RD33-13

第33期第13回常任理事会議事録

日　時

2005年9月12日（月）13時40分～17時05分

会　場

気象庁予報部会議室（気象庁4階）

出席者

廣田，岩崎，木田，多田，坪田，新野，板東，藤部，三上，以上9名．

その他の出席者

島村，渡辺（事務局）

議　事

第33期第12回常任理事会議事録の確認

各委員会からの報告
庶務

転載許可
1）気象庁より，気象集誌第65巻第3号p.387の第18図（T. Nitta，1987）の「異常気象レポートⅦ」（気象庁）への転載．

2）中経出版より，天気第17巻p.240の第1図（荒川秀俊他）を「日本地理が面白いほどわかる本」佐藤裕治編著（中経出版）への転載．

3）二宮洸三氏より，気象集誌第47巻第4号p.256の第2図他（S. Matsumoto， 1969）の「気象解析の基礎」（オーム社）への転載．

以下の文書処理を行った：気象庁データ利用に関する要望，THORPEX研究連絡会の認可，風に関するシンポジウム共催依頼，秋の受賞通知．

学術著作権協会と「限定的電子化許諾に関する代理委任契約」を締結した．

大阪管区気象台長へ2005年度秋季大会の大会委員長就任依頼，中部支部へ2006年度秋季大会の運営依頼の文書を発送した．

第19回風工学シンポジウムの委員として下記の方を運営委員会に推薦した．
　運営委員：林　泰一（京都大学防災研究所）　査読委員：小林文明（防衛大学校）　査読委員：竹見哲也（東京工業大学）

気象研究ノート第208号が納本された．

国際交流補助として，京都大学の高島久洋会員と北海道大学の古関俊也会員（いずれも中国，北京へ）及び京都大学の風岡亮会員（オランダ，アムステルダムへ）の3名に対して旅費を補助した．

「国土交通省における技術開発の今後の重点化について（意見募集）」（気象庁より照会）に対する回答（山岸米二郎氏に検討を依頼）を行った．

2005年会費の最終請求書及び賛助会員への請求書を発送した．

文部科学省より受領した科学研究費補助文書「研究成果公開発表（B）」を各支部へ発送した．

事務局の遠藤和子氏に8月31日付で退職辞令を交付した．

会計

2005年7月分と8月分の収支報告．

満期を迎えた基本金の振替として，第270回10年国債を購入した．

今後の預金等の運用については，事務局と会計・庶務担当で方針を決めた上で，常任理事会に報告することとした．

天気

Vol.52 No.9（2005年9月号）の掲載記事と，Vol.52 No.10（2005年10月号）掲載予定記事の報告．

最近，論文や解説の記事の投稿が少ないので若手の会員を中心に奮起を期待する．

9月号から「今月の衛星画像」を「今月のひまわり画像」に戻す．

気象集誌

京都大学の深尾昌一郎教授から特別号「赤道大気上下結合」の申請があり，承認された．来年5月刊行を予定している．

JSTで気象集誌のアーカイブ申請が認められた．対象期間について調整する．

11月に125周年記念事業の出版内容を確定する．推薦を宜しくお願いしたい．

気象研究ノート
第209号「先端質量分析技術による反応性大気化学組成の測定」を9月末，第210号「2003年日本の冷夏」を11月に発行予定．現在，第211号「スペクトルモデル入門」を印刷中．

SOLA編集

7月に投稿数が減ったが，8月に8件の投稿があり持ち直した．

J-STAGE上で投稿から掲載まで全てを処理する新システムへの移行試験中．近々，学会員に新システムへの移行を周知する．

講演企画

秋季大会のプログラムを作成中．暫定版をホームページで公開し，誤記等のチェックを経た後，確定版を“天気”10月号及びホームページに掲載する．

大会参加費の納入に関する注意を秋季大会のプログラムに掲載する．

来年度の秋季大会の日程と会場が内定した．

教育と普及
8月に実施した第39回夏季大学の報告を“天気”9月号に掲載する．特筆すべき点として参加者が100名を超えたこと，土・日曜日を含めた効果か初めての参加者が半数を超えたこと，気象予報士の資格を持つ参加者が半数近くに上ったこと等が挙げられる．

電子情報

2005年7月1日～8月31日の気象学会ホームページのアクセス状況（7月：89,303件， 8月：96,096件）．6月以降，前年をやや下回る状態が続いている．今年度の秋季大会へのアクセスが増え始めた．

以下の会合等の開催記事を掲載した：第39回夏季大学，第4回計算機を利用した風工学に関する国際シンポジウム，JSPS International Meeting Series: High Resolution Simulations Workshop，炭素循環および温室効果ガス観測ワークショップ，第52回風に関するシンポジウム．

以下の公募記事を掲載した：APEC Climate Center研究員，国立環境研究所研究職員，平成18年度海洋地球研究船「みらい」乗船課題及び深海調査研究課題，地球環境フロンティア研究センター研究員，南極大学研究員，金沢大学理学部地球学教室教員．

以下の各賞の候補者推薦募集を掲載した：第8回大学婦人協会「守田科学研究奨励賞」，2005年度「朝日賞」，2006年度「猿橋賞」

2006年度春季大会のお知らせを掲載した．

気象研究ノートの在庫案内を更新した．

用語検討
一般向けの用語リストを近日中にホームページで公開して意見を求める．

その他
大会予稿集の値上げについての案を次回の常任理事会に提出する．

125周年
関連委員会から取りまとめた記念事業の素案を“天気”8月号に投稿した．

会員の加入・退会

新入会員26，退会9を承認．9月8日現在，会員数4,189名．通常会員数は現在925名．

第34期の役員選挙について

今後の作業の進め方について確認した．今期の選挙管理委員会の担当を気象庁地球環境・海洋部に依頼する．

第2回評議員会の議題について

第1回の評議員会で指摘された問題点について関連委員会で回答案を作成し，秋の理事会で議論することとした．

事務局の人事について

“天気”編集書記の遠藤和子さんの8月31日付退職を受け，棚橋公子さんを10 月1日付けで正式職員として採用する手続きを進めることが了承された．
また，新年度からの事務局体制についての基本的な方向を議論した．

2005年度春季大会の報告

大会実行委員会からの決算報告を了承した．当初予定より会場費が抑えられた結果として9万円余の残額が返納された．

その他

（1）国立情報学研究所との「電子図書館に係る覚書と申し合せ」について
“天気”，“気象集誌”及び“大会予稿集”をコンテンツとして提供することと，“天気”は発行後3ヶ月間は非公開とすること等を了承した（第33期第8回常任理事会議事録を参照）．

（2）（独）科学技術振興機構（JST）との間のCrossRef参加に関する覚書について
DOI（Digital Object Identifier）識別子をコンテンツに付与する CrossRefサービスについては，従来PILA（Publishers International Linking Association, Inc.）と各学協会が直接契約していたが，今後は JSTが代表してPILAと契約し，各学協会はJSTと覚書を交わすこととなり，これを了承した．

（3）日本地球惑星科学連合の最近の活動報告
標記について近藤理事から書面で報告があった．また，評議会の初代議長に就任した廣田理事長から，10月18日（火）に評議会が開かれることと，日本学術会議から発行された月刊誌「学術の動向」9月号に，廣田理事長が標記連合について執筆した記事が掲載されたことが報告された．
「教育問題検討委員会」における地学教育の議論の内容を“天気”で紹介することを検討する．

（4）日本学術会議気象学専門委員会（旧気象研究連絡会）の報告
標記委員の木田理事から，学術会議の新体制への移行に伴い委員会の構成が替わること，また，これまで2年以上かけて議論してきた気象学の研究・教育の状況と展望についての報告書を近く公表することが報告された．

（5）賛助会員辞退の申し出について
今般の社会情勢により複数の賛助会員から辞退の申し出があったことから，対応について折に触れて議論することとした．

（6）内規の制定・見直しについて（続き）
事務局から提案のあった支部補助や旅費支給等の内規の制定や見直しの案が了承された．

（7）機関誌等の残部と対処について
各機関誌の残部や印刷数，定期購読数等について確認した．残部の多いものについて今後の販売や印刷の方法について検討する．