学会名簿の管理体制について

最近、ある財団から京都賞の記念講演の案内が気象学会会員に電子メールで送り出さ れたことで、気象学会の会員名簿の管理体制について一会員からお問い合わせの メールをいただきました。

気象学会では会員の名簿を電子的な媒体(フロッピーディスクなど)で外部に出す ことは厳しく規制しております。電子情報委員会でも、学会メーリングリストは 決して外部に漏れないように管理しており、学会運営以外の情報は当面は流さない 規定になっています。

電子情報委員会で今回の件について独自に調査いたしましたところ、上記財団は 「天気」掲載の会員名簿から電子メールアドレスを自力でデータベース化し、 今回の電子メールを配信したことがわかりました。したがって、一部の会員が心配 されたような電子媒体での会員個人情報の外部流出はありませんでした。

「天気」は一般人も購入できる出版物ですので、そこに掲載されている会員情報 をこのような形で利用されることは、学会としては防ぎようがありません。 会員名簿は会員相互に有用な情報として活用されていますから、このような形で の利用を望まない方は、次回発行の学会名簿から電子メールアドレスなどを削除して いただく以外に対策はないと考えます。

なお、今回の会員名簿発行前には、全会員に対して掲載してほしくない情報の アンケートをお願いしました。今後とも、会員の個人情報の管理には十分な注意を 払いますが、このような問題を考慮して、気象学会では最近、入会申込書の 書式を変更し、入会に絶対必要な情報とそれ以外の情報(電子メールアドレスなど) に分けて記入してもらうことにいたしましたので、ご協力願います。

電子情報委員会


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