日本気象学会第31期第16回常任理事会議事録
日 時
2001年12月21日(金)13時30分〜16時30分
会 場
日本気象学会事務局 (気象庁8階)
出席者
廣田、二宮、勝山、木田、澤井、住、田中(博)、藤部、萬納寺、山内、以上10名
その他の出席者
舘(事務局)
議事
- 第31期第15回常任理事会議事録の確認
- 各委員会報告
庶務
- 転載許可
- (株)文永堂出版刊行の「生物環境気象学」へ天気30巻 p328第2図及びp330第3図を転載
- (株)オーム社出版刊行の「図解 気象の基礎知識」へ天気47巻 p237第2図を転載
- (株)オーム社刊行の「気象予報のための風の基礎知識」へ天気・気象集
誌・研究ノート・第28回夏季大学に掲載された下記の図・写真を転載
- 天気:
22巻P.140 第1図. 26巻P.88第1図, P.89第4図,P.407 第13図,P.698 第2図. 27巻P.322 第3.1図. 30巻P.532 第2図. 31巻P.414 第6図. 35巻 P.157 第3図,P.238 第1図.39巻口絵写真1,P.28第3図, 第4図, P.32 第12図.40巻P.173 第5図, P.174 第7図.41巻P.80 第1図, P.81 第2図,P.129 第6図,P.384 第5図, P.542 第3図, P.543 第4図. 42巻P.418 写真1, P.421 第3図, P.422第4図,P.717 第4図. 43巻P.103 第1図, P.106 第4図.P.623 第1図,P.673 第2図, 第3図,P.676 第6図. 46巻P.72 第9図, P.570.Fig.2. 47巻 P.258 第4図, 第6図, P.259第7図,P.265 第17図.
- 気象集誌:
62巻P.537 Figs.3,4.63巻P.591 Figs.3, P.592 Figs 4,5,P.847 Fig.3. 67巻P.518 Fig.15.72巻P.310 Fig.5,P.314 Fig.10,P.321 Fig.18,(c),(d).74巻P.128 Fig.3(写真).
- 気象研究ノート:
183号P.32 図4.1,P.99 図7.6,P.109 Figs.8.1,P.111Fig8.3.
- 第28回夏期大学:
新しい気象学,P.70第9図.
- 後援名義等使用依頼受付
- 名義:ノーベル賞100周年記念国際フォーラム
- 主催:日本学術会議
- 期日:2002年3月16、17日及び3月20日
- 場所:東京大学安田講堂及び国立京都国際会館
- 名義:後援
- 名義:第30回可視化情報シンポジウム
- 主催:社団法人可視化情報学会
- 期日:2002年7月22(月)〜24日(水)
- 場所:工学院(新宿校舎)〒163-8677新宿区西新宿1-24-2
- 名義:協賛
- 名義:日本流体力学会 年会2002 −21世紀の流体力学―
- 主催:(社)日本流体力学会
- 期日:2002年年7月23(火)〜25日(木)
- 場所:仙台国際センター(仙台市青葉区青葉山)
- 名義:協賛
- 名義:第26回SCOR総会国際シンポジウム「世界に発信する日本の海洋科学」
- 主催:日本海洋学会
- 期日:2002年年10月1〜5日
- 場所:北海道大学学術交流会館
- 名義:共催
- ノーベル賞100周年記念国際フォーラム事業へのご協力のお願い
- 国際シンポジウム「モンスーンアジアにおける水文と水資源管理の新たな枠組みにむけて」
アジア水文・水資源協会の設立に向けて国際シンポジウムを開催の案内があった。
- 電子図書館サービス著作権使用料無料データの取り扱いについて
機関別定額料金導入に関する問い合わせがあった。気象集誌編集委員長が返答することとした。
- 「第6回水資源シンポジウム」第2回論文小委員会出席報告
新野理事より文書により報告があった。論文募集の案内を天気12月号に掲載する。
- 「平成14年度学術定期刊行物計画書」を日本学術振興会へ提出(11月20日)
- 深尾昌一郎会員(京大教授)が「島津科学技術振興財団・平成13年度功労者表彰(島津賞)」の受賞決定。天気誌上で受賞の対象となった業績などを紹介する。
- 第18回(平成13年度)井上学術賞について当学会からの推薦候補者が選考に漏れた旨の通知があった。
- 2002年度「猿橋賞」受賞候補者を当学会から推薦
- 2002年度会費請求
個人のグループ別会員(11月26日)、個人会員(12月3日)
- 地球惑星科学関連学会合同大会運営機構に学会長等懇談会に関する費用(1万円)振込み
- 平成14年度文部科学省「研究成果公開促進費」研究成果公開発表Bの申請状況
東北支部
開催地:福島市 グリーンパレス
開催日:平成14年8月31日(土)13時〜17時
学術講演名:福島の豪雨と洪水
北海道支部・中部支部・関西支部・九州支部・沖縄支部には申請の誘いをかけたが、申請はなかった。各支部から可能な限り申請して欲しいとの意見があった。
会計
天気
- Vol.48 No.12(2001年12月号)の掲載記事とVol.49 No.1(2002年1月号)掲載予定記事の報告。
気象集誌
- 電子ジャーナルに関してJ-STAGEと12月26日に打ち合わせる予定。
2001年に発行したものはJ-STAGEがPDF化する。2002年からは印刷所で作成したPDFを新たに付け加えていく。3か月程度のタイムラグで無料公開する。
- 中澤哲夫会員を編集委員に追加する。
気象研究ノート
- 200号(ドップラー気象レーダー)が今年中に発行される予定。
- 「アンサンブル予報」、「大気大循環モデルを用いた中層大気の研究」を年度内に発行する予定。
- 「ニューラルネット」を一般書店に置きたいという執筆編集者の希望がある。希望に沿えるよう一般書店に置く可能性を探る、一般書店で販売する時にカバーをつける費用を検討する。これに対し、販売を増やす努力を歓迎するとのコメントがあった。
総合計画
- 予報技術講習会が12月2〜4日に行われた。
- IUGG2003札幌に関する調整を12月のAGUで行なうことになっている。日本にちなんだユニオンシンポを開催して欲しいという要求がある。
教育と普及
- 岐阜で開催された教育連絡会では、地元の中学校の先生も討論に参加し、情報交換を行った。
電子情報
- 2001年11月1〜30日の気象学会ホームページのアクセス状況(30,697件)
- 11月のアクセスは10月の半分以下で、情報学センタ全体のアクセス数も11月は少ない。情報学センタのURLがwwwsoc.nacsis.ac.jpからwwwsoc.nii.ac.jpに変更になったことが影響している可能性がある。
- 気象データの有効利用について、気象データを研究者に無料公開することを目的として、気象庁とも協議し、現在具体的に話が進みつつある。
用語
地球環境問題
- 天気に地球環境問題委員会に関する記事を掲載予定。春季大会で専門分科会を開催する。
その他
- 廣田理事長からの報告
- 日本学術会議の研究連絡会(研連)組織
地球物理関連で7つある研連を固体、流体、電磁気、惑星、IUGGの5つに再編することとなった。次期からは海洋・気象・陸水関係の大気水圏科学研究連絡会となる。気象研連は今期限りで、次期は気象専門委員会という名前で活動する。
- 学会長懇談会(11月29日)報告
IUGG2003札幌のための募金趣意書ができた。募金の委員は50人くらいで浅井冨雄会員が監事、田中正之、近藤純正、安成哲三会員が募金委員となっている。募金金額の目標は6000万円で、学会にも募金活動への協力依頼があった。
- 内閣府総合科学技術会議
総合科学技術会議では科学研究の重点4分野として、ライフ、情報、環境、ナノテクを掲げている。しかしここでいう環境とは社会との関連に重点を置いた応用技術の色合いが強い。そこで、自然科学、地球科学としての環境研究が重要であることを訴える声明文を関係学会の理事長・会長名で出す事としたい。来年早々文案を作る。
- 2002年春の合同学会
5月27〜31日に開催される地球惑星科学関連学会2002年合同大会では、気象学関連のセッションとして地球流体力学、大気圏熱圏下部、GPS気象学が開催される。
- 会員の新規加入などについて
新入会員10名を承認、退会3名。12月15日現在、会員数4,662名(内、通常会員4,111名)。
- 2002年度事業計画(案)について
- 「天気」の電子ジャーナル化について
- 2002年1月号から天気のPDFファイルを作成し、4月以降のなるべく早い時機から3か月のタイムラグで無料で公開する。対象を会員に限定せず、ID、パスワードなどは設けない。
- 学会だより、情報ファイルだけはHTMLで作って学会ホームページにタイムラグなしで掲載したいが、人手がかかるので天気編集委員会と電子情報委員会で検討する。
- 「学会だより」の部分のPDF化について議論した。PDF化しないで費用を節約するとの考えがあるが、学会だよりをPDF化しないと索引などの取り扱いが面倒である。天気編集委員会で検討する。
- 気象協会発行、気象庁監修の月刊誌「気象」が2002年3月号を最後に廃刊になる。「気象」に掲載されていた有用な記事を「天気」に掲載することの可能性を気象庁の関連担当官に打診中であり、今のところ前向きの返事をいただいている。「天気」になるべく掲載できるようにしたい。天気はページ数が増えるが、積極的に良い記事を載せて、これまでの「気象」の読者を学会に取り込みたい。
- 宇宙関連3機関統合における地球観測の存続に関する要望書
2003年4月を目途に、NASDAなど宇宙関連3機関が統合される。地球科学技術フォーラム(NASDAが科学者の声を聞くという趣旨で作った省庁を越えたVoluntaryな組織。運営委員長、住明正)は人工衛星による地球観測は重要であり新宇宙機関でも力を入れて欲しいという要望書を提出すると同時に、関連する学会に同様な要望を出すように依頼した。気象学会では総合計画委員会で要望書を作成することとし、学会員にもお知らせする。
- 学会運営の諸問題について
評議委員会に提出する項目以外の次のような項目について議論、問題点の整理を行なった。
- 学会誌の電子化。
- 日韓中の気象学会協力に関して、今後は受け身でなくこちらから声をかけて交流を進める。
- 気象データの公開が進行中。
- 総会の1/2定足数問題に関しては、この2年間は危機感を持って臨み、定足数が満たされた。関連して、会員であることの意義などについて議論した。
- 支部活動のあり方、地方理事の役割について
- 財政の長期的見通しに関して議論があった。発行する雑誌の電子ジャーナル化、大会参加費の設定、総会の定足数の1/2条項、気象廃刊に伴う天気増ページの見込み、何を目的にして学会員になっているのか、などの会員の問題とも絡んでくる。今期中に問題点の整理を行なうこととする。
- 第31期第2回評議員会の日程について
3月25日に常任理事会、全国理事会、評議員会を行なうこととした。
- 事務局について
事務局長の島津さんが2002年3月を限りに事務局を退職される。後任は複数の候補者から、理事長を中心として人選を行なう。次回常任理事会で常任理事会の責任において承認することとする。
日本気象学会ホームページへ