日本気象学会第31期第7回常任理事会議事録
日時
2001年2月23日(金)13時30分〜16時00分
会場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
廣田、二宮、勝山、木田、藤部、萬納寺、山岸、以上7名
その他の出席者
舘(事務局)
議事
- 第31期第6回常任理事会議事録の確認
- 各委員会報告
庶務
- 転載許可 2件
- 「天気」に掲載された図の利用許可
天気 47巻 P.644 第3図を東京都の都民向け普及啓発パンフレット「屋上に緑を増やそう」への転載
- 「気象研究ノート」「天気」「気象集誌」に掲載された図の利用許可
- 気象研究ノート
第115号 P.195 第14図、P.208 第22図d
- 天気
22巻 P.372 第6図、45巻 P.137 第1図
- 気象集誌
Vol. 70 P. 1112 Fig. 1, P. 1113 Fig. 2, P. 1114 Fig. 3, P. 1117-1118 Fig. 6, P. 1120 Fig. 10, 11
Vol. 73 P. 493 Fig. 1, P. 494 Fig. 2, P. 501-502 Fig. 3, P. 505 Fig. 5, P. 503 Table1
Vol. 77 P. 461 Fig. 1, P. 463 Fig. 2, P. 464 Fig. 3, P. 465 Fig. 4, P. 467-468 Fig. 6, P. 469 Fig. 7, P. 471-472 Fig. 8, P. 473 Fig. 9, P. 474 Fig. 10, P. 475 Fig. 11, P. 476 Fig. 12
これらの図を (1)気象庁刊行測候時報「海洋気象特集」第68巻特別号 (2)気象庁刊行
CD-ROM「啓風丸(昭和45年〜平成12年)観測資料」へ転載
- 後援名義等使用依頼受付 2件
名義:日本流体力学会2001−流体力学における20世紀の総括と21世紀の展望−
- 主催:日本流体力学会
- 期日:2001年7月31日(火)〜8月2日(木)
- 場所:工学院大学(新宿校舎)〒163-8677新宿区西新宿1-24-2
- 名義:協賛
名義:水資源シンポジウム「国連水の日-人間活動と水資源-」
- 主催:日本学術会議水資源学専門委員会、水文・水資源学会、国土交通省
- 期日:2001年3月21(水)
- 場所:日本学術会議講堂(港区六本木7-22-34)
- 名義:後援
- 平成13年度の電子図書館サービスの著作権使用料の取り扱いについて(依頼)
国立情報学研究所から、電子図書館サービスの著作権使用料などの変更はないかという問い合わせがあった。集誌は発行日から6ヶ月経過してから公開という据え置き期間を解除したい、天気では会員は無料でいいのではないか、と編集委員長が考えている。据え置き期間、料金については集誌および天気編集委員会で議論した結果を常任理事会で承認する事にする。このような手順では平成13年度の締め切りには間に合わないので、今回は変更しない。
- 科学技術に関する理解増進事業アンケート調査ご協力のお願い
科学技術振興事業団から委託を受けた科学技術広報財団から、科学技術に対する理解増進に寄与することを目的で実施している事業に関するアンケートの依頼があった。庶務担当理事が解答を作成する。
- 文部科学省の所管する公益法人の総点検について
収益事業、退職金、委託・発注などに関するアンケートの依頼があった。事務局で解答を作成した。
- インターネット上の電子情報資源に関するアンケート調査
学会などがインターネット上に公開した情報を国会図書館が収集・保存して公開する事に関するアンケートの依頼があった。基本的にオープンという前提で、電子情報委員会が解答を作成する。
- 平成12年度(第27回)日産科学振興財団学術研究助成について当学会から推薦した候補者は選考に漏れた旨通知があった(2月19日)
- 平成12年度東レ科学技術賞及び東レ科学技術研究助成について当学会から推薦した候補者は選考に漏れた旨通知があった(2月19日)
- 2001年度「学会賞」「藤原賞」受賞者決定投票結果について
全理事による投票の結果、学会賞に近藤豊会員(東京大学先端科学技術研究センター)および露木義会員(気象庁予報部数値予報課)の2名、藤原賞に近藤純正会員(東北大学名誉教授)および武田喬男会員(名古屋大学名誉教授)の2名が決定した。
会計
天気
- Vol.48 No.2(2001年2月号)の掲載記事とVol.48 No.3掲載予定記事の報告
気象集誌
- 補助金に関して集誌編集委員長が書面で次のような報告をした:
気象集誌に対する
補助金交付額は平成10年の531万円から、451万円(11年)、380万円(12年)と減らされている。集誌は一般欧文誌の枠であるが、その中に特定欧文誌という枠があり、その枠で申請を行うと交付額比率が上がる。その基準は (1) 年4回以上発行 (2) 発行部数が1000部以上 (3) 年間総ページ数が500ページ以上 (4) 500部(または発行部数の30%)以上を海外に有償で配布している、の4条件である。集誌の場合は最初の3条件を満たしているが、4番目の条件を満たしていない。海外への有償、無償、寄贈図書の配布部数は440部で、このうち有償配布は160部である。集誌は所定の会費を払った者に無償で配るという決まりなので、海外会員に配布する部数は有償には勘定されない。将来的には特定欧文誌を目指して改革するべきである。
これに対して次のような意見があった:
会費と購読費とを分けて徴収すれば海外会員に配布する部数が有償に勘定されるので、海外に500部という条件は実現可能ではないか。しかし、このように徴収した場合の得失を考慮すべきである。
- 関連して集誌の質を良くしていくことが最重要であり、レフリーが建設的なコメントを迅速に行うことが必要である事が指摘された。
研究ノート
講演企画
- 春季大会プログラムを編成し、400件を越した事が報告された。学会賞、藤原賞の講演時間を確保するようにという意見があった。
総合計画
- 気象技術講習会基礎コースの申し込みの受付を開始し、順調に申し込みがある。
教育と普及
- 委員会報告:
昨年の第34回夏季大学の受講生へのアンケートでは、会員の割合が昨年より減少、初参加が半数弱で2回目以上漸減傾向。気象大学校で行った見学は好評であった。次回テーマは気候関連に決定。
電子情報
- 2001年1月の気象学会ホームページのアクセス状況(85,328件)。
国際学術交流
- 委員会から次のような報告があった:
外国人を招聘する補助金を国際学術交流の予算から出すことについて議論を行った結果、この件を明文化することにしたい。気象研究所で使える旅費が来年度から減る見込みなので、国際学術交流への旅費補助の申請が増えるかどうか様子を見たい。
- 理事会から次のような提案があった:
国際学術交流への旅費補助の申し込みを年2回から3回に増やしてはどうか。頃合いを見計らって韓国気象学会長の招待を働きかけてはどうか。
- 東アジア気象学会交流に関連して、儀礼的ではなく共通して興味を持てる問題について実質的な交流を目指すのがよいという意見が会員から寄せられている事が紹介された。
- 会員の新規加入などについて
新入会員16名を承認、退会22名。2月15日現在、会員数4,513名、(内、通常会員3,980名)。
- 第31期評議員の議題案について
就任依頼、会合の案内で評議員には議題を通知している。
- 第3回理事会の議題について
総会資料、事業計画の確認
- 総会資料(案)の検討
委任状のための日程を確認した。
- その他
大会の日数を延ばせないかという議論を行った。日数を延ばした場合の費用が問題で、参加者が参加費の値上げを認めて負担すればいいのではないか。気象庁で行うと気象庁職員の手伝いは3日が限度ではないか。口頭発表の件数は増えているが、集誌に載る論文の数は増えない。などの意見があった。
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