日 時
2006年10月25日(水)18時40分〜20時30分
会 場
ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町)
出席者
新野,伊藤,岩崎,近藤(裕),近藤(豊),里村,多田,田中,津田,中澤, 中島,中村,林田,板東,久木,藤谷,藤部,古川,松村,宮原,山崎,湯田, 余田,以上23名
書面参加
木田,以上1名
欠席者
宇平,隈,高野,以上3名
その他の出席者
渡辺(事務局)
議事に先立ち,新野理事長代理から,秋季大会を担当した中部支部に対して感 謝の意が表明された.
またこれまでに書面で開催された理事会の内容を追認すると共に,今後書面で 開催した場合も,理事会の席上で同様の確認を行っていくこととした.
議 事
- 今後の大会の担当と準備状況について
2008年度の秋季大会を東北支部が担当することを確認した.
- 第34期評議員会について
木田理事長から書面により,今期の評議員会への諮問内容と候補者の提案があっ た.これに対し,諮問内容の意味するところや,いま取り上げるべき問題かどう か等の質問や意見に加え,新たな候補者の提案もあった.このため,議論の内容 を反映させて提案内容を改訂し,改めて全理事に確認した上で確定することとなっ た.
- 気象研究コンソーシアムについて
藤谷理事から,10月24日(火)に第1回の検討委員会が開かれ,岩崎理事が委員 長に選ばれたことが報告された.また以下のような議論を行ったことが,主に岩 崎理事から報告された.
- (1)コンソーシアム設置の経緯や,情報公開法,更にこれに基づく気象庁 データの公開方針について,委員相互の理解を得るための討論.
- (2)神沢オブザーバにより,支援センター経由で実施されているGPVデー タの研究分野への提供の経緯の説明.
- (3)今後の検討の進め方について議論し,会員への周知のため,ワーク ショップ形式の検討会を開催すること.また共同研究の実施については, 最終的に来年度の総会に諮る予定.
席上意見として,一般会員にとっての包括的な共同研究という枠組みのメリッ トの明確化及び商業利用との線引きへの対応が挙げられた.これらの問題 に対し,コンソーシアム内に計画部会や評価部会を組織し,データ提供の 是非の検討や,研究成果の評価を行う体制案が示された.
- 第21回太平洋学術会議の特別対応委員について
気象学会が協賛する標記会議でセッション共同議長を務める安成哲三会員(名古 屋大学)に対し,特別対応委員を委嘱することが了承された.(第34期第2回常 任理事会議事録を参照)
- 日本学術会議における体制作りについて
中島理事から,学術会議における大気科学分野の国際対応に係る体制を充実さ せるため,IAMAS小委員会を組織する検討を進めていること,また常任理事会の 席上で,委員候補者の推薦について気象学会に協力を求めたことが報告された.
- 125周年記念事業の作業の進捗について
古川理事から,“天気”の記念解説や気象集誌と気象研究ノートの特別号の出版, 及びバックナンバーの電子アーカイブ事業の進捗が説明された.また春季大会に 開催する記念シンポジウムの国外招待予定者や記念顕彰の案が示された.シンポ ジウムは英語による専門的な内容のため一般への無料公開はせず,大会参加者を 対象とする予定.
- 気象集誌の電子アーカイブに係る著作権の問題について
岩崎理事から,1986年以前の論文に対する著作権の学会への移譲を求めた昨年の お願いに対する最終的な対応として,このような簡単な手続きでは正式に著作権 が移譲されたとは言えないので,そのことをきちんと会員に説明した上で事業を 継続するという案が示され,これを了承した.(第34期第2回常任理事会議事録 を参照)
- 日中韓合同シンポジウムの開催について
近藤(豊)理事から,標記シンポジウムが韓国で10月11日(水)〜12日(木)に 予定通り開催され,盛会だったことが報告された.次回の中国での開催(2007年 秋)で担当が一巡する.その後の開催間隔については,中国での会議で検討する ことになった.ただし,早ければ2009年の春にも日本開催の可能性がある.
- 各支部からの報告
- 北海道支部から,来年度の秋季大会の準備に関し,実行委員会が組織された ことと会場にクラーク会館を加えたことが報告された.また夏季大学 の開催や,今年2回目の支部研究会を気象台の研究発表会と合同で開 催することについて説明があった.
- 東北支部からは,大学や気象台等が共通のテーマを持って研究活動を行う ことが重要との指摘があり,支部研究会と気象台の研究発表会を合流 させる試みを検討していることが報告された.
- 当秋季大会を担当した中部支部から大会準備に係る総括があり,その中で 会場の確保に到る労苦が報告された.また次回担当の北海道支部の大 会準備に協力したいとの申し出があった.
- 九州支部からは,豪雨をテーマに開催した気象教室が100人規模の参加で盛 況だったことや,支部発表会の開催地に新たに熊本を加えること(従 来は福岡,長崎,鹿児島),また支部理事に気象予報士を加える等の協 力体制を作っていくことが報告された.
- 沖縄支部からは,10月31日(火)に支部ホームページを開設する予定であ り,合わせて支部だよりの充実を図る旨の報告があった.また前回の 支部発表会が予定の倍の聴講者が集まり盛会だったことや,次回は11月 に石垣島で開催することが説明された.
- その他
- (1)日本気象学会ホームページのリニューアルについて
- 多田理事から,電子情報委員会で検討を進めてきたトップページの新デザインが 紹介され,この内容で更新することが了承された.準備でき次第,年内にも更 新の予定. ( 第34期第2回常任理事会議事録を参照)
平成18年11月22日
社団法人日本気象学会議 長 多田英夫
署名人 板東恭子
署名人 新野 宏
2006/7/7 多田(庶務;気象庁予報課) (案)