東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター(岩手県上閉伊郡大槌町赤浜)では、例年、通称「大槌シンポジウム」と呼ばれる共同利用研究集会が開催されております。2011年3月に津波で被災しながらも、「大槌シンポジウム」は場所を大槌町城山・中央公民館に移して開催されてきました。今年度も、次の日程で開催いたします。
8月1日 (火) 10時 ~ 2日 (水) 11時
大気パート「災害をもたらす気象とその背景」
コンビーナ:三重大学生物資源学研究科 西井和晃
東京大学大気海洋研究所 田中潔
8月2日 (水) 13時 ~ 8月3日 (木) 16時
海洋パート「北太平洋を中心とした海洋表層変動研究の現状と将来」
コンビーナ:東北大学学際科学フロンティア研究所 杉本周作
東京大学大気海洋研究所 田中潔
場所:岩手県上閉伊郡大槌町城山・中央公民館
主催:東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター
共催:大槌町
大気パートの概要:
(概要は事務的な都合によるもので,気象学会で扱われる内容でしたら講演内容はなんでも構いません.)
平成28年度の大槌シンポジウムは本来8月30日~9月1日に開催予定であったが,台風10号による災害のため延期を余儀なくされた.また平成27年度シンポジウムの開催中には平成27年9月関東・東北豪雨が発生した.これらの災害は台風の直接・間接的な影響により引き起こされたものだが,日本では台風以外にも多種多様な気象災害が毎年のように季節を問わず発生している.気象災害に短期的及び長期的な視点から対応するためには,災害をもたらす気象そのものの理解はもちろんのこと,そのような気象が発生する背景場としての気候場とその変動・変化に関する理解も重要である.
本研究集会は,大学、官公庁、独立行政法人等に所属する研究者等が一同に参加し、災害をもたらす気象とその背景に関する最新の知見を参加者で共有し,今後の展望について議論することを目的とする.論文としてまとめられるような完成した研究成果はもちろんのこと,発展途上の研究の紹介も歓迎する.
海洋パートの概要:
近年になり、人工衛星やアルゴフロートのような自動観測プラットフォームが登場し、海洋大循環モデルの高解像度化および海洋データ同化システムの高精度化が果たされ、海洋表層の循環や水塊の様々な時間的(数日~数十年程度)・空間的(数km~数百km程度)なスケールの実態把握およびその変動メカニズムの理解が進み、さらには異なるスケール間で起こる相互作用についての研究が始まりつつある。なかでも、東北三陸沖では、多くの観測が実施されており、物理循環が化学・生物過程におよぼす影響や霧や雲の発生に果たす海水温の役割など、多様な学問の視点から研究が展開されている。そこで、本研究集会では、北太平洋を中心に、物理学・水産学・生物学・化学などの観点で行われている海洋表層研究の現状を共有し、異分野交流を果たすことで分野間横断型研究の可能性を探る。
# 海洋学会で扱われる内容でしたら、いずれの研究テーマも歓迎します。
提供宿泊先:
男性:浪板交流促進センター
女性:浪板交流促進センター or タカマス民宿
(最長で7/31(月)チェックイン~8/4(金)チェックアウトが可能)
*どちらの宿泊施設も男女別の複数人部屋です。
注1:個人で宿泊される方:
大槌町内、釜石市内には利用可能なホテルや民宿が増えておりますが、混み合いますのでお早めにご検討ください。
「大槌町宿泊施設のご案内について」もご参照ください:
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/docs/2014030500018/
注2:旅費援助:
限られた予算内ですが招待者および学生を優先に旅費の援助が可能です。援助をご希望の方はコンビーナにご相談ください。
参加していただける方は、下記参加登録フォームに記入して、
主に大気パートに参加する方は西井(nishii@bio.mie-u.ac.jp)まで
主に海洋パートに参加する方は杉本()まで,ご連絡ください。
現時点のご予定で結構です。締切は5月29日(月)とさせていただきます。
(参加登録フォーム)
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名前 :
ふりがな :
性別 :
所属先 :(無所属の方は「個人」と記載)
職位 :(学生の方は「学生」と記載)
住所 :(所属先を記載の場合は、「所属先」と付記して下さい)
電話番号 :(所属先を記載の場合は、「所属先」と付記して下さい)
Eメール :
大気パート懇親会:参加 / 不参加 (8/1)
海洋パート懇親会:参加 / 不参加 (8/2)
宿泊所斡旋 :希望 / 不要
斡旋希望日 :7/31, 8/1, 8/2, 8/3 (希望日を指定してください)
昼食弁当 :希望 / 不要
希望日 :8/1, 8/2, 8/3 (希望日を指定してください。1食800円前後)
講演発表(口頭):希望 / 不要
講演タイトル(和文):
講演タイトル(英文):
旅費援助 :希望 / 不要
指導教員名 :(希望者が学生の場合、指導教員と相談の上で記載して下さい)
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過去の研究集会などにつきましては
http://www.icrc.aori.u-tokyo.ac.jp/member/ktanaka/contents_j/sympo/index.html
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/engan_2.html
http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/coop/engan_1.html
をご参照下さい。