日 時
2004年9月2日(月)13時30分〜18時10分
会 場
東京管区気象台会議室(気象庁8階)
出席者
廣田,古川,木田,近藤,住,多田,田中,坪田,新野,藤部,以上10名.
その他の出席者
島村,渡辺(事務局)
議 事
- 第33期第1回常任理事会議事録の確認
- 各委員会からの報告 庶務
- 転載許可
- 佐々木英治氏(地球シミュレータ)より,天気第51巻p.142の第1図の「海 の研究」(日本海洋学会誌)への転載.
- 日下博幸氏(電力中央研究所)より,気象集誌第58巻p.150の第2図および 第78巻p.411-412の第7図,天気第45巻p.10の第3図の「局地気象学」(森北 出版)への転載.
- 二宮洸三氏・新田尚氏より,気象集誌第70巻p.492の第35図他の「天気図の 使い方と楽しみ方」(オーム社)への転載.
- 後藤進氏(気象庁)より,気象研究ノート第196号p.189の第11,12図の「平 成16年度数値予報研修テキスト」(気象庁)への転載.
- 後援名義など使用依頼受け付け
- 名称:第二回ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ(JSE C)
〜高校生“科学技術”チャレンジ
- 主催:朝日新聞社
- 期日:2004年6月〜2005年7月
- 名義:後援
- 第33期の各委員会の委員および第1回東アジア気象学会合同会議(国際学術交流 委員会の報告を参照)の組織委員会の委員の方々に委嘱願いを発送した.
- 「山本・正野論文賞」,「堀内賞」,「奨励賞」の受賞者の方々に受賞通知を発 送し,全員から受諾の回答があった.
- 2004年度の三宅賞候補者および朝日賞候補者の推薦書を送付した.
会計
- 2004年7月分の収支報告
- 公益会計の補助金で,科学研究費として570万円の入金があった.
- 運用資金として流動資産の公社債信託(860万余)を充てることが了承された.
天気
- Vol.51 No.8(2004年8月号)の掲載記事と,Vol.51 No.9(2004年9月号)掲載予 定記事の報告.
- 今年度秋季大会のプログラムを8月号に掲載した.
気象集誌12月の特集号(Regional Climate Modeling for Monsoon System)に掲載予定の論文11編を集約した.近く編集委員会で報告される見込み.
気象研究ノート207号からの販売は学会が直接行なうことを検討する.
SOLA編集ジャーナル創刊と10月から投稿受付を開始するお知らせを天気9月号に掲載する. 掲載開始は来年1月の予定.学会の英語版ホームページに詳しい投稿規程を掲載 する.
講演企画大会予稿集のページチャージについて検討した.1件あたりの金額や免除規定を 設ける案を10月の理事会に提示する.了承されれば2005年度春季大会で会員に説 明し,同秋季大会から実施したい.
教育と普及
- 8月4日(水)〜6日(金)に行なわれた夏季大学に対して気象大学校および気象 予報士会の協力と支援があった.
- 今期の委員は新たに気象予報士会からも出していただく方針.
国際学術交流日本・中国・韓国の気象学会が共催する国際シンポジウムの第1回の開催を日本 気象学会が受け持つ.期間は2005年度春季大会前の5月13日〜14日(金・土)で, 気象現象と物質循環の2セッションで構成する.各国からそれぞれ10名程度の発 表者を想定.会場は東京大学本郷キャンパスの山上会館と小柴ホールで参加は無 料.
電子情報
- 2004年7月1日〜31日の気象学会ホームページのアクセス状況(95,908件).
- アクセス数は前月よりも若干減少したが,昨年同月よりも大幅に多くなっている.
- 秋季大会の告示ページや過去の大会プログラムへのアクセスが引き続き多い.
- 2005年度女性研究者に明るい未来をの会「猿橋賞」および第12回日産科学賞の候 補者推薦募集記事を掲載した.
- TRMM継続観測に関する取り組みや意見の紹介,また各界・マスコミの反応へのリ ンクページを適宜更新した.
用語検討8月末までに用語の取りまとめが終了し,現在整理中である.
- 会員の加入・退会
新入会員15,退会78を承認.8月26日現在,会員数4,232名(内,通常会員3,784名).
- 第33期評議委員会の方針と候補者の推薦について
気象学会の活動に関し,内部と外部の双方から気象の教育や啓蒙・啓発を幅広 く考えることをテーマに5〜10名の候補者を検討した.10月の全国理事会で承認 を諮る.
- 地球惑星科学関連学会の連携に関する諸問題について(継続)
7月24日(土)に行なわれた第2回ワーキンググループ会合の討議内容が報告され た.日本学術会議の改組に対応して,地球惑星科学関連の学会について一本化し た組織を持つべきとの認識は各学会で共通している.気象学会も設立準備会の設 置および準備会への参加には了承の旨を表明しており,他の学会からも今のとこ ろ反対はない.連合組織が発足すると,加盟する学会には地球惑星科学全体の発 展に関わる様々な機能について人材の派遣および情報の提供が義務付けられる. これら全てに一度に対応することは難しいため,優先するものから順次進めてい くのが良いとされた.
- 気象学会125周年記念行事の準備開始について
具体的な内容と準備の日程を第33期理事会で議論し,実行を第34期に委ねること とする.式典の中心は2007年度春季大会になる.形式的な式典等よりも,次世代 会員に歴史認識を促し気象学の方向性を示唆することを優先としたい.
- 支部の作業効率化についての照会結果について
各支部から寄せられた報告・意見について議論した.ホームページの設置や活用 に関する課題,郵送からメールに切り替える際の問題などを事務局で整理した上 で,10月の全国理事会で提示し,改めて各支部の意見を聴くこととした.
- 第33期第2回理事会(福岡)の議題について
当議事の4番から7番を整理したものに加え,講演企画委員会から報告があっ た予稿集のページチャージの問題と,国際学術交流委員会から報告があった国際 シンポジウムについて説明する.2006年度秋季大会の担当機関についても触れる.
- その他
- (1) 気象学会誌(天気,気象集誌等)に掲載された自著作品(論文その他) のホームページへの引用について
会員から,標記について出典を明記するだけで良いかとの問い合わせ があったため,それで良いとした.
- (2) 事務局における規則類の整備について
文部科学省からの指導により,就業規則や会計規則などについて, これまで慣例的に用いてきたものを改め,規定類と合わせて整備す ることとした.11月の常任理事会に案を提示する.
- (3) 文部科学省の科学技術振興調整費事業の科学技術政策提言プログラム 「サイエンス・メディエーター制度の推進」について
標記についての調査アンケートが届いた.この研究は,(財)関西文 化学術研究都市推進機構が中核となり,人々が科学技術の成果を広 く共有する社会を実現するために,専門家と非専門家との双方向理 解の推進に必要な仕組みを提言するものであり,研究・教育機関, 一般家庭,自治体など様々な組織を対象に調査が実施される.
- (4) 学会運営の体制について
今後の学会活動を考えるにあたり,事務局の体制を含む学会運営の 在り方について問題点を検討すべきとの意見があった.担当者のボ ランティア的な尽力では限界があることや人件費など重要な課題が 多く,常任理事会で検討を進めることとなった.10月の全国理事会 では細則の改正を1件提案する.