日 時
2007年9月10日(月)13時30分〜16時25分
会 場
日本気象学会事務局(気象庁8階)
出席者
新野,藤谷,近藤(豊),里村,多田,田中,中島,中村,藤部,古川,以上10 名(常任理事現在数13名).
欠席者
岩崎,近藤(裕),板東,以上3名.
その他の出席者
萩原,鈴木(事務局)
議 事
- 第34期第12回常任理事会議事録の確認
- 各委員会からの報告 庶務
- 転載許可
- 1)海洋研究開発機構の遠藤伸彦氏より,気象集誌第83巻p.621〜631 (Endo et al.)のFig.4の,“Changes in the Human-Monsoon System of East Asia in the Context of Global Change”(Yasunari, Endo and Ailikun著,World Scientific Co. Pty Ltd. Singapore発行予定)への転 載.
- 2)東京大学教育企画室長の岡本和夫氏より,気象集誌第67巻p.1057〜1069 (Noda and Tokioka)の一部の,“TODAI TV”上で公開する小池俊雄氏の 授業「グローバリゼイション」への引用許可.
- 後援名義等使用依頼受け付け
- 名称:第54回風に関するシンポジウム
- 主催:日本農業気象学会,日本砂漠学会(幹事)他15学会共催(予定)
- 期日:2008年2月23日(土)
- 場所:山口大学大学会館(山口県山口市)
- 名義:共催
- 名称:第57回理論応用力学講演会
- 主催:日本学術会議機械工学委員会IUTAM分科会他21学会共催
- 期日:2008年6月10日(火)〜12日(木)
- 場所:日本学術会議講堂(東京都港区)
- 名義:共催
- 国際学術交流基金の公社債投信(額面962万円)及び普通預金(同42万円)を統 合し,広島県債(額面1,004万円)に振替.
- 国立情報学研究所の「NII-ELSコンテンツの機関リポジトリでの利用許諾につい て」に対し,許諾を留保する旨を回答.
- 2007年度山本正野論文賞及び堀内賞の受賞者に対し受賞決定通知を送付.
- 全国公益法人協会に入会(準会員).
- 科学技術振興機構(JST)と7月30日付で「電子アーカイブに関する追加覚書」 を交換.JSTがアーカイブした気象集誌コンテンツを,図書館利用者が1部に限 り無償で複写できる.
- 2007年度朝日賞及び三宅賞の推薦書を送付.
- JSTによる気象集誌アーカイブ事業に利用するため,第1巻〜第33巻を業者に発 送.学会が保有していない第14巻は気象庁図書館から特別に借り受けた.また国 立情報学研究所に対し,同研究所が保有する第73巻〜第78巻のアーカイブの提供 を要請した.
- 文部科学省からの公益法人制度改革に係る緊急アンケートに回答.
会計
2007年7月分及び8月分の収支及び現預金検査報告.
天気
- Vol.54 No.9(2007年9月号)の掲載記事と,No.10(同年10月号)予定記事の 報告.
- 評議員会の提言を受け,興味深い事象等の報告を掲載するコーナーの新設を検討中.
- ウェブを利用する投稿について検討を始めた.
気象集誌
- 第85巻第6号に掲載予定の論文を決定.特集「北極振動」との合冊となる.
- 125周年特別号(第85巻-B)納本.
- JSTによる電子アーカイブ作業は順調である.
- 平成20年度の印刷業者の入札を10〜11月に行う.文部科学省の要請により,指名 競争入札から一般競争入札に変更する.
- 125周年記念号に,図に斜線が入る印刷ミスがあった.第85巻第6号に訂正報を 出すと共に,別刷りと電子ファイルを訂正することで著者の了解を得た.再発防 止のため印刷業者に確認徹底を申し入れると共に,編集事務局のチェック体制も 再検討する.
気象研究ノート
現在,第215〜217号を印刷中.
SOLA
- 処理に時間が掛かっている論文がなくなり,順調に処理できている.
- 1年分の内容を冊子化して保管することとした.経費面について問題ないか確認 する.
講演企画
- 2007年度秋季大会の講演申込が500件に達し過去2番目の多さとなっている.保 育施設利用の補助に係る要望があり,本部対応により実施する方向で検討するこ ととなった.
- 2008年度春季大会(横浜)の専門分科会の提案募集を,“天気”9月号に掲載.
- 2008年度地球惑星科学連合大会のレギュラーセッション「大気化学」について, 大気化学会からの共催の提案を了承した.これからスペシャルセッションの募集 を始める.
- 評議員会の提案を受け,大会でのアマチュアセッションの実施等について検討中.
- 大会予稿集のCD化について,大会参加費や電子情報委員会によるCD販売計画との 関係等を整理しながら検討を進める.
総合計画
公益法人制度改革への対応について,これまで議論してきた内容を10月の理事会 で報告する.特に支部会計の取り扱いについて説明し,問題意識の共有を図る.
教育と普及
- 2007年度夏季大学は70名弱が参加して盛会であった.
- 次回の委員会で夏季大学を総括すると共に今後の予定について議論する.
- 9月6日に予定していたサイエンスカフェは台風第9号の影響で延期となった.
各賞
奨励賞候補者の推薦基準の見直しについて,被推薦者の要件や対象となる業績等 を中心に議論してきた.ここまでの経緯を踏まえ,10月の理事会に変更案を提示 する.
国際学術
日中韓共催シンポジウムはコンビーナも確定し,順調に準備が進んでいる模様. Key-Note講演に日本から松野太郎氏(東京大学名誉教授)が招聘された.
電子情報
- 2007年6月〜8月の気象学会ホームページのアクセス状況(6月:71,830件,7 月:80,001件,8月:75,273件).
- 2007年6月〜8月の掲載事項及びメーリングリスト発送についての報告.
- 気象学会メーリングリストとその他の学会関連メーリングリストの管理を,“天 気”のアーカイブサーバに移す作業を行っている.
- 1年分の記事・論文を収録したCD-ROMについて,制作・郵送等に係る経費の見積 もり及び収益の会計上の取り扱いを詰めた上で販売を開始することが了承された.
- 地球惑星科学連合の男女共同参画委員会からアンケート依頼があり,気象学会名 で会員に依頼するよう協力することとなった.
125周年
“天気”12月号に記念事業についての総括記事を掲載する.
- 会員の加入・退会
新入会員27,退会59を承認.7月20日現在,会員数4,087名で通常会員は1,136名.
- 第8回理事会の議題について
予定される議題について確認した.公益法人制度改革に係る地方支部会計の取り 扱いが重点項目となる見込み.
- 掲載料免除の内規について
“天気”,気象集誌及び“SOLA”の掲載料免除について議論した.免除の可否に ついては,投稿者の所属や研究環境及び掲載料を払えない合理的な理由の有無等 を検討した上で各編集委員会判断とすること,また免除を承認した場合は,直近 の常任理事会に報告することで了承された.これらを内規として定め,9月10日 付けで施行する.
- 第35期役員選挙について
選挙管理委員会の体制及びスケジュール等について確認した.
- その他
- (1)「風に関するシンポジウム」の共催について
- 今回の幹事である水文・水資源学会から,先に実施したアンケート結果を 基に,今後の運営について当面は現在と同じ共催の扱いとすることの提案 があり,これを了承した.合わせて今後の開催の在り方を検討する連絡会 の設置が提案されたので,対応を検討することとなった.
- (2)地球惑星科学連合プログラム委員について
- 佐藤薫氏(正:東京大学)及び高薮縁氏(副:東京大学気候システム研究 センター)を推薦したことが理事長から報告された.
- (3)理論応用力学講演会(第57回)の運営委員について
- 伊賀啓太氏(東京大学海洋研究所)を推薦したことが理事長から報告された.
- (4)リポジトリへの対応について
- 中村理事及び里村理事から,リポジトリ活動による論文等のアーカイブ許 可に係る動向について報告があった.学術振興或いは会員の利益という面 からは奨励すべきとの意見が大勢だったが,アーカイブ資料自体の提供に ついては会員の合意の上で進める必要があることから,当面は個別に対応 しつつ,会員への周知に努めるなど環境を整えることとした.
- (5)預かり金の資金への繰り入れについて
- 論文の投稿料及び別刷り代(合計241,395円)が二重払いされたため,2度 にわたり著者に伝えたが,3年間連絡がないまま経過しているとの説明が 事務局からあった.これについて,預かり金として長期間放置することは 会計上不適切との指摘もあったので,「雑収入」として資金に組み入れる ことが了承された.
- (6)2008年度の事務局体制について
- 現体制による業務上の問題点及び改善案について事務局から説明があり議 論した.これを受け,2008年度の体制案を10月の理事会に提示する.
平成19年10月14日
社団法人日本気象学会議 長 新野 宏
署名人 板東 恭子
署名人 多田 英夫