日本気象学会第30期第2回常任理事会議事録
日時
1998年9月14日(月) 13時30分〜17時10分
場所
気象庁内気象学会事務局
出席者
廣田,二宮,木田,城尾,住,関口,竹村,田中(博),中村(誠),新野,藤部,村松,山岸 以上13名
その他の出席
事務局(舘)
議事
- 第30期第1回常任理事会議事録の確認
- 各委員会関連議事
〔庶務〕
〔会計〕
〔天気〕
- Vol.45 No.9(1998年9月号)掲載記事と,Vol.45 No.10〜11号掲載予定記事の紹介
〔気象集誌〕
- Vol.76 No.5(1998年5月号)掲載記事の紹介
〔気象研究ノート〕
- 1998年度の編集作業進捗状況の紹介
編集作業がはかどり,本年度は195号まで発行できる見通しとなった.
〔講演企画〕
- 学会大会の運営方法
本件については,前々から議論されているが,気象学会と気象庁の関わりとそのあり方に関連し,さらに議論を詰めていく必要がある旨,提起され,10月の理事会で議論することになった.
- 地球惑星科学関連学会の合同大会の開催
地球電磁気学会の河野長氏より,従来以上に合同の度合いを強めることができないか,気象学会側の考え方を打診された旨,理事長から紹介があった.
気象学会としては,従来から,大会を同時期・同地域で開催し,共通セッションを持つ形で協力するが,部門によっては相当異質の分野もあり,大会をすべて一緒に開催することは得策ではないとの考えで対応している.関連学会としての事務局設置などの問題もある.10月の理事会でさらに議論する.
〔総合計画〕
- 講演会の開催 (第29期第6回理事会議事録参照)
気象業務支援センターと共催で実施を検討していた標記の講演会について,気象技術講習会 専門課程(第1回)「メソ気象コース」として本年11月から実施することで合意に達した旨,担当理事から紹介があり,常任理事会として承認された.
〔教育と普及〕
〔各賞〕
- 各賞の候補者の推薦状況の報告 (庶務報告を参照のこと).
〔電子情報〕
- 1997年7・8月の気象学会ホームページのアクセス状況 (それぞれ52,502件と57,319件)
ホームページの維持管理体制を今後どのように強化してゆくか、予算の申請も含めて委員会で検討することになった.
- 気象データ提供のネットワーク利用
気象庁の数値予報モデルの解析値および最新予測値の即時提供ルートの整備について,補助金への応募などの対応を委員会で検討している旨,報告があった.学会として対応すべき件を集約し,提出するよう常任理事会として委員会に依頼した.
〔その他〕
- 平成11年度科学研究費補助金の審査委員候補者の推薦依頼
日本学術会議第4部部長から,「複雑系の科学」の分野に関し標記の依頼があり,各理事から名前の挙げられた数名の中から,本人の意向を確かめ,理事長の判断により,適当な候補者を推薦することになった.
- 会員加入状況
新入会員21名を承認,退会3名の報告.会員数4,722名(内,通常会員4,189名).
- 1999年春季大会
当大会は,99年4月下旬に予定されており,例年に比べて約1ヶ月早くなる.事業計画・予算案の作成や各種の作業を早める必要があり,支部での対応も含め,早めに対策を決め,準備するよう周知することになった.
- 学会会員データベース管理用プログラムの改善
会員データの管理および住所録作成のため,標記の管理用プログラムの改修が必要となり,納入業者から改修の必要部分とその見積もりが提出された.この提案に沿って改修することを承認した.
- 学会支部に置ける毎年度財政状況の把握
最近の「公益法人」の事業実施に対し厳しい監視を求める社会の動きに対応するため,学会としても,地方支部を含めてその実体の把握を改善する必要があり,支部から年度毎の収支報告を求めるなど,その改善策につき会計担当理事から提案があった.
常任理事会として承認され,さらに10月の理事会で議論することになった.
- 「天気」論文・短報の掲載料徴収
1996年度の会計監査および第29・30期合同理事会において,「天気」の論文掲載料を投稿者から徴収することを検討するよう,監事から要望を受けていたが,委員会で発行の収支の推移,会員の負担,「集誌」とのバランス,「天気」の内容充実の計画などを検討した結果,「論文」と「短報」について掲載料徴収するのが適当との結論に達し,理事会で議論するよう提案することになった.
10月の理事会で議論する.
- 評議員の選考
第30期評議員の選考に関し,次の常任理事会(10月12日)までに幅広い分野から候補を探し,次の理事会に諮る手順とすることになった.
- 第2回理事会の議題
秋季大会に合わせて10月20日に仙台で開催される理事会で議論すべき議題として,常任理事会として,以下の議題を挙げた.また,各理事,各支部へも議論すべき議題の提案を求めることになった.
なお,理事会では学会の基本方針に関わることに議論を集中するため,日常の事務的に処理する事項は,常任理事会を別に開催し処理することとした.
- 「天気」論文・短報掲載料の徴収
- 気象学会の今後の方針
- 地球惑星科学関連学会との合同行事
- IUGG(2003年札幌開催予定)への取り組み
- 第30期評議員の選考
- 支部等の財政状況の把握
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