日 時
2007年7月25日(水)13時30分〜17時10分
会 場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
新野,藤谷,近藤(裕),近藤(豊),多田,田中,板東,藤部,古川,以上9 名(常任理事現在数13名).
欠席者
岩崎,里村,中村,中島,以上4名.
その他の出席者
萩原,鈴木(事務局)
議 事
- 第34期第11回常任理事会議事録の確認
- 各委員会からの報告
庶務
転載許可
- 1)古代史教養講座理事の薮田紘一郎氏より,気象研究ノート第147巻p.3〜 19(吉野)の第2.10図の,「ヤマト王権の誕生」(同講座著,彩流社発行 予定)への転載.
- 2)メルボルン大学のKevin Walsh氏より,気象集誌第84巻p.259〜276 (Oouchi et al.)のFig.2の,“The state-of-the-art of the simulation of tropical cyclones by climate models”(同氏執筆)に関 するレビューへの転載.
- 3)コロラド州立大学のYoo-Jeong Noh氏より,気象集誌第82巻p.1117〜 1128(Noh Y.-J. et al.)のFig.2〜3,5,7〜9及び3.1,3.2,3.4節の文 章の一部(多少の変更後)の,同氏が執筆する同氏の論文集(VDM社出版予 定)への転載.
後援名義等使用依頼受け付け
- 名称:第8回「こどものためのジオ・カーニバル」
- 主催:21世紀の地学教育を考える大阪フォーラム
- 期日:2007年11月3日(土)〜4日(日)
- 場所:大阪市立科学館(大阪市北区)
- 名義:後援
- 名称:第5回ジャパンサイエンス&エンジニアリング・チャレンジ (JSEC2007)〜高校生“科学技術”チャレンジ〜
- 主催:(株)朝日新聞社
- 期日:2007年6月〜2008年5月
- 場所:−
- 名義:後援
- 名称:第33回リモートセンシングシンポジウム
- 主催:(社)計測自動制御学会
- 期日:2007年11月8日(木)〜9日(金)
- 場所:千葉大学松韻会館(千葉市稲毛区)
- 名義:協賛
- 名称:全日本科学機器展 in 大阪 2007
- 主催:(株)日本工業新聞社
- 期日:2007年10月17日(水)〜19日(金)
- 場所:インテックス大阪(大阪市住之江区)
- 名義:後援
- 名称:第45回飛行機シンポジウム
- 共催:(社)日本航空宇宙学会,日本航空技術協会,(社)日本気象学会
- 期日:2007年10月10日(水)〜12日(金)
- 場所:北九州国際会議場(北九州市小倉北区)
- 名義:共催
北海道支部長に2007年度秋季大会実行委員長の就任を依頼.
文部科学省に平成18年度事業報告書及び収支計算書を報告.
気象庁との共同研究「気象データを利用した気象に関する研究」の契約書を交換. 運営委員についても通知.
理事変更及び資産変更の登記を完了し,文部科学大臣に「登記事項変更届」を提出.
会計
2007年6月分の収支及び現預金検査報告.
天気
Vol.54 No.7(2007年7月号)の掲載記事と,No.8(同年8月号)予定記事の報告.
以前に不採用とした原稿の著者から,それと実質的に同じ内容の原稿が繰り返し 投稿されている.編集委員会では掲載可否の判断や著者への回答などにおいて, 科学的立場から適切に対処している.
気象集誌
第85巻第5号掲載予定論文の報告.
気象研究ノート
第214号「オホーツク海の気象」を8月3日に納本予定.
SOLA
先月に続き不採用が多い状況である.
講演企画
2007年度秋季大会の時間割がほぼ確定.初日に理事長特別講演を予定している. また例年2日目のシンポジウムを初日に行う等,変則的な日程となる見込み.
2008年度春季大会(横浜)の会場がほぼ確定.公開講演会等の細目を調整する.
2008年度地球惑星科学連合大会について,連合側のスペシャルセッション受付が 遅れているため,昨年“天気”8月号に掲載した案内の掲載も遅れる見込み.ま たユニオンセッション「北極域の科学」のレギュラーセッション枠への格上げを 申請する.
総合計画
公益社団法人への移行に係る検討ワーキンググループの第2回会合を開催.事務 局長が出席した会計講習会の内容や,支部会計の取り扱いについて議論した.ま た日本学術会議が6月に公表した対外報告「学協会の機能強化のために」を受け て開催された特別シンポジウムの論点が報告された.
公益社団法人への移行に向け,組織の制度設計や会計処理の変更に専門知識が必 要となることから,関連する協会に加盟して支援を受けることが提案され,了承 された.
教育と普及
2007年度夏季大学の受講者は79名の見込み.
第7回サイエンスカフェを7月23日に東京で開催し,約30名が参加.講師は航空 自衛隊航空気象群副指令の道本光一郎氏で,テーマは「雷の謎を追って」.
地球惑星科学連合の「教育問題検討委員会」委員長に,気象学会から派遣中の畠 山正恒氏が就任.また同委員会の下部組織「教科書問題小委員会」に名越利幸氏 を推薦.
各賞
奨励賞候補者の推薦基準の見直しについて議論している.現在,対象者の要件に ついて整理中で,引き続き審査基準について検討する.また今年度の推薦がなかっ たことに関し,“天気”に委員長名の説明記事を掲載する.
国際学術
第3回日中韓共催シンポジウム(中国,北京)の各セッションの中国側コンビー ナが確定.昨今の風水害を受けて,“Weather, Climate and Water”セッション が追加された.今回で3ヵ国の持ち回りが一巡するので,今後の開催方法につい て協議する.
電子情報
2007年7月の気象学会ホームページのアクセス状況(74,629件).アクセスが再 び前年同月を下回ったが,計測方法に問題がある可能性もあり,引き続き調査す る.
2007年6月の掲載事項及びメーリングリスト発送についての報告.
気象研究コンソーシアム
7月20日に第1回運営委員会を開催.共同委員長を選出すると共に運営規定を制 定した.現在募集要項を検討中であり,9月からホームページを利用してデータ 公開の試験運用を始める.
- 会員の加入・退会
新入会員27,退会28を承認.7月20日現在,会員数4,119名で通常会員は1,139名.
- 2007年度山本・正野論文賞,堀内賞の投票結果について
理事全員による投票の結果,それぞれ次の方々が選ばれた.“天気”8月号に受 賞理由を掲載する.
- 山本・正野論文賞
- 岩渕弘信氏(海洋開発研究機構地球環境観測研究センター)
- 堀内賞
- 阿部彩子氏(東京大学気候システム研究センター)
- 田近英一氏(東京大学大学院理学系研究科)
- 2007年度春季大会の決算報告
中島映至実行委員長から標記大会の開催経費について決算報告があり,これを了 承した.
- その他
- (1)JST(科学技術振興機構)との「電子アーカイブ図書館利用向け追加 覚書」の締結について
- 国立国会図書館を始めとする図書館でアーカイブ資料を閲覧・複写することの許 諾について定めた追加覚書の締結についてJSTから依頼があり,問題ない旨を回 答することとした.
- (2)NII-ELS(電子図書館)コンテンツの機関リポジトリでの利用許可 について
- 国立情報学研究所が電子図書館事業で公開している気象集誌等の論文アーカイブ について,著者が所属する大学等が個別に設置する機関リポジトリに登録・公開 することの許諾を一括して行いたいとの依頼があったが,アーカイブ資料自体を 提供することの是非を判断する必要があることから,検討中の旨回答することと した.
- (3)風に関するシンポジウムについて
- 今回の幹事である水文・水資源学会が共催19学会に対して実施した,次回以降の 開催体制に係るアンケートの集計結果について確認し,今後,最終的な取りまと めを受けて気象学会としての対応を検討することとなった.
- (4)基本金の運用について
- 国債を購入予定だった国際学術交流基金(額面1,004万円;第34期第11回常任理 事会議事録を参照)について,希望に沿う購入対象がなかったため,検討対象を 地方債まで広げるとの説明が板東理事からあり,了承された.
- (5)投稿料免除の取り扱いについて
- SOLAの投稿料免除について議論し,基本的に気象集誌と同じ取り扱いとした.今 後,“天気”の扱いも含めて内規を明文化する.
- (6)地球惑星科学連合との関係について
- 第11回常任理事会で問題提起された,連合と関わる活動の在り方に関し,具体的 な情報収集の方策や連合からの働きかけに応じる体制等について理事長を中心に 検討し,次回の常任理事会に提案することとなった.
平成19年9月10日
社団法人日本気象学会議 長 新野 宏
署名人 藤谷徳之助
署名人 多田 英夫