日本気象学会第31期第1回常任理事会議事録
日時
2000年7月25日(火)13時30分〜15時30分
会場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
廣田、関口、二宮、山岸、山内、田中(博)、木田、藤部、勝山、萬納寺、以上10名
その他の出席者
舘(事務局)
議事
- 第30期第21回常任理事会議事録の確認
- 第30・31期新旧理事・監事合同会議議事録の確認
- 第31期第1回理事会議事録の確認
- 各委員会報告
庶務
- 転載許可 3件(8)
- 「天気」「気象研究ノート」に掲載された図・表の利用許可
- 天気に掲載された図の利用(3)
天気43巻P.90第1表、P.97第12図
天気39巻P.195第7図
- 気象研究ノートに掲載された図(2)
気象研究ノート第154号P.6第3図、P.81第1、2図
これらの図・表を森北出版会社刊行の「雷の科学(仮題)」(北川信一郎著、編)へ転載
- 天気に掲載された写真の利用(3)
天気42巻P.716 写真1(a)、46巻P.445写真1、47巻P.3写真1(a〜d)
を麒麟社刊行の「図解雑学 異常気象」(保坂直紀 著・植田宏昭 監修)へ転載
- 後援名義等使用依頼受付 2件
- 名称:講習会「流体解析設計ツールとしての使えるCFD技術最前線」
- 主催:(社)日本機械学会 流体工学部門
- 期日:2000年10月19(木)、20日(金)
- 場所:日本機械学会 会議室
- 名義:協賛
- 名称:講習会 シンポジウム「地球温暖化と季節推移」
- 主催:気候影響・利用研究会
- 期日:平成12年10月21日(土)
- 場所:龍谷大学視聴覚教室(京都市伏見区深草塚本町67)
- 名義:後援
- 第18期日本学術会議 海洋科学研究連絡委員会委員候補者の推薦依頼について
海洋科学研究連絡委員会委員長より、標記事項について依頼があった。これに対し、第17期で委員を努めている花輪公雄氏を引き続き推薦することとした。本人が委員を引き受けるかどうかを確認する。尚、気象学研究連絡委員会(9名から成り、すべて気象学会の推薦者)からの推薦依頼はまだ来ていない。
- 国立情報学研究所学術用語データベース(気象学編)に係る覚書及び申合せの交換(依頼)、及び「学術用語集 気象学編(増訂版)」のデータベース化及び公開について
二宮理事によって問題ないことが確認された覚書きを交換する。データベースはすでに公開されているが、版が古い(1987年)。関連して、学術用語集は学会に責任がある事、これを改訂するのは今期の課題である事が確認された。
- 大学評価委員会専門委員及び評価委員候補者の推薦について(依頼)
大学評価・学位授与機構から標記事項について依頼があった。大学評価・学位授与機構は評価結果原案の作成、審議などを行う専門委員、評価員の選任にあたり、幅広く各界から推薦される候補者の中から選考することになっている。気象学会に対して理学系における分野別教育評価、分野別研究評価を行う専門委員及び評価員候補者の推薦の依頼があった。大学の外部からの評価は重要なことであり、気象学会としてふさわしい人を推薦することが望ましいとの意見があった。山元龍三郎、浅井富雄、松野太郎、田中正之の4氏を推薦することとした。本人が委員を引き受けるかどうかを確認する。
- 第18期日本学術会議の会員として推薦すべき者の決定通知
第4部 地球物理学(2名)入倉孝次郎(京都大学)・西田篤弘(日本学術振興会)が推薦されるとの通知があった(天気7月号に掲載)。
- 各支部へ2000年度交付金及び文部省夏季大学補助金(北海道・中部・関西)を交付(6月29日)
- 第16回風工学シンポジウム分担金を支出(6月28日)
- 大会予稿集の印刷業者(秋78号、春79号)が学術図書印刷(株)に決定
- 2000年度事業報告・収支決算報告を文部省へ提出(6月28日)
- 2002年度秋季大会の日程と会場決定の報告
期日:2002年10月9(水)、10(木)、11(金)
会場:北海道大学学術交流会館
会計
天気
- Vol.47 No.7(2000年7月号)掲載記事とNo.8,9号掲載予定記事の報告
気象集誌
- Vol.78 No.5の掲載内容の報告。
- 投稿中(submitted)の論文も参考文献として引用して良いこと、投稿規定のページ制限を守ってもらうことが新旧合同委員会で決定された。
- 関連事項として、法政大学が発行している「Japanese Progress in Climatology」という雑誌について議論された。これは集誌などに掲載された他人の論文を丸ごと転載して、学振の成果集として発行しているようで異様である。この雑誌の趣旨が良くわからない、という意見が出された。田中(博)理事がこの雑誌発行の事情を調べることとなった。
気象研究ノート
- 198号「温帯低気圧の力学」が出版された。
- 印刷会社の入札手続き準備中。7月27日に入札説明会が行われる。
- 197号「台風−解析と予報−」の乱丁の交換依頼が少しずつ来ている。
講演企画
- 大会開催に関連して、大会の直前直後に開催される研究会を大会の実行委員会が支援する体制について議論され、次のような意見が出された。このような研究会では大会の実行委員会に会場の準備を頼むことが多いが、支部によって対応がまちまちである。大会会期中の夜の会場の確保は比較的容易であるが、前日、翌日の会場の確保は困難である。本来、研究会は学会の大会とは独立に行うのが趣旨である。原則として実行委員会が研究会の面倒を見る義務はないが、協力してもらうとありがたい。
教育と普及(書面による報告)
- 第10回委員会の報告
- 第34回夏季大学は予定通り準備進行中
- 気象談話室関連
- 学校教育に対する取り組み
国際学術交流
- 気象学会に助成(補助)の申請があった場合、国際学術交流の予算では諸外国の研究者の招聘の旅費補充などへの助成をするのが妥当と考える。
電子情報
- 2000年6月の気象学会ホームページへのアクセス状況(68,494件)。
- 新規に掲載した気象研究ノートの在庫一覧へのアクセスも多い。
その他
- 会員の新規加入等について
新入会員14名を承認、退会なし。7月15日現在、会員数4,691名(内、通常会員4,157名)。
- 各委員会の構成について
各委員の委嘱の宛先を担当理事が調べて事務局に知らせること。
- 2000年度「山本・正野論文賞」受賞者決定投票結果について
理事全員の投票により、次のように決定した。
藤原正智会員(北海道大学)、日暮明子会員(国立環境研究所)
- 2000年度「堀内賞」受賞者決定投票結果について
理事全員の投票により、次のように決定した。
小池俊雄会員(東京大学)
- 2000年度「奨励賞」受賞者決定投票結果について
理事全員の投票により、次のように決定した。
加藤廣会員(仙台管区気象台)、黒良龍太会員(広島地方気象台)
- 秋季大会における理事長挨拶について
役員改選後の大会であるので、理事長の話は学術講演の性格を持たせる。内容は2001年天気の巻頭言に掲載する予定。
- 地球物理学関連学会長など懇談会について
廣田理事長が次のような報告を行った。
- 2003年札幌で開催されるIUGG(International Union of Geodesy and Geophysics:国際測地学地球物理学連合)総会の組織委員会の分担が決まり、募金の顧問も決まった。
- 地球物理合同学会は東大地球惑星学科が事務局となって従来通り開催していく。
- 懇談会はこれまで規模の大きい電磁気学会、地震学会、気象学会の持ち回りで世話役を務めてきたが、今後はESTO(地球科学技術推進機構)に事務局を置き、全学会が持ち回りで2年間世話役を行う。費用は全学会で分担する。来年以後、各学会は年間21000円を分担する。
- その他
- 札幌で行われた国際オゾンシンポジウムは参加者が予想よりも多く、盛会であった事を関口理事が報告した。
- 気象研連主催のシンポジウム「大陸と気象」が秋季気象学会大会の前日、京都で行われる予定であることを木田理事が報告した。松井孝典氏、岩坂泰信氏が同シンポジウムを担当する。
- 次回常任理事会では評議員のあり方、メンバーについて議論する。
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