日本気象学会第31期第4回常任理事会議事録
日時
2000年11月20日(月)13時30分〜16時00分
会場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
廣田、二宮、勝山、木田、澤井、住、田中(博)、新野、萬納寺、山岸、山内、以上11名
その他の出席者
舘(事務局)
議事
- 第31期第3回常任理事会議事録の確認
- 第31期第2回理事会議事録の確認
- 各委員会報告
庶務
- 転載許可 3件(8)
「天気」「気象研究ノート」に掲載された図の利用許可
- 天気に掲載された図の利用 (3)
- 天気 18巻 P. 104 第1図、P.106 第6図、P.107 第9図
- 気象研究ノートに掲載された図 (4)
- 気象研究ノート 第125号 P.119 第2-5 図、P.126 第4-6 図、P.143 第8-6図、第8-7図
これらの図を(財)日本気象協会刊行の「平成12年度成層圏プラットホーム気象環境検討委員会報告書」への転載
- 「天気」に掲載された図の利用(1)
を水文・水資源学会誌(2000年11月号)へ転載
- 後援名義等使用依頼受付 2件
- 名義:第16回北方圏国際シンポジウム−オホーツク海と流氷
- 主催:紋別市、(社)北方圏センター、オホーツク海・氷海研究グループ
- 期日:2001年2月4日(日)〜8日(木)
- 場所:紋別市民会館・紋別市文化会館
- 名義:後援
- 名義:第47回 風に関するシンポジウム
- 共催:土木学会(幹事学会)等11学会
- 期日:2001年3月16日(金)
- 場所:東京大学工学部11号館講堂
- 名義:共催
- 学術著作権協会より「米国税務登録について」の依頼
会計担当理事で対応
- 日本工学会より第10回「科学技術振興・推進に関するシンポジウム」参加依頼
気象学会としては不参加
- 科学技術庁の振興調整費に関する情報(日本工学会)
振興調整費は学協会も研究委託の対象になっていることもあり、最小限のことを「天気」の情報ファイルなどで学会員に知らせる。
- 第17回風工学シンポジウム幹事学会引き受けについて
幹事学会を引き受け、現在運営委員を務めている内藤玄一会員に運営委員長をお願いする。気象学会として支援する。
- 風に関するシンポジウムについて
当シンポジウムを廃止したいという提案(第31期第2回常任理事会議事録参照)に関して今年の担当学会である土木学会から次のような通知があった:廃止に賛同する意見は多かったものの、反対意見もある。従って今年度はシンポジウムを開催し、そこでシンポジウムの将来を検討する。
- 第38回理工学における同位元素・放射線研究発表会
委員より第1回運営委員会の報告が書面でなされた。
- 和達国際会議開催への補助資金15万円振り込み(11月8日)
- 「気象集誌」の印刷業者(Vol 79、1-6):学術図書印刷(株)に決まる
会計
天気
- Vol.47 No.11(2000年11月号)の掲載記事とNo.12、Vol.48 No.1掲載予定記事の報告
気象集誌
- Vol.79 No.1の掲載内容の報告。
- GAME特集号の原稿が集まり、23編を特集号に掲載する。
- 気象集誌100%英文化に伴い、表紙のデザインを若干変更する。同時に、現行のA4版からアメリカ標準のレターサイズ(8.5×11インチ)に変更してはどうかという意見が編集委員会で出た。担当理事に任せる。
- 研究成果公開促進費申請。インパクトファクターは1997年度、98年度はそれぞれ0.763、0.718に対し、99年度は0.860で少し上がった。
研究ノート
講演企画
- 春秋の大会委員長の名前が予稿集に書いていないのは失礼ではないかという問題提起がされた。今後は掲載する。転勤などで掲載後に大会委員長が替わる可能性もあるが、それはしようがない。
- 春季大会の準備進捗状況報告
- 春季大会の専門分科会は最初の募集で1件しか応募がなかったが、催促すると6件集まった。
- 大会期間中に行われるシンポジウムは専門的になってきた。専門外の人のためにtutorial lectureのような講演などもあると良い。春季大会では気象庁の更新された数値予報システムをテーマとした講演などの時間を大会期間中に設ける予定。
- 気象庁は学会の場で積極的に情報提供を行って欲しい。
総合
- 気象研連の委員の手続きが完了して、研連が発足した。今後、「天気」で活動報告を行う。
教育と普及
- 日産財団が行っているような教育に関する援助を利用すると良い。
- 秋季大会でギア氏がアメリカ気象学会(AMS)の気象教育事情について講演した。AMSではNWSと共同でリアルタイムの気象データを教材として利用している。リアルタイム気象データが普及・浸透しているのは日本と大きく異なる。リアルタイム気象データを教育活動に使えるように学会が気象審議会に働きかけることも必要。
電子情報
- 2000年10月の気象学会ホームページのアクセス状況(75,451件)。
用語
- メイルだけでは十分な議論ができないため、年度始めには予定していなかったが集まって話し合いたい。
その他
- 法政大学が発行している「Japanese Progress in Climatology」に気象集誌
の論文が丸ごと転載されている件に関して、田中(博)理事から報告があった(第31期第1回常任理事会議事録参照)。転載許可はとってあり、出典も明記しているので、法的に問題はないという解答だった。しかし出典が各論文の末尾に記載されていて目立たず、出典を見落とした場合には異様に思われるのは否めない。今後は出典を目次にも掲載してもらうよう依頼する。第1回常任理事会議事録の一部に、当事者には失礼に値する表現があった事を記してお詫びする。
- 会員の新規加入などについて
新入会員17名を承認、退会2名。11月15日現在、会員数4,722名、(内、通常会員4,186名)。
- 2001年度事業計画案について
事務局案を検討した。必要な改訂を行う。事業計画案は来年度総会で承認されるが、これに関連して、総会成立のための委任状発送など、スケジュールの確認を次回常任理事会で行うこととした。
- 評議員メンバーの選定について
これまでの議論を整理したものを理事長が提示した。各地区担当理事に候補者の推薦を依頼し、次回常任理事会でメンバーの選定を行う。
- 韓国気象学会からの提案について
廣田理事長が韓国気象学会に招待されたこと(第31期第2回常任理事会議事録、第31期第2回理事会議事録参照)を報告。韓国、日本、中国の3国合同の国際研究集会を開催する事を韓国気象学会が提案した。日本で2002年春頃を目途に開催したい。春秋の大会と並行して行う案、前か後ろの1日で行う案、大会とは別に集会を設定する案などについて議論された。また、開催する以上は形式的でなく実のある集会にしたいが、一方であまり大規模な集会は負担が大きい、などの議論がされた。住理事を中心とした企画委員会が素案を作成する。
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