日本気象学会第31期第12回常任理事会議事録
日 時
2001年7月30日(月)13時30分〜16時30分
会 場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
廣田、二宮、勝山、木田、澤井、住、田中(博)、藤部、萬納寺、山岸、山内、以上11名
その他の出席者
舘(事務局)
議事
- 第31期第11回常任理事会議事録の確認
- 各委員会報告
庶務
- 転載許可
- 天気に掲載された評議員の発言要旨の利用許可
- 天気 48巻 p.414〜415 江守正多「気候変化研究の体制について」
- 天気 48巻 p.417〜418 三枝信子「気象と環境科学の周辺から」
これらを国立環境研究所地球環境研究センター発行の「地球環境研究センターニュース」への転載
- 天気に掲載された写真の利用許可
- 天気 47巻 P.778 第1図
を東京堂出版社刊行の「天気予報のための局地気象のみかた」への転載
- 後援名義等使用依頼受付
- 名義:第15回数値流体力学会シンポジウム
- 主催:日本数値流体力学会
- 期日:2001年12月19(水)〜21日(金)
- 場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木神園町3-1)
- 名義:協賛
- 名義:第48回風に関するシンポジウム
- 共催:日本農業気象学会(幹事学会)、気象学会他
- 期日:2002年1月25日(金)
- 場所:九州大学大学院農学研究院2号館502号室(福岡市東区箱崎6-10-1)
- 名義:共催
- 名義:インド洋の大気海洋結合系力学国際シンポジウム
- 主催:地球変動研究所・国際太平洋研究センター
- 期日:2002年2月7、8日
- 場所:ハワイ大学マノアキャンパス構内、東西センター会議場(ホノルル、ハワイ)
- 名義:後援
- 第48回風に関するシンポジウムの共催について
- 風工学シンポジウム運営委員会委員及び査読委員会委員(各1名)
気象学会は風工学シンポジウムを共催することとし、運営委員会委員及び査読委員会委員各一名を推薦した。今回は気象学会が幹事学会を引き受け、会計などの仕事がある。
- 2001年日本気象学会春季大会決算報告
- 学術研究団体登録手続様式の改訂について(依頼)
日本学術会議は男女共同参画の実現に向けてまず女性研究者の実態を把握することが重要だと考え、学術研究団体の代表者の性別、会員の男女別数を調べて欲しいとの依頼があった。気象学会では会員の男女の区別はしていないため、名前から判断して報告した。これに関して男女を区別することは時代錯誤、という意見があった。
- 海洋科学研究連絡委員会対外報告の広報について(依頼)
日本学術会議海洋科学研究連絡委員会は、廃止されようとしている水産系大学練習船を海洋学教育船へと転換することの必要性を世に訴えることとなった。このための報告を学会会員に広く知らせるよう依頼があった。「天気」の情報ファイルで知らせることとする。
- 第23回国際測地学・地球物理学連合(IUGG)2003年総会展示企業の調査のお願い
IUGG総会の際に展示の可能性のある企業・団体を紹介するよう、IUGG組織委員会から依頼があった。春季大会で展示した会社を紹介することとする。
- 各支部へ2001年度交付金及び文部科学省夏季大学補助金(北海道・関西中部支部)
- 2000年度事業報告・収支決算報告書を文部科学省へ提出 6月27日
- 第31期理事変更登記完了届を文部科学省へ提出 7月4日
- 大会予稿集の印刷業者(秋80号、春81号):新日本印刷(株)に決まる
会計
天気
- Vol.48 No.7(2001年7月号)の掲載記事とVol.48 No.8掲載予定記事の報告。
- 学術著作権協会の「複写権等委託済表示」(第31期第11回常任理事会議事録参照)を掲載することになった。
- 編集委員会で天気のPDF化についてメリット、問題点などを議論したことが報告された。これに対し次のような意見があった。時代の趨勢は文書の電子化であり、電子化していないと時代遅れとも思われかねない。むしろ集誌の方に電子化の価値がある。電子情報委員会と連携して、少し時間をかけて検討することとなった。
- 編集委員会で天気に発表予定の論文を自分のホームページで公開することの是非を議論したことが報告された。これに対しpre-printを配っているのだから、公開を禁じる必要もないし、不可能であるとの意見があった。投稿、受領、受理の区別を入れるように指導することとなった。
気象集誌
- Vol.79 No.5の掲載内容の報告。
- 最近国外、特にアジアからの投稿が増えている。
気象研究ノート
- 200号発刊に当たり、各号のタイトル一覧作成などの作業が進んでいる
講演企画
- 秋の大会の際に「e-気象台」(教育と普及の報告参照)のデモを行いたいという申し出があったので、多くの人が集まれる時間に行うこととした。
- 大会のあり方について、土曜日も使って4日間に延長する案を検討したことが報告された。但し2002年秋の札幌大会では会場がは取れない。これに関して次のような意見が出た。4日に延長すると増える開催費用をどう賄うかを検討する必要がある。土曜は一般のホールは取りにくいことが多いので土曜は場所を変えて小会場で開催するという手段もある。
教育と普及
各賞
- 委員会で学会外の団体などが主催する賞に推薦する人を決定した。これに関して次のような意見があった。同じ賞に同じ人を続けて推薦しつづけるのが良い戦略かどうか。推薦文が専門外の人には要点がわかりづらいというような問題点はないか。
国際学術交流
- 韓国の気象学会長は秋までの暫定であることがわかった。正式に学会長が就任した後に学会長を日本に招待することとする。
電子情報
- 2001年6月の気象学会ホームページのアクセス状況は国立情報学研究所のシステム不調の故か、不明。
- 故沼口会員が担当であった掲示板は閉鎖している。
用語
- 用語を選定する作業を11人の委員に頼んだが、4人しか終わっていない。進行が遅れている。
関東地区連絡会
- 6月15日に開かれた関東地区連絡会について次のような報告があった:
春季大会の実行体制全般に関して、大会実行委員会は大会毎でなく常設にすること、及び関東支部を新たに設立することを今後の課題として考える。2004年春季大会を気象庁職員が担当とするといろいろな問題点は生じるではあろうが、庁内会員に負担がかかりすぎないようにする。学会のあり方全般に関して自由討論を行った。
- これを受け、住理事が気象庁参事官に気象学会大会に協力するよう依頼したことが報告された。
- 会員の新規加入などについて
新入会員34名を承認、退会3名。7月25日現在、会員数4,617名、(内、通常会員4,074名)。
- 2001年度「山本・正野論文賞」投票結果について
理事全員の投票により、次のように決定した。
谷本陽一会員(北海道大学大学院)、渡部雅浩会員(東京大学気候システム研究センタ)
- 2001年度「堀内賞」投票結果について
理事全員の投票により、次のように決定した。
久保田雅久会員(東海大学)、小池真会員(東京大学大学院)
- 2001年度「奨励賞」投票結果について
理事全員の投票により、次のように決定した。
大久保篤会員(富山地方気象台)、加治屋秋実会員(大島測候所)、出口一会員(福岡管区気象台)
- IAMAS総会の報告
7月10-18日にインスブルックで行われたIAMAS総会では、札幌のIUGG2003では台風のような、日本に特有な現象のセッションがあるといいとの意見があった。今後、各分科会からの提案が調整される。
- 合同大会拡大連絡会の報告
2002年の合同大会は5月27-31日と決まった。気象学会は協賛。
日本気象学会ホームページへ