第33回夏季大学「新しい気象学」開講のお知らせ
〜 台風の理解はどこまで進んだか 〜
教育と普及委員会
主催 日本気象学会
後援 気象庁,日本地学教育学会,(財)日本気象協会,(財)気象業務支援センター
●この講座は最新の気象学の普及を目指して、毎年開催しています。小・中・高校の理科担当の先生方の他に、気象学に興味をお持ちの学生や一般の方を対象にカリキュラムを組んでいます。
今回は、「台風」をテーマに取り上げます。台風は我が国に大きな災害を引き起こす一方、近年慢性的に起こる水不足を一気に解消するほどの降水をもたらします。講義では、最新の観測技術や数値シミュレーションによる研究成果を紹介するとともに、防災の観点から見た台風についても解説します。
受講料:一般 5,500円,教員 5,000円,気象学会員・日本地学教育学会員・学生 4,500円(消費税含む)
日 時:平成11年8月2日(月)(9時30分受付開始)から8月4日(水)までの3日間
会 場:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学本郷キャンパス内 東京大学山上会館
●往復はがきの
往信に以下の必要事項を、復信には宛先を記入してお申し込みください。受付次第、復信にて受講の可否をお知らせします。1 「夏季大学参加希望」
2 住所・氏名
3 職業 (該当する方は「気象学会員番号」または「地学教育学会員番号」を、あわせて記入願います)
4 連絡先電話番号
5 テキストの送付先 (住所と同じ場合は省略して構いません)
申込先:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-4
気象庁内 日本気象学会事務局
申込締切:平成11年7月13日(火)必着
ただし、定員(約100名)に達しましたら締め切らせて頂きます。
受講料支払方法:復信受け取り後、郵便振替によりお支払いください。テキストをお送りします。口座番号等は復信によりお知らせいたします。
その他:一日目の講義終了後に受講者と講師の懇親会を開く予定です。
●テキストのみ希望される方は、はがきに必要部数を書いてお申し込み下さい。テキストと振替用紙をお送りします。代金は1部1,000円と送料(実費)です。刊行部数が少ないので早めにお申し込み下さい。
●教科内容
日 時 |
講義題目 |
講師名(所属) |
8月2日(月) 10:30〜12:00 |
台風入門 |
村松 照男 (気象庁予報課) |
13:30〜15:00 |
気象衛星画像による台風解析 |
三河 哲也 (気象衛星センター解析課) |
15:15〜16:45 |
台風の理論 |
山岬 正紀 (東京大学地球惑星物理) |
8月3日(火) 10:30〜12:00 |
台風の観測 |
榊原 均 (気象研究所台風研究部) |
13:30〜15:00 |
台風の数値予報 |
永田 雅 (気象庁太平洋台風センター) |
15:15〜16:45 |
台風による高潮の実態とその予測 |
小西 達男 (気象庁海洋課) |
8月4日(水) 10:30〜12:00 |
台風災害史 |
饒村 曜 (気象庁企画課) |
8月4日14:00〜15:30まで、希望者を対象(定員30名)として、気象庁の施設見学を行います。
●お問い合わせ先
(気象庁内)日本気象学会事務局 Tel.03-3212-8341(内線2546) Fax.03-3216-4401