは共同研究の手続きの簡便 化が目的なので個別会員が申し込んでも問題はなく,運営委員会で一定の基準に より可否を判断すること,またこの計画は別途に行われる共同研究に影響するも のではないとの説明があった.- 第1回評議員会について
討論の進め方を確認した.また気象学会員でない前田佐和子評議員を特別D会員 とすることが了承された.
- 2007年度総会資料について
2006年度事業報告,2007年度事業計画案及び予算案の素案を検討した.理事長か ら,公益法人制度改革関連3法に対応した新たな法人資格申請に向けて財政の無 駄を省くよう,各担当で検討を深めていただきたいとの要請があった.また関西 支部から,会計年度の末日と総会開催日とのずれが会計報告に影響することに係 る問題提起があり,会計担当理事を中心に検討することとなった.
- 各支部からの報告
- 北海道支部から,今月の支部理事会で2007年度秋季大会の実行委員会が発足す ること,また昨年12月に支部研究会を札幌管区気象台と合同で開催し,非常に有 意義だったこと,更に3月11日(日)にサイエンスカフェを開催することが報告 された.
- 東北支部から,6月の支部創立50周年記念特別講演会の準備を進めていることが 報告された.また2008年度秋季大会の日程が確定して会場選定中であることが報 告され,本部に対し財政面等で適宜支援いただきたいとの要請があった.
- 中部支部から,2006年度秋季大会が無事終了し,実行委員会の努力もあって収支 均衡であったことが報告された.
- 関西支部から,今年度の夏季大学について,大勢が参加できるよう土・日の開催 も含めて検討していることが報告された.また気象台との支部研究会の合同開催 について試行錯誤中であるとの説明があった.
- 九州支部からは,今年度の支部発表会を熊本で開催することが報告され,今後も 地方都市で開催したいとの説明があった.
- その他
- (1)気象集誌の活性化に向けて
- 岩崎理事から,ここ数年の気象集誌投稿論文数の推移や,論文引用の目安 となるimpact factorの推移についてのデータが示され,論文の投稿及び査 読等の編集作業への協力が要請された.
- (2)2007年度日本気象学会賞及び藤原賞の投票結果について
- 全理事による投票の結果,日本気象学会賞2件(1人及び1グループ), 藤原賞2件(2人)の候補者を受賞者と決定したことが報告された.
- 日本気象学会賞
- 杉 正人氏(気象庁気象研究所)
- 佐藤正樹氏(東京大学気候システム研究センター,海洋研究開発機構・ 地球環境フロンティア研究センター),富田浩文氏(海洋研究開発機構・ 地球環境フロンティア研究センター)
- 藤原賞
- 石 廣玉氏(中国科学院大気物理研究所)
- 木田秀次氏(京都大学名誉教授;故人)
- (3)125周年記念式典について
- 古川理事から,記念式典の次第や感謝状贈呈等についての細目の案が報告 され,概ねこの内容で進めることが了承された.
- (4)大会準備状況について
- 藤部理事から,2008年度春季大会の準備が,JAMSTEC(海洋研究開発機構) と防衛大学校との協同で進んでいること,また開催地は横浜の予定で,現 在会場を選定中であることが報告された.
平成19年4月11日
社団法人日本気象学会議 長 新野 宏
署名人 板東恭子
署名人 多田英夫
2006/7/7 多田(庶務;気象庁予報課)(案)