日本気象学会第31期第6回常任理事会議事録
日時
2001年1月22日(月)13時30分〜15時30分
会場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
廣田、二宮、勝山、木田、澤井、住、田中(博)、新野、藤部、萬納寺、山岸、山内、以上12名
その他の出席者
舘(事務局)
議事
- 第31期第5回常任理事会議事録の確認
- 各委員会報告
庶務
- 後援名義等使用依頼受付 1件
名義:第29回可視化情報シンポジウム
- 主催:可視化情報学会
- 期日:2001年7月17(火)〜19日(木)
- 場所:工学院大学(新宿校舎)〒163-8677新宿区西新宿1-24-2
- 名義:協賛
- 定款・寄付行為の主務大臣名の技術的修正について
定款本文中の主務大臣名「文部大臣」を「文部科学大臣」に変更した。中央省庁再編に伴って修正するよう、文部省から通知があった(12月)ため。この変更には総会や理事会の議決、文部科学省の認可は必要ない。
- 登録学術研究団体における日本学術会議会員候補者等の選出過程について(依頼)
日本学術会議より、学術会議会員候補者及び推薦人の選出方法の実態を把握するためのアンケートの依頼があり、気象学会での選出方法を確認しながらアンケートの解答を作成した。また、推薦委員会による候補者を常任理事会で承認し、選出結果を常任理事会議事録で会員に公表する、という現在の気象学会の方法に特段の問題点はない事を確認した。このアンケートは日本学術会議から登録学術研究団体への連絡を一層密にすること、登録学術団体における学術会議会員候補者及び推薦人の選出過程の透明度を高める必要がある、という内容の声明文を学術会議が出したことに伴う依頼である。
- 学協会情報発信サービス用サーバのドメイン名変更に伴うコンテンツの修正について
気象学会のホームページを置いてあるドメイン名が現在のnacsis.ac.jpからnii.ac.jpに変更されるという通知があった。2001年10月31日までは新旧両方のドメイン名で利用可能。詳しくはhttp://www.nii.ac.jp/newdomain-j.html参照。
- 学協会情報発信サービスのお知らせ及び利用者情報の確認について
国立情報学研究所からサービス内容の改訂、名称の変更の通知があった。気象学会の利用者情報の訂正の届け出を行う。
- 会費請求
団体会員・特別会員(1月12日)、書店等(1月18日)の請求書発送完了
- 2001年1月1日現在種別会員数
合計で前年4653名から4604名に減少。
会計
天気
- Vol.48 No.1(2001年1月号)の掲載記事とVol.48 No.2, 3掲載予定記事の報告
- IUGG2003に関する情報(問い合わせ先など)を「天気」誌上で会員に周知する事が望ましいとされた。
気象集誌
- GAME特集号(23編掲載)を3月号として出版予定
- 2号掲載予定の受理論文の紹介
- 今年から集誌が100%英文になること、それに伴って表紙のデザインが変更になること、大きさはアメリカ気象学会の雑誌と同一になることが報告された。
- 3月に京都で行われる日米セミナー「力学・放射・化学過程を通しての対流圏と成層圏の結合」の論文で特集号を企画することが承認された。
- 気象集誌のOn line化を考えているが、ボランティアで行うにしては負担が大きそうである。可能性を電子情報委員会で検討してもらう。
研究ノート
- 進捗状況報告。地表面フラックスは年度内発行見込み。
総合計画
- 気象技術講習会の受講希望者が増えている。上級者向けも行い、好評である。
教育と普及
国際学術交流
- 今年の春の気象学会時に韓国の気象学会会長を招待するという提案をした。しかし、韓国気象学会会長であったMoon氏が亡くなったあと、誰が会長になったのかわからないので、情勢を待つ事にする。
電子情報
- 2000年12月の気象学会ホームページのアクセス状況(68,064件)。
用語検討
- 一般社会向けの用語、やや専門的な用語、かなり専門的な用語、特殊な用語、の4つに分類して用語を選定する作業を開始した。3月末に作業終了を目標とする。担当の委員がパソコンに打ち込むので経費は不要。作業が進んで用語が具体的にあがってくれば、さらに委員で議論する。選択した用語を広く会員に知らせて意見を募る。
その他
- 2000年度「朝日賞」について当学会から推薦した候補者は選考に漏れた。
- 韓国気象学会会長だったMoon氏が1月9日に亡くなったため、日本気象学会から弔電(fax)を送った。廣田理事長が副会長のChung氏に追悼の意と今後の日韓協力を継続する旨の私信を送った。東アジア気象学会交流について韓国気象学会に送った住理事の提案(第31期第5回常任理事会議事録参照)にはまだ返事がない。
- 第31期第4回常任理事会議事録の「教育と普及」の項の最後の部分で、常任理事会として意思決定を行ったかのようにも取れる表現があったことから、会員から問合せがあった。これについては「・・・という議論があった」という意味であることを了解していただいた。今後、席上で単に議論されただけの事項と決定された事項が混同されないように、議事録の書き方には十分注意することを確認した。
- 会員の新規加入などについて
新入会員11名を承認、退会220名。1月15日現在、会員数4,519名、(内、通常会員3,983名)。今月退会が多いのは、会費未納入者を退会にしたため。
- 日本気象学会細則の一部改訂について
「公益事業を実施するために有している基金」に関する内部規定(第31期第2回理事会議事録参照)の作成について会計担当理事から提案があったが、本学会においては、基金に関する内部規定は作成しないこととした。この結果、本項関連の日本気象学会細則の一部改訂は行わないこととなった。内部留保に関連して会費の徴収時期、徴収方法については引き続き検討することとした。
- 2001年度日本気象学会賞・藤原賞について
学会賞、藤原賞、それぞれ2名の候補者を決定した。推薦文を若干修正した後、全理事の投票を行う。
- 第31期評議員の選定及び議題案について
就任を依頼した候補者10人から内諾を得たので、正式な依頼手続きを行う。
- 2001年度日本気象学会総会議案について
議題の案が提出された。
- 日本学術会議関連
木田理事から次のような報告があった:委員長を入倉、幹事を花輪とする地球物理学研究連絡会が1月10日に立ち上がった。木田理事が委員に入っている。旧文部省の科学研究費の細目の分類の大幅な見直し(第31期第5回常任理事会議事録参照)はすぐには行われない見込み。
日本気象学会ホームページへ